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こんにちは。やまもとです。
今月も新店の立ち上げや、オフィス移転に関わる
業務をたくさんこなしながら、バタバタと過ごして
います。
そんな忙しい毎日ですが、ここ最近のトピックとして
あらためてインテリアを学んでいます。
振り返れば、22歳でライフスタイルショップで働き
だして、その時からインテリアを扱う仕事をしていま
すので、実に20年もの間、インテリアに近い位置で
日々を過ごしています。
22歳時点では、まったく素人と言っても語弊がない
ような状態でしたが、就職してからは、仕事として
インテリアを学び始め、23歳の時に初めての1人暮ら
しをスタートしてからは、休みの度にホームセンター
に行っては、職場の商品を買ったり、インテリアの
D.I.Yをしてみたり、お部屋の模様替えをしてみたり
と、インテリアの楽しさを知りました。
28歳でリセノを立ち上げてからは、より一層多くの
時間を、インテリアに費やしてきました。
そんな20年のベテラン選手の僕ですが、ここ最近は
特にインテリアについて、学び直しているというか、
より自分なりに「腹落ち」するような学びを得て、
成長しているなと感じています。
その理由は、インテリアの基本について、たくさん
考察を重ねる時間を取っているからだと思います。
「インテリアの勉強」とひとことで言っても、
その実、割とたくさんの種類があったりします。
ざっと挙げると、
- 基本を学ぶ = 椅子の差尺や、導線、必要なサイズ・明るさなどの基礎知識
- 歴史を学ぶ = 名作家具や、トレンドの移り変わりなど
- 現況を学ぶ = どんな製品やブランドが世の中にあるのか、価格帯など
- コーディネートを学ぶ = インテリアの組み合わせ方など
- 好みを学ぶ = たくさんの情報から自分に合うものを理解する
- 建築を学ぶ = 住宅の知識
このような感じでしょうか。
たくさんの情報の種類がありますが、それらを交差
的に学び、情報を組み合わせていくことによって、
より良いインテリアづくりをすることができる様に
なります。
知れば知るほどに、奥深い世界です。
もちろんプロとして、一般ユーザーの方に提供する
ための知識群を多く含みますので、一般の方がこれ
らを網羅的に勉強をするわけではありません。
ただ、プロとしては、これらの「知識の引き出し」
が可能な限り多くあると「100×100=10,000種類の
知恵」として提案できたりするわけです。
ですから、たくさん学べば学ぶほどに、
さらに知識を求めていくんですね。
僕の場合は、最近の学びとして、この中でも
「基本を学ぶ」に、特に多くの時間を割いています。
そのきっかけは、リセノでリリースしている動画の
「脚本」を書くことになったからです。
いま、僕が脚本を手掛けているのは、2つの動画シリーズ。
ひとつは「センスのいらないインテリア」シリーズです。
センスのいらないインテリア
https://www.youtube.com/watch?v=FLT7Rmw_CTs&list=PLT6wFKuTbP1YMH-SxG0nAWUSdcQ89Ps8P
短い時間で、見やすく、初心者でも迷わない様に、
というコンセプトの動画シリーズで、センスに依存
せずに、このまま実践すれば、おしゃれなインテリア
に仕上がります。ということを提案しています。
このシリーズは、現時点で20本ほどリリースしてい
て、全50本程度にまとめる予定です。
前述のとおり、インテリアセンスを磨くためには、
いろんな情報を勉強する必要があるわけですが、
なかなかそんな時間もないし、素敵なお部屋で暮ら
したいけど、自分でやる自信はないという方も
多いと思います。
雑誌やSNSなどで、おしゃれなお部屋を目にする
機会は、近年うんと増えたと思いますが、その実、
やり方を解説しているメディアは多くなく、いざ
真似しようとしても、難しかったりもします。
そんな方たちに向けて、インテリアの基本ルールを
分かりやすく、シンプルに提示してあげることで、
インテリアを楽しむきっかけになればという思いで
脚本を書いています。
簡単ながらも、大切な要素に絞って書いているので、
インテリア初心者はもちろんのこと、インテリアを
仕事にしているプロの方や、インテリア好きのセミ
プロのような方にも、気づきのある動画に仕上がって
いると思います。
---
そして、もうひとつ脚本を手掛けているのが、
「ナチュラルヴィンテージの作り方」という
シリーズです。
ナチュラルヴィンテージの作り方
https://www.youtube.com/watch?v=CHBYmMD7FHw&list=PLT6wFKuTbP1arYKTRaBP_5KCY8ziAJCli
こちらは、リセノの提唱するナチュラルヴィンテージ
というインテリアスタイルについて、紐解いていく
シリーズです。
「センスのいらない~」と異なり、非常に細やかに
解説をしていくシリーズで、1本あたりの動画も
10分以上に及ぶことが多くなっています。
インテリアの基本要素を踏まえながらも、より僕たち
の提案するような落ち着いたお部屋づくりを好まれる
方向けて特化して解説しています。
ナチュラルヴィンテージという、自分たちで提唱した
スタイリングを、自ら定義していくという作業に
なるので、なかなかに迷いながら臨んでいますが、
思いのほか好評をいただき、ほっとしています。
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この2シリーズが、僕が脚本を執筆している動画で、
今までは「なんとなく、こうだよね。」としていた
部分を言語化して、まとめるという作業をしています。
最近、あらためてインテリアを学んでいるというのは
これらの脚本を書くにあたり、インテリアの基本を
勉強しなおす必要があり、しっかりと作りこまない
と、信頼を損なうわけですから、アウトプット前の
インプット作業が、とても大変です。
書籍化されているインテリアの基礎的な本を、端から
端まで読み漁り、その中から共通として使えそうな
ルールを抽出したり、Casa Brutusや、ML、&Prem
iumなど、上質なお部屋を紹介している雑誌などから
いろんな自宅で実践されている共通項を自分なりに
抽出したり、また、Youtubeで動画を見て、参考に
なりそうなものを、まとめたりしています。
つまりは、あらゆるメディア媒体にアプローチして、
まだしっかりと定まっていないようなルールの外殻
のようなものから、共通項をあぶりだして、ルール
化するということをしています。
散らばったさまざまな情報を寄り集め、必要な項目
を独自抽出する作業は、とてもとても大変です。
ただ、この脚本づくりは、大変ではありますが、
とてもやりがいのある仕事でもあります。
その背景には、リセノが掲げるヴィジョンが関係しています。
リセノのヴィジョンは
「インテリアの楽しさを、もっとたくさんの人に。」
であり、インテリアの楽しさを知るためには、まずは
基本を知ることで、成功体験を積み重ねることが
大事だと考えています。
そのためには、安心して寄り添ってくれるメンター
のような存在が必要で、リセノのプロサポートや
店舗スタッフなどは、ひとりひとりのお客様に対して
そのような役割を果たしてくれています。
これらのお客様は、あくまでリセノで製品を購入
する目的でご相談をいただくわけですが、僕たちは
リセノで購入する目的でない方にも、インテリアの
楽しさを伝えたいと考えています。
大きくは、インテリア後進国である日本において、
より多くの方たちが、素敵なお部屋で暮らせる様に
変わるために役立ちたいと思っています。
ですから、メンターとしての立ち位置は、お店より
ももっと手軽で、いつでも答え合わせできるような
存在でありたいと考えています。
その答えが、多くの人に届き、より手軽なメディア
の「動画」であると、今は考えています。
僕たちの動画によって、一人でも多くの人が
「この動画のとおりに、一回やってみようか。」
と思ってくれて、いざ、やってみたら
「おっ! わりとええ感じやん!」
と成功体験で楽しくなり、
「よーし、じゃあこっちも変えてみるか!」
となり、その次は友達などから
「えっ! すごい! めちゃいい!」
と言ってもらえて...... と、どんどんとインテリア
の楽しさを感じていくようなことをイメージしています。
これは、実は23歳の僕が、インテリアにはまる
きっかけになった道筋だったりもします。
こんな風なイメージで、たくさんの人がインテリア
を楽しむきっかけになるかもと思うと、とても
やりがいを感じるのです。
ですから、勉強も、まったく苦じゃありません。
「教わるよりも、教える方が、最も学びがある」
とはよく言いますが、本当にそのとおりです。
さまざまなメディアから学び、自ら試し、実践し、
体感し、みんなで協議し、ルールを作っていく。
というわけで、僕はプロのインテリア人として、
いま、とっても成長していると実感しています。
20年やってきて、いまが最も成長していると実感
するんですから、本当に面白い仕事です。
より多くの人の幸せにつながる様に、これからも
頑張っていこうと思います。
大変な毎日において、インテリアは、心が休まる
お家のことですからね。たくさんの人の幸せの
手助けになりますように。
では、また来月に。