4RAP|フォリオのラップ・ロボアド運用基盤
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https://4rap.folio-sec.com/
みなさんこんにちは、FOLIO採用担当です!
今回のインタビューは、2020年9月に入社されクライアントサクセス部兼経営企画部に所属している尾上さんに、FOLIOに入社した経緯や具体的な業務の内容についてお聞きしました。
※本インタビューは2021年夏頃に行ったものとなります。
いつもはエンジニア系のお話が多いこの企画ですが、今回はどちらかというとビジネスサイド寄り、中でも事業企画寄りのお話です。
事業の立ち上げや推進、経営戦略等にご興味のある方はもちろん、エンジニアサイドの方でFOLIOのビジネスサイドの業務内容にご興味のある方も是非ご一読ください。
尾上 隆行 / Takayuki Onoue
略歴:複数の経営コンサルティング会社を経て、2007年にベイカレントコンサルティングに入社。大企業に対する戦略立案・新規事業開発から業務改善・システム導入など、12年間で約30案件のコンサルティング業務に従事。
2020年9月よりFOLIOに入社し新事業を立上げ。
司会:
尾上さん、今回はお忙しい中ありがとうございます。さて早速ですが、まずは自己紹介をお願いします。
尾上:
2020年9月にFOLIOに入社しました尾上です。所属する部署はクライアントサクセス部で、部長を務めています。元々入社直後は経営企画部に所属し、会社全体の事業戦略や推進に携わっていました。
クライアントサクセス部は、今年のはじめにリリースした4RAPという新しい事業をビジネスリードとして推進していく部署です。
司会:
クライアントサクセス部とは、どんなクライアントをサクセス(成功)に導くのがミッションなのでしょうか?
尾上:
4RAPというサービスは、銀行や証券会社、信託銀行、信用金庫などの金融機関に対して投資一任の基盤システムを提供し、一緒になって投資や金融商品を広げていきましょう、というB2Bビジネスです。
2021年1月14日リリースした金融機関向けのToB事業「4RAP」。ロボアドバイザー・ラップ運用などの一任運用基盤システムと一任運用サービスを提供するプラットフォームを提供。
司会:
ところで尾上さんは元々金融畑の出身なのですか?
尾上:
私は大学を卒業してから約15年間、経営コンサルティング業界にいましたので、金融業界はFOLIOが初めてです。
経営コンサルティングの会社には3社いたのですが、コンサル対象となる業界を特定してこなかったこと、また経営戦略の立案や、事業の提携、会社の合併などのいわゆる「戦略」から、ITシステム導入のPMOや、コールセンターの改善のような業務改善等、業務領域も多岐にわたっておこなっていました。ですから、幅広く経営コンサルティングに携わっていた、というキャリアを積んできたので、事業会社に入るのは初めてです。
司会:
ずっと経営コンサルをやられてきた後に、いわゆるスタートアップのFintechという全く違う業界にいくことを決めたきっかけは何だったんですか?
尾上:
きっかけは2つあります。元々私は社会人キャリアをスタートする時に、漠然と将来の進路について考えている中で、40歳になる位までにはコンサルタントとしての力を身につけ、その後事業会社で働いてみたいなと気持ちがありました。そして実際にコンサルティング会社で様々なジャンルの事業をコンサルするようになり、その思いが強くなりまして、転職を決めたというのが1つです。
もう1つは、転職活動中に色々な人とお会いしたのですが、FOLIOの方とお会いして日本における資産運用という大きな課題に真摯にチャンレンジしている会社という印象を受けたのと、面接を通じてFOLIOのメンバーと会っていくうちに、自分の考えとシンパシーを感じたため、入社を決めました。
司会:
働く業界が変わることに抵抗ありませんでしたか?
尾上:
そうですね、元々コンサル時代は、数ヶ月ごとにA社の案件からB社の案件へ……のように移っていたので、働く業界を変えることにあまり抵抗感はありませんでした。
司会:
尾上さんはコンサルの中でも順調にキャリアを積まれていて、ポジションも上の方だったと思うのですが、その地位を捨ててスタートアップに転職する決心のきっかけなどはあったのでしょうか?
尾上:
コンサルタントの仕事は、プロジェクトのゴールが明確なビジネスなんです。その一方で、お客様は未来永劫続くような事業、つまりいわばゴールのない事業をされている場合が多かったんです。
そのような企業のコンサル経験を通じて、いい時もあれば悪い時もあって、それらを自分が責任を持ってやっていく事業に携わりたくなった、というのが、FOLIOという金融事業の会社に転職した一番大きな理由です。
また前職の場合は、キャリアを積んで上位職になると、コンサルティングの仕事ではあるものの、マネジメントなどの統括だけのポジショニングになっていたんです。色々な世界のお客様と接する中で、40歳手前でもう少しスキルや経験をつけてみたい、という思いが非常に強くなり、思い切って転職しました。
司会:
そういう背景があったんですね。ところで、先ほど4RAPの話を冒頭でお聞きしたのですが、現在ご担当されている業務内容について、具体的に教えていただけますか?
尾上:
4RAP事業を推進させるためのビジネス面での責任者をしており、仕事は大きく3種類あります。
1つ目は、金融機関の方々に4RAPのサービスの良さを伝える、いわゆる営業活動です。2つ目は4RAPを実際に導入される会社と導入に向けた色々な調整、いわゆる「プロジェクトマネジメント」のような社内外のマネジメント兼実務です。そして3つ目はこれから先の話になるのですが、4RAPをもっと磨いたり、より拡張するための周辺の新しいサービス作りです。
司会:
入社されてからずっとその業務にかかわってこられたんですか?
尾上:
最初は経営企画という立場で、同じ部署の石坂さんと一緒に会社全体の資金面や、事業全体の戦略を意識した会社全体の取り組みに関する仕事をしていました。
その中で、新事業である4RAPを立ち上げるのがベストではないか?という戦略を描いて、徐々に4RAP事業にシフトしていきました。
司会:
当初応募した時の業務内容と、実際の業務内容が違うように聞こえるのですが、そこのギャップに違和感を覚えなかったのですか?「最初に言ってたのと違うんじゃないか?」みたいな?(笑)。
尾上:
そうですね、当初言われてていたこととは全く違うことをやっていますね(笑)。最初の応募要項では、B2C向けのビジネスでエンドユーザー様からのお問い合わせなどを含めた、お客様とのタッチポイントを強化する事業という募集要項に応募しました。
でも今はB2Cとは真逆のB2Bの事業に携わっています。ただ、元々FOLIOに入る時は特定の業務だけをやるつもりは全くなくて、経営企画をはじめとする色々な業務にチャレンジしたいという思いで入社を決めたので、全く抵抗感はありませんでした。
司会:
ということは、FOLIOで働く場合「この仕事しかやりたくない」という人よりも、色々な可能性にチャレンジしたいと思っている人の方が働きやすかったりしますか?
尾上:
職種にもよりますが、その傾向はあると思います。逆に、そういう色々な業務ができることを楽しめる人は向いていると思いますし、実際にメンバーもそういう人が多いし、それがFOLIOらしいかもしれません。
司会:
なるほど。ところで最近は4RAP事業でご活躍されていますが、どういう部分に仕事の面白さを感じてらっしゃいますか?
尾上:
4RAPというのは、金融業界の積年の課題のまさに本丸を解決していこうというサービスですので、お話させて頂いている金融機関の方々から共感や応援の声をいただけたり、興味を持ってくださって一緒にやっていきましょう、と熱い思いを感じられる部分がやりがいですね。
そういう面ではやりがいも面白みもありますが、周囲の方々の思いが熱い分だけに、しっかりとそれに応えないといけないと考えると、日々身が引き締まる思いで働いています。
司会:
いわゆるプラットフォーム云々という事業って、一般の消費者やユーザーには見えづらい部分ですよね。例えば銀行一つ取っても、我々は当たり前のように休日も深夜もお金をATMから引き出せますが、その裏側には金融のシステムがあって、それを作ったり保守している人がいるわけですもんね。そういう目には見えない部分だけど、より良くなると人々の暮らしの豊かさ向上に繋がりますよね。
尾上:
それは私も含めて、4RAPに興味を持ってくださるお客様からも、「これは本当に昔からやりかったんだけど、なかなか実現が難しかったんですよね。まさに4RAPは昔からやりたかったことピッタリです」のようなリアクションをいただけると本当に嬉しいですね。
司会:
今までのキャリアを振り返って、今やっている事業に結びつていること、チャレンジしている部分があったら教えてください。
尾上:
コンサル時代は、私の場合短期的なプロジェクトが多かったんですが、仕事を通してキャッチアップする能力や全体を推進していく能力を身につけました。あと、コンサルさせていただく業種が多岐にわたっていましたので、会計や法律、プロジェクトマネジメントの知識や、戦略立案のスキルを身につけることができたので、そのあたりの知識やスキルが役に立っているのかなと思っています。
司会:
FOLIOは環境的に、そのような尾上さんのスキルや経験が活かせている職場ですか?
尾上:
そうですね、入社する前のスタートアップ企業に対するイメージって、ナレッジとスキルはそんなにないけれど、若さと勢いで事業を前に進めているみたいなイメージがあったのですが(笑)、実際FOLIOに入ってみるとナレッジやスキルや経験もあって、優秀な人が多いなという印象を抱きました。あと前向きに色々なことを捉えて前に進もう、という意志を持った人が多いですね。
司会:
コミュニケーションの部分において、ビジネスサイドではない、いわゆるエンジニアサイドの方々とお話したりする機会はあるのですか?
尾上:
エンジニアのみなさんをマネジメントしている方とは密にコミュニケーションしていますし、会議などでは直接エンジニアの方と協議したりすることもあります。
司会:
エンジニアの方々とお話する時に、気をつけていることや意識していることなどあったら教えてください。
尾上:
ここはまだ私の中の課題なのですが、エンジニアの方々とコミュニケーションを取る際に、明確になっているところとなっていないところをはっきり分けるような伝えた方を心がけています。たとえば「明確になっているのは○○で、反対に明確になってないのは□□です」のようにはっきり伝えるようにしています。そしてまだ見えていない部分は「こういうイメージでやりたいので、もう少し一緒に具体化していきたいです」とエンジニアサイドも巻き込むようなコミュニケーションを意識しています。
司会:
逆に、ビジネスサイドの方々と人間関係を築いたりコミュニケーションを取る上で意識していることがあったら教えてください。
尾上:
FOLIOのビジネスサイドの方々は、経験だけをみると戦略だけを考えて細かな実務とかヒューマンスキルのような部分は気にしないのかなと思ったんですが、全然そんなことなくて、事業のことを考える時はプランや戦略を持って考えますし、実際にそれを落とし込む時には相手のことを考えたりフレンドリーさも持ち合わせた良い方々が多いので、そのあたりはとてもコミュニケーションがしやすいです。
司会:
スタッフの話の流れでお聞きしたいのですが、FOLIOで働くメンバーはどういう人が多い印象ですか?
尾上:
基本的にポジティブ思考の人が多いですね。シュールな冗談を言ったりするような明るさを持つ人も多いですが(笑)、仕事面でいうと、前向きに考えて働いている人が非常に多いと思います。
司会:
この状況下でほぼリモートワークになっていて、物理的にスタッフと会う機会も少ないですが、オンライン越しからもそういう雰囲気は感じられるということですね。
こういう状況下で転職されたので、歓迎会や飲み会などもしてませんでしたが、新しい組織に溶け込もう、馴染もうと気を遣ったことや、その反対でFOLIOの組織に溶け込むのに馴染みやすいなと感じたことなどあったら教えて下さい。
尾上:
そうですね、実際にメンバーとお会いしたのって20人以下なんですよ。ですから、全体の3分の1位の方しかお会いしてません。でもFOLIOはSlack文化が浸透しているのと、リモートワークを早い段階から取り入れたと聞いていたので、オンラインで仕事をするのが慣れている土壌があったので、とても溶け込みやすかったですね。
普通だとメールや電話、オフラインでの会話じゃないとコミュニケーションが成立しないことも多いんですが、Slackのチャット文化を生かして気軽にコミュニケーションを取れるので、入ってきた私も、受け入れてくれたスタッフの方々もすんなにコミュニケーションができているんだと思っています。
逆に私が気を遣ったポイントは、オンラインしかコミュニケーションがないので、自分の意見を言ったり、積極的にコミュニケーションを取るようにはしました。
司会:
入社されてから業務に慣れるまで、経営企画の石坂さん、林さんなどからフォローやケアがあったと思いますが、そのあたりは充実していたのでしょうか?
尾上:
たまたま私が入社したタイミングが、会社全体として大きく転換する時期で、林さんや石坂さんの業務が刻々と変わるフェーズだったので、決まりきって「この仕事をやってください」と言われるフェーズではなかったんです。
そういう状況下でもあったので、林さんや石坂さんも日々色々な業務をこなしながら私がそこにジョインして一緒に色々な業務をこなしていった感じがあるので、最初から三人で一緒に進めていけたのが非常に大きかったです。スタートアップのスピード感とか日々業務が変わる部分に正直戸惑った部分はありましたが(笑)。
司会:
たしかに、スタートアップなので状況が刻々と変わるなか対応しなくてはいけないですからね。さて最後の質問なのですが、尾上さんはどういう人と一緒に働いてみたいですか?
尾上:
FOLIOが掲げるミッションに共感出来る人、前向きに色々と変えていこうという意思を持っていたり、自分のスタイルも含めて臨機応変に変えられる人と働きたいですね。
司会:
石坂さんは以前、「尾上さんは会社やチームとして『これをやってください』とお願いするよりも、自分で責任を持って一つのことを完成させてくれる部分が強くて、そこが非常に助かっている」というお話をされていました。
尾上:
そうなんですか。それは嬉しいです。今のFOLIOのステージって、ビジネスサイドでは決まりきったルーチンワークはまだ少ないので、落ちてる玉を自ら拾いにいって、かつそれを動かして自分で仕事を作っていくことに意識を向けられる人は働きやすいと感じるかもしれないです。
司会:
今後FOLIOの仕事で、チャレンジしたいことがあったら教えてください。
尾上:
まずは4RAPをきちんと伸ばしていくことが大事だと思っています。金融業界で働く皆様全員に4RAPを認知してもらえるぐらいサービスを流行らせたいです。また、FOLIOのミッションは4RAPだけではなく、金融サービス全般を普及させるということだと思っているので、4RAPだけでなく色々な取組みを作っていきたいですね。
司会:
最後に、FOLIOで働いてみたいと思っている方にメッセージをお願いします。
尾上:
FOLIOで働くメリットの一つは、色々なチャレンジができる環境があることです。またそのチャレンジする精神を喜んで、かつ楽しく前向きにチームで実現させよう、と考えている協力的な仲間がいる会社です。
技術やデザインも含めて強い会社ではありますが、だからといってプロダクトアウト型の、独りよがりなサービスを出している会社ではなく、顧客ニーズや戦略面の構想から落とし込んできっちりプロダクトも作っていくという、バランスの取れた組織だと思います。
ですから色々な能力や技術を持った方が、色々と活躍できる場があると思っていますし、可能性の裾野は日々広がっています。そういう環境で、自分で責任を持ちながら柔軟にかつ前向きに働くことが出来る人には是非来て頂きたいです。
司会:
本日はお忙しい中ありがとうございました!