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「デザインは専門家であるWebデザイナーに任せれば安心」「デザインの素人が口出しすることじゃないから」とWebデザイナーに曖昧なデザインの依頼を投げていいと思っていませんか?
Webデザイナーは曖昧な依頼や指示をとくに嫌がります。
「なんとなく」「いい感じに」と曖昧な表現の依頼だと、WebディレクターやクライアントとWebデザイナーの間で認識の齟齬を生み、イメージ通りのデザインを生み出すことができないからです。
デザインはただ見栄え良くデザインするわけではなく、コンセプトやターゲットユーザーからデザインのテイストや文字フォント、構成を練って作成します。
そのためWebデザイナーの一番の味方になるには、デザインの基本的な知識を持って発注内容を論理的に説明して依頼しなければなりません。
そこでこの記事ではWebデザイナーがスムーズに作業を進められるために、身につけるべき知識やスキルを紹介しますので、ぜひご覧ください。
出典:Unsplash https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/ubIWo074QlU
そもそもWebディレクターとWebデザイナーの違いは?
サイトの構築やリニューアルに必要不可欠な「Webディレクター」と「Webデザイナー」ですが、業務範囲や役割に大きな違いがあります。
Webディレクターはプロジェクトにおいて、主にチームメンバーへ作業指示や進捗管理などのディレクション業務を担当します。
またクライアントとチームメンバーの間を取り持ち、作業がスムーズに進むようにするのもWebディレクターの役割です。
一方でWebデザイナーはWebディレクターから発注を受けて、Webデザインの作成やサイトの構築に関する作業を担当します。
レイアウトを決めるワイヤーフレーム作成から、デザインのソフトウェアで素材・パーツの作成、HTMLやCSSなどのコーディングまで手掛けることもあります。
Webデザイナーはあくまでデザイン面を中心の担当者なので、Webディレクターよりも仕事の範囲は小さいのが一般的です。
出典:Unsplash https://unsplash.com/ja/%E5%86%99%E7%9C%9F/nJdwUHmaY8A
Webデザイナーの味方になるためには?
デザイン面の担当だからといって、Webデザイナーに「なんとなく明るい感じで」「いい感じにやって」と曖昧に依頼したり丸投げしたりするのは、Webディレクターとしてやってはいけない行動です。
なぜならデザインは単に見栄え良くデザインをするわけではないからです。
デザインはサイトのコンセプトに合った配色や文字フォントをセレクトしたり、ターゲットであるユーザーに伝わりやすく使いやすい構成を考えて作成したりするものです。
また発注意図が曖昧な依頼では、クライアントやWebディレクターのイメージしていたデザインに出来あがることはほぼありません。
トラブルに発展したり、作業のやり直しが必要になったりする可能性が高いので、Webデザイナーは発注意図が曖昧な依頼を特に嫌がることを覚えておきましょう。
Webデザイナーに依頼するときは、Webサイトのコンセプトや想定ユーザーなどをクライアントからヒアリングして、しっかりWebデザイナーに伝えるようにしましょう!
そのためにはデザインの作業を行わないWebディレクターも、基本的なデザインの知識を持つ必要があります。
次に紹介するWebデザイナーとスムーズに作業を進めるために必要な知識やスキルをぜひ参考にしてみてください。
Webデザイナーとスムーズに作業を進めるために必要な知識やスキル
Webデザイナーが作業を進めやすい発注や依頼をするためには、デザインの基本的な知識や発注内容を論理的に説明するスキルなどを身につけるのがおすすめです。
これから紹介する知識やスキルがあれば、クライアントやWebデザイナーとのやり取りがスムーズになりますので、ぜひ参考にしてみてください。
デザインの基本的な知識
「Webディレクターだから不要」と思われがちですが、Webディレクターもデザインの基本的な知識は必要です。
Webデザイナーに依頼をする時に相手の業務内容を身につけていると、相手に依頼内容を伝えやすくなるからです。
クライアントにWebサイトのコンセプトやターゲットになるユーザーを聞き取る時も、デザインを作成する際に参考になる情報を過不足なく聞き出すこともできるようにもなるでしょう。
また、サイトの要望や要件に合わせワイヤーフレームを作成するのはWebディレクターの仕事の一つです。
細かいデザインはWebデザイナーが担当しますが、ワイヤーフレームを作成する際に基礎的なWebデザインの知識を持っていることでスムーズに作成を行えます。
Webディレクターだからこそ、デザインの基本的な知識を身につけておきましょう!
ソフトウェアの操作スキル
figma、Illustrator、Photoshopといったデザインに関連する主要ソフトウェアの操作スキルを覚えておくのもおすすめです。
ソフトウェアの操作スキルはゼロからデザインを作れるレベルではなく、基本的な操作方法を知っている程度で構いません。
それらのソフトウェアの操作スキルが少しでもあれば、ちょっとした修正を自ら行うことでWebデザイナーの作業時間を削減したり、負担を減らしたりできるからです。
また、Webデザイナーが不足するなどの非常事態にデザインを担当するシーンもあるので、覚えておくと役に立つスキルです。
まずは周りのWebデザイナーが使用しているソフトウェアに触れてみるところからはじめてみましょう!
最新技術、トレンドの情報収集
Webデザイナーとスムーズにやり取りを行うためには、最新技術やトレンドなどの知識は必要不可欠です。
Webデザイナーと話をするときに相手の技術が分かっていないと、適切な指示を出すことができません。
それではお互い信頼し合って作業をスムーズに進めることも難しくなるでしょう。
とくにWebデザインのトレンドは次々に入れ替わっているので、一度勉強したからといって情報収集を怠ると、古い知識になってしまいます。
最新技術の動向やトレンド情報をニュースサイトでチェックしたり、SNSや雑誌を活用したりしてデザインのトレンドや最新技術の情報収集を行うようにしましょう!
発注や修正の内容を論理的に説明するスキル
クライアントからWebサイトのコンセプトやターゲットユーザーをヒアリングしていても、その内容を論理的に説明できなければ指示が曖昧になってしまいます。
コンセプトやターゲットユーザーをしっかり伝えられないと、後々作業の進捗や完成品の仕上がりに問題が出てトラブルに発展してしまいかねません。
修正、発注の内容を感覚ではなく、論理的に説明できるようになりましょう!
論理的に説明するスキルは、伝えるための知識や語彙、話す内容の組み立て方などを見直してみると改善できます。
まとめ
Webデザイナーの一番の味方になるには、意図を曖昧にデザインの発注をしないことが大切です。
そのためにはWebディレクターもデザインの基本的な知識が重要です。
デザインの技術知識があるとWebデザイナーに分かりやすく説明できるうえに、Webディレクターの業務の一つであるワイヤーフレームの作成をする際にも役立ちますよ。
Webデザイナーがスムーズに仕事を進められるように、クライアントから聞き出したWebサイトのコンセプトやターゲットになるユーザーを明確に伝えて発注するようにしましょう!
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