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ブランドコンセプトの定義アップデート


こんにちは。やまもとです。

会社12年目がスタートした10月。
この時期は、会社の通期目標を具体的に確定し、
社内に共有する時期です。

今年も前年にならって、東京店のメンバーも京都の
本社に呼んで、全体ミーティングを予定しています。

「さて、今期の目標は何にしようかな?」と、
近年の活動をあらためて整理しながら振り返っている
ときに、ふとしたきっかけで、今期目標を決める前に
会社全体で共有できる理念・指針を、あらためて
固め直す必要があると考えるようになりました。

僕たちは小売なので「製品をたくさん売る」という
のは、具体的かつわかりやすい目標です。

ですが、ここにフォーカスをあてる目標を立てると、
そもそもなぜ売りたいのか、何のために売るのか、
たくさん売れたから何なのか、ひいては何のために
働くのかという、個々人のモチベーションにまで
結びづかない目標となってしまう様に思います。

ともに働く会社のスタッフにとって、

 ・働く中で、発見や喜び、成長を得られる
 ・働くことが人の幸せにつながる
 ・安心と誇りを持って毎日充実して働ける

というようなことは大事なことです。

日々行っているお客様への応対・接客や、
受注・発注業務、商品撮影やオンライン公開など
諸業務が、自分の成長や、誰かの幸せにつながるのか
をイメージできると、働くことの充実感も違って
くるように思います。

そこで、目標を立てる前に、ブランドが掲げる理念
について、再度、分かりやすく定義するところから
はじめようと思ったのです。

ブランドコンセプト
「インテリアの楽しさを、もっとたくさんの人に。」

ぼくたちのブランドコンセプトは、創業から一貫して
「インテリアの楽しさを、もっとたくさんの人に。」
です。

このコンセプトは、「インテリア楽しい!」と
自身が若い頃に感じて、部屋作りを夢中で楽しんだ
感覚をたくさんの人に知ってほしいと思って考えた
コンセプトです。

会社立ち上げから10年が経過し、日本のインテリア
事情もかなり活性化してきましたが、それでも、
まだまだ「インテリアたのしい!」よりも、
「インテリアよくわからない...」という人のほうが
多いように思います。

インテリアはチャレンジの機会も少なく、購入のミス
が許されづらいのが、経験値がたまりづらい要素です
が、「部屋を素敵にしたい!」という思いは万人に
共通するものだと思います。

インテリアに対して感じている不安や不自由といった
「不」の部分を解消するきっかけづくりをして、
インテリアを楽しめる人が増えるお手伝いが出来る
ことは、会社やスタッフにとってもやりがいと誇りを
持てる仕事だと思います。

自分たちの携わっている仕事は、
「世の中にインテリアの楽しさを広げる仕事だ!」
と確信できれば、きっと会社のみんなもよりやりがい
をもって、日々の業務に取り組め、今以上に
活気あふれる会社になると思うのです。

では、そもそもインテリアを楽しむとは?

ブランドコンセプトが自分たちにとって向かうべき
やりがいのあるものであることは、上記のように
確信しています。

これを会社のすべてのスタッフが理解し、腹落ちした
状態にし、会社はそれに向けた一気通貫した活動を
する必要があります。

また、そのための基本素養として、どの会社よりも
自分たちがまっさきにインテリアを楽しまなくては
なりません。

そこで「インテリアを楽しむ」ということについて
誰もがわかりやすいように、より掘り下げてみます。

僕なりに「インテリアの楽しさ」を、3つの欲求に
紐づけて、下記のように定義してみました。

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  1. 組み合わせたり、作ったりして、空間を構築し、表現する楽しさ = 構成欲求
  2. 居心地の良い環境でリラックスし、気分が落ち着く。または高まる。 = 遊戯欲求
  3. 部屋を他者に見てもらい、褒めてもらう喜び = 顕示欲求(承認欲求)

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インテリアの楽しさは、この3つの欲求に紐づいていると定義します。

より表現を噛み砕くと、

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  1. モノを選んだり、DIYしたりして、部屋をコーディネートする(作る)楽しさ = 構成欲求 = つくる楽しさ
  2. カフェやホテル、バーで過ごすようなリラックスを自宅で得る楽しさ = 遊戯欲求 = 過ごす楽しさ
  3. 部屋を褒めてもらったり、SNSに投稿して見てもらう楽しさ = 顕示欲求 = 見せる楽しさ

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です。

インテリアを通じて、3つの欲求が満たされる
(構築し、利用し、表現する)場面が、インテリア
は楽しいと感じられるタイミングと考えます。

この考えに添うと、僕たちの会社は、インテリアを
通じてこれら3つの欲求を満たすためのサポートを
する会社であり、それにより、人に幸せを与える
仕事であるというわけです。

この3つの楽しみ方を軸に、具体的な活動・方針に
落とし込んでみます。

具体的な方針・活動

では、具体的に3つの欲求を満たすためのサポート
内容を、会社の業務に当てはめてみます。

構成 = つくる サポート

  1. 家具をセレクトし、紹介し、販売する
  2. コーディネート実例の提案(写真やSTYLING BOOK)
  3. オウンドメディアを通じてのコーディネート解説や紹介(基本レッスン、グリーンと暮らそう、DIY、愛用品など)
  4. カスタマーチームや店頭スタッフによるフォロー、アドバイス
  5. インテリアコーディネートサービス(3Dなど)

僕たちは基本事業が家具・インテリアの販売ですから
販売するということはあります。

それにプラスして、コーディネートやDIYなどの
インテリアの「つくる」に対する方法論やサポートを
メディアで発信したり、実際にスタッフがフォロー
したりします。

遊戯 = 過ごす サポート

  1. 構築の代行(コーディネートサービス)
  2. インテリア製品をセレクトし、紹介し、販売する(日々の暮らしをアップデートするアイテム。雑貨や食器など)
  3. 初期経験、疑似体験の場の提供(実店舗。カフェ。ホテル)
  4. オウンドメディアを通じでのライフハック解説(ランチ部、本と音楽と映画、おすすめカフェなど)
  5. コントラクトによる事業体サポート(オフィス、シェアハウス、ホテルなど)

「つくる」が苦手・面倒という人を代行サービスを
行ったり、快適に過ごすということの経験を提供する
ためのプラスアイテムの提案や空間提供も行います。

また「快適に過ごす」経験の少ないひとも多いので、
初期経験や疑似体験の場を用意したり、ホテルなどの
事業体をフォローしたりもします。

表現 = 見せる サポート

  1. instagramをはじめとしたユーザーコミュニティの形成
  2. 会員専用コミュニティ

ここは現時点ではまだ出来ていないことですが、
ブランドを基点とした、よりインタラクティブな場を
IT技術を絡めて活動をスタートしたいと思います。

僕自身の初期経験として、自宅に会社の上司を呼ぶ
機会がたまたまあり、趣味でしていたインテリア
コーディネートやDIYについて褒めてもらったことで
楽しさに気づき、一気にはまりました。

今の時代は自宅に呼ぶ以外にも、instaなどのSNSを
通じて、人に見せる機会をたくさん作れる時代なので
そこをうまく絡めて、見せる楽しさをサポートしよう
と思っています。

まずは社内改革からスタート予定です。

というわけで、ブランドコンセプト定義の
アップデートについて思っていることを
書いてみました。

この定義を基に、さらに具体的な目標に落とし込んで
いくのですが、社内の目標になるので、このへんで。

端的には、まずは具体的な社内改革を年内にスタート
予定なので、そのあたりも機会があれば書いていけれ
ばと思います。

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