こんにちはフーディソンの広報です。
弊社はスタートアップとして日々『食の世界をもっと楽しく』することを目指しています。今回は大手コンサル企業よりスタートアップに挑戦した経営管理部マネジャーに長期的な戦略の方向性とそれに基づく組織づくりについて伺いました。
経営管理部マネジャー 松本 広大
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新卒でアビームコンサルティング株式会社に入社。2016年11月に株式会社フーディソンに入社し、魚ポチ事業でロジスティクス、システム化、業務改善、数値管理等を担当。2019年4月に経営管理部に異動し、経営企画を担当。現在は経営管理部マネジャーとして、経営企画に加えて人事、広報の責任者を務める。
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ーコンサル業界での経験、SCM領域の知見を武器にスタートアップへ
私は新卒でアビームコンサルティングというコンサルティング会社に入社しました。
当時はSCM(サプライチェーンマネジメント)領域の部署に配属をされ、大手の国内メーカーや物流系クライアントのコンサルティング業務に従事し、主に基幹システムの導入やリプレースなどをメインに業務プロセスの設計などを担当していました。
コンサルタントとして働く中でスキルやSCMに関する知識は増えていったのですが、ビジネスを支援する側でなくビジネスを実施する主体としてスキルや知識を活かしてみたいという思いが強くなり転職を考え始めました。また裁量を持って仕事を経験したいという思いもありスタートアップフェーズの会社ということも軸に置いていました。
フーディソンはまさに裁量の大きいスタートアップ×リアルなモノを動かしているSCM領域という2軸に当てはまっており、何より食の流通という巨大な産業の課題をテクノロジーで解決しようという大きなビジョンを掲げていたことに惹かれ入社を決めました。
私は現在経営管理部のマネジャーをつとめていますが、入社当初は魚ポチという飲食店向けの生鮮ECを展開する事業のロジスティクス部門に所属していました。当時は現在の出荷量の10分の1程度ではありましたが、増加する出荷量に合わせたオペレーションの構築・改善、システム化の推進などを担当しました(魚ポチ事業部長インタビューはこちら)
その後、前職の経験を活かしてロジスティクスに限らず事業全体のシステム案件のディレクションや業務改善、数値管理なども任せられるようになっていきました。経営管理部へは経営企画担当として異動になりましたが、現在は人事の領域もマネジメント範囲に入り、組織戦略・採用戦略の推進を担っています。
ー流通インフラ×支援サービスで生鮮流通プラットフォームの構築を目指す。戦略に合わせた組織強化が求められる
フーディソンの現在の組織図はBtoBコマースサービスの魚ポチ事業部、BtoCコマースサービスのsakana bacca事業部、フードHRサービスのフード人材バンク事業部、新規事業開発部の4つの事業部と経営管理部、システム開発部、内部監査室で構成されています。従業員数は200名を超える体制(全雇用形態含む)になっています。
(画像)組織図 2022/4/1時点
現在主に3つの事業を展開していますが、フーディソンが成長しミッションの『世界の食をもっと楽しく』を成し遂げていくため、既存事業のみならず多方面から事業を展開していくことにチャレンジしていきます。
弊社では「流通インフラ」と「支援サービス」という考え方で事業を分け、それぞれが成長し連携しあうことで生鮮流通プラットフォームの構築を目指したいと考えています。
「流通インフラ」とは、魚ポチやsakana baccaのような実際の流通にプレイヤーとしてフーディンソンが入り込んでいる領域のことを指します。
「支援サービス」は、流通に付随する課題に対しソリューションをつくり提供していくことを指しています。例えば現在展開しているフード人材バンクはsakana baccaを運営する上で加工スキルをもった専門人材を採用することの難しさを実感したことにより始めたサービスになります。日常的に流通に携わっているからこそ見えてくるリアルな現場の課題があると思っており、その解決に向けたサービスを提供していく考えです。
このように既存のサービスを強化していくことはもちろんですが、新たな領域を開拓していくことが会社として推進していきたいことであり、そのために組織のより一層の強化が経営の重要なアジェンダとなっています。
(画像)長期戦略の方向性
ー ミッション、ビジョン、バリューを軸とした組織づくり。攻めも守りも人事としてのチャレンジは大きい
フーディソンではミッション、ビジョン、バリューを軸に組織づくりをしています。
弊社は事業が複数あり雇用形態も様々な組織です。深夜から働いているメンバーもいれば、店舗など本社から離れて働く従業員も少なくありません。そのような環境でも会社の求心力を失わず、同時に一人ひとりが自律的に判断し動いていくため、会社としての共通の価値観であるフーディソンバリューを軸に人事制度を設計しています。
例えば、評価制度では各バリューに沿った行動ができていたかで評価を行うバリュー評価を取り入れています。評価自体は直属の上長が行うことにしていますが、360度フィードバックを導入し直属の上司だけでなく部下や同僚のフィードバックをもらうことができるような仕組みにしています。
また部門内でミッションやバリューに対してディスカッションする場を設けたり社内アンケートによりバリュー体現者の表彰(バリューアワード)なども行い、部門や雇用形態に関わらずフーディソンの考え方を浸透できるように考えています。
(画像)フーディソンバリュー
新しいサービスの開発やインフラ化を目指していくにあたり組織としての人材育成や採用、カルチャーの構築が必要不可欠ですが現状課題もあります。
組織としては200名以上と大きくなってきてミドルマネジメント層も増えていますが、研修を行ったり、スキルアップのためのツールを提供していくことなどは正直会社としてはまだまだできていません。
今後更に組織規模が大きくなることを想定したときにリーダーやマネジャーといったミドルマネジメント層の強化は優先度の高い組織課題と認識しています。
また新規事業をどんどん立ち上げていくためにも新しくリーダーを担う人材の育成や採用は不可欠ですし、組織の活性化のために新卒採用もやっていきたいと考えています。加えて、メンバーの多様性も増えてきている中で、みんなが安心して長く働ける環境づくりも推進しなければなりません。
事業拡大のための攻めの施策だけでなく地固めもしっかりしていく必要があり、人事としてはいろいろなチャレンジが求められる環境です。私も毎日自分の枠を広げながら課題と向き合っています。
ー改善と誠実のカルチャーをベースに、成果に妥協しないコミットレベルの高い組織を目指す。組織を前進させるメンバーと出会いたい
フーディソンでは改善を称賛する文化があり、実際に改善を推進できるメンバーが社内で活躍しています。常に同じ仕事をしているわけではなく、昨日より今日、今日より明日と少しでも改善をし続けることが重要だと考えており常に新たな発想を提案していける方が必要です。
他にもフーディソンバリューの一つである『誠実であろう』という言葉通り、誠実であることも重要です。食を取り扱う会社として安全安心を最優先することはもちろんですし、お客様のインフラとなるようなサービスを展開している責任があるため、常に自社の利益だけを優先して判断するということはできません。
生鮮品という自然のものを相手にしている以上はイレギュラーやトラブルも少なくありませんが、その際にいかに誠実に対応できるかが優先されるべきことであり、結果的にその誠実さによりお客様の信頼を得ることができると考えています。そのような考え方は事業部だけでなく管理部門も含めた会社全体を貫いているものになります。
今後は改善や誠実といったカルチャーに加えて、組織としてより数値にコミットし成果に対しシビアに向き合い、良い意味でお互いに指摘しあえるような組織にしていきたいと思っています。一つ一つの目標をしっかり達成することで、事業の解像度も上がり長期戦略で説明したような新しいサービスの開発も推進していけると考えています。
難易度が高い事業ではありますが、その分社会に対してのインパクトが大きく、業界課題に対して真撃に向き合える会社です。スタートアップでありながらも多方面で事業を展開しているような稀有なフェーズでもあります。
採用、組織、プロダクトと自分の得意領域から広い範囲でチャレンジできる環境がありますので少しでもご興味持ってくださった方とは積極的にお話ししたいですね!
フーディソンでは積極的に採用を進めています。少しでもご興味持ってくださいましたらお話を聞きに頂ければ幸いです!
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