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【裏側告白】新卒1年目でセプテーニの新規事業コンテストに優勝した話

こんにちは、株式会社FLINTERSのBN(新卒)重永です。

僕は新卒なのですが、入社早々、今年でFLINTERSが10周年を迎えるみたいで、その記念で皆んなでブログリレーをしようという試みに参加中です。

実感とか皆無ですが、とにかくめでたいですね(笑)。

僕はそんなブログリレーの39日目を担当させていただきます。

さて、今回ブログを書くにあたり、僕にしか書けないテーマは何かなと考えた時に、「そういえばうちのセプテーニグループの新規事業コンテストで優勝したじゃん」と思い出しました。

現在10月の中旬で、優勝したのは7月末なので少し古い情報ですが、過去の栄光は擦れるだけ擦ろうということで書きます。

なぜ新規事業コンテストに出る決意をしたのか、予選のこと、本選のこと、そしてその後のこと、それぞれの過程を追いながら語っていきます。

同じく来年新卒だよって方、またそれに近い方、僕という1人の新卒ががむしゃらに進んだ記録が何かしらの参考になればいいなと思います。

それ以外の方は「なんか頑張ってんな〜」という目線で温かくご覧ください。

なぜ新規事業コンテストに?

まず、そもそもなぜ新規事業コンテストに出場しようと思ったのかで言うと、正直ノリです(笑)。

セプテーニグループの新規事業コンテストは『gen-ten』という名前ですが、5月にその交流会も兼ねたgen-ten飲み会というものがありました。

新社会人になって色々楽しみたかった僕は、そこに勢いで参加したのです。

結局最後の3次会まで残って精一杯楽しんだのですが、後日主催者の方から「gen-ten出場しないんですか?」と連絡が来たんです。

別に強制はされていないですが、飲み会も3次会まで残ったし、引くに引けない気持ちと、「まあ出てみても面白いかも」というほんの興味で出場を決めました。

結果優勝もしたし、gen-tenを通して仲良くなった人たちもいるので、今となっては良い選択だったと思います。

僕がどんな挑戦に対しても恐怖に鈍感だというのもありますが、月並みですが『とりあえず一歩踏み出す』って大事ですね。

予選はどうだった?

gen-tenへの出場を決め、いよいよ予選への準備を始めます。

基本的には自分でアイデアを練る→用意された壁打ちの機会で話してフィードバックをもらう、の繰り返しでした。

とりあえずもらえるフィードバックはもらうつもりで、3回くらい壁打ちに参加した記憶があります。

フィードバックなんてただの情報ですから、自分の事業アイデアや自分自身が否定された気持ちになる必要はないのですね。

事業アイデアに関しては、僕が元々『オンラインゲームで英会話学習』というのをやっていて、その事業案もフワッと構想としてあったので組み上げるのはさほど難しくありませんでした。

フィードバックも「ここを突かれるだろうな」と想像したものばかりで、「まあそうだよね」と冷静に情報を受け取りました。

1回何もかもが面倒臭くなって出場自体テキトーに済ませようとして、先輩に話を聞いてもらって何とか建て直したなんてことはあったんですけどね…

そんな色々あったものの、予選に関して言えば、課題は『いかに完璧にプレゼンするか?』という一点だけだったように思えます。

予選当日、僕は見事にそのプレゼンをやってのけました。

というのも、プレゼンが上手くいくように本番までに仕込みまくったのでそれも当然です。

僕にはプレゼンの場でのルーティンがあって、それが前日に発表を7周して練習し、当日は何の練習もせずに普通の日かのように過ごすというもの。

これの何がいいかと言うと、まず十分だけどやり過ぎないレベルの練習ができます。

次に、当日に練習しまくってどんどん緊張を溜め込んでしまうということが無くなります。

もう一つあるとすれば、当日のトラブルを事前に把握して潰しておいたことでしょうか。

本番の発表順は自分たちで決められるのですが、僕は6番手を選びました。

理由は、本番の雰囲気やコンテストのルール把握、予想外のアクシデントなどをインプットできて、且つ6番手ならギリ審査員の方の印象に残りやすいからです。

実際、前の発表者たちにはスライドが元に戻るトラブルなどが相次いて起こっていました。

僕は発表が始まる前までにそれら全てを把握して潰し、何も邪魔が入らないようにしてプレゼンを実行しました。

準備にもやり方というのがあるのです。

僕はその辺が凄い得意で、いつか発信できる機会があればしたいなと思っていたのでスッキリしました(笑)。

ちなみに、今回はFLINTERSからのgen-ten出場者が多くて、予選が終わって皆んなで今日のことについて話しながらオフィスに戻っている時間が記憶に残っています。

『準備にもやり方がある』とか凄い調子乗ったこと言いましたが、何だかんだそういう時間が一番思い出に残るものですよね。

なんか青春って感じでした。

予選突破!

そして、予選プレゼンの1日後に結果発表がありました。

僕は100%自信があった訳ではないけど、何となくそうなんじゃないかという予想が当たって予選突破していました。

やれることは全部やったので、それに神様が応えてくれたのでしょう。

思っていた100倍嬉しかったので、浮き足だったまま両親に「gen-tenってやつに出場してて、予選突破したっちゃが」と報告しましたね。

「れんや凄ぇじゃん!」って褒めてくれて、それがもっと嬉しかったです。

めちゃくちゃキモいんですけど、僕は親に褒められるのが一番好きなので(笑)。

本戦までの準備期間

本選までの事業案研磨はgen-ten企画側からそれぞれメンターが付いてのものでした。

そのメンターの方が僕の事業案をグアングアン揺さぶってきて、「また事業案の軸から変えないといけないじゃん!」とぶっちゃけて言うと結構イライラしていました(笑)。

だって毎MTG事業案がひっくり返されて「次考えてこ〜い」みたいな感じだったし、発狂しそうになるでしょう!?

とはいえ、それを望んだのは他でもない僕自身でした。

「コンテスト優勝用のメンタリングか、本気で新規事業をやる用のメンタリングか、自分のアイデアをひたすら磨くメンタリングか、どれがいい?」と聞かれて、僕は2番目を選んだのでお互い合意の上だったのです。

でも大変でしたよ、ガチで…(笑)。

まあ色々と文句はありますが、総じてメンターの方のおかげで優勝できたし、自分も成長することができました。

ここだけは紛れもない事実であり、感謝すべきところであり、腹立つところです(笑)。

「そんなにメンターの人にボコボコにされてよく最後までやり抜いたね?」と思うかもですが、それはFLINTERSの仲良い先輩2人が支えてくれたからできたことです。

行き詰まる度に「壁打ちしようか?」と声をかけていただいて、そこで英気を養ったらまたメンターとのバトルに出陣するという感じでした。

今思うと、凄く人に恵まれたんだなって感じですね。

こういうのって言語化しづらいからよく分からないけど、多分人に頼るって尊いことなのだと思います。

本選当日の珍事件

本選当日で一番記憶に残っていることがあるのですが、それが「僕もメンターの方もまさか決勝まで行ったと思っていなかった事件』です。

本選は1回戦、準決勝、決勝という流れだったのですが、1回戦で一番票を集めた人は決勝までシード的に登ることができるシステムでした。

僕とメンターは「まあ良くて3位通過だから、準決勝も発表することになると思うよ」って感じの温度感で、いざ蓋を開けてみると『予選1位通過』だったのです。

1位通過後、メンターから「いや〜、3位の壁は意外と厚かったね。でもナイスガッツ!頑張った!」とSlackでDMが来た時には驚きました。

「え?僕、1位通過じゃなかった?気のせい?」ってめちゃくちゃ戸惑いましたね(笑)。

メンターの方も「あ〜、ごめんごめん。1位かよ(笑)」とか言って…

当然決勝の準備もしていなかったので、準決勝をやっている間に、2人でハドルMTGを繋ぎながら「スライドどうします?」「ここの話の流れはこれでいいですか?」と急いでプレゼンを作り上げたのは良い思い出です。

ほぼ即興みたいな感じで決勝の10分のプレゼンを終えて、僕は見事優勝を勝ち取ることになります。

「また事業案じゃないんかい!」って感じですが、決勝の勝因は『準備してないのに準備してきたかのように堂々と発表したこと』でしょう。

「実はそこまで準備できてないので、お手柔らかにお願いします」なんて口が裂けても言いませんでした。

審査員の方々も経験豊富なので、そんなの発表を聞いてたらすぐに分かることで、発表者側が言うことじゃないんですよ。

新規事業って、おそらく事業案だけじゃなくて、その事業をプレゼンしている人自身の魅力も推し量られているのだろうと思います。

準備できていなくて保険をかけるような人に票が集まるかと言えば、そうではないはずです。

かなり口調が強くなりましたが、僕もそれだけ本気でgen-tenに向き合ったので許してください。

優勝のその後…

セプテーニの新規事業コンテストは、優勝すると実際に事業責任者としてその事業をやる権利が与えられます。

今までの話の流れだと「君も新規事業の道を行くんだね?」と思うかもですが、ごめんなさい、全然そんなことないです(笑)。

僕は結局、FLINTERSでエンジニアとして歩んでいくことに決めました。

その理由と言えば色々あるのですが、これはFLINTERSの10周年記念ブログなので、それっぽいことを言おうと思います。

僕が事業責任者にならなかった理由は、『FLINTERSの雰囲気とか人が好き』だからです。

「それっぽいことを言おうと思います」と言いましたが、別にそれっぽいことを言っているだけで本音です。

新規事業コンテストを優勝して事業責任者としてやるって、普通に考えてまたとないチャンスですよね。

そんなチャンスが目の前にある中で、「FLINTERSっていいところだからなぁ…手放したくないなぁ…」と、まだ入社3ヶ月目とかだったのにチラついたの凄くないですか?(笑)

もちろんそれだけじゃないですが、間違いなくFLINTERSに残る理由の一つになっていました。

はい、お後がよろしいようで。

ということで、僕のgen-tenの振り返りはここまでにしようと思います。

次回の10周年記念ブログもお楽しみに!

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