1
/
5

未来へ向けてのカフェ計画


こんにちは。やまもとです。

今回は未来へ向けてのカフェ計画についてです。

前からカフェをやりたいなとずっと言い続けてきま
したが、特に最近はやりたい意欲が高まっていて、
その方向性をここに記しておこうと思います。

カフェ計画といっても、正直、飲食業界へ新たに
チャレンジするという意味ではなく、僕たちの
インテリア分野のやれることを拡張しようという
意図が大きいです。

僕たちがカフェを手掛けるという動機には、3つの
大きな目的があります。

1つは、空間演出の場として

僕たちは東京と京都にショップを構えていて、
その実店舗事業を6年ほど運営しています。

京都店を作ったときには、ショップの出来上がりに
高い満足度を得たのを覚えていて、Webを主軸に
している僕たちでも、こんなに素敵なお店を自分たち
で作れるんだと、とても満足しました。

その3年後には東京店を作り、それまでの経験を
活かして、さらに内装や、お店自体のゾーニングを
整理しなおしたところ、京都店よりもさらに素敵な
空間に仕上がりました。

よく「家は3回建てないと満足いくものは出来ない」
といいますが、自分たちでやってみて、本当に
その通りだと実感しました。

まさに、次にカフェを作ったら、3回目。
なので、きっと集大成的な素敵な空間を作れるので
はないかと考えています。

最近は、うちの会社もコントラクト需要を少しずつ
捉えていて、モデルルームのインテリアコーデなど
も続々とご依頼いただいています。

2020年までは、うちの会社のまわりもホテルが、
雨上がりの筍のごとく、次々の建ちだしていて、
本当にそのさまは異常なほどです。

そんな中で、「うちの会社はこんな素敵な空間を
提供できます!」というモデルルームというか、
自己紹介できる場所を作りたいというのが、
カフェを作りたい動機のひとつです。

2つめは、コミュニケーションの場として

カフェをやりたい2つめの理由は、
コミュニケーションの促進です。

東京店では、テイクアウトメインでありながら、
ドリンクの提供をしています。

家具は来店してすぐに購入するものではなく、
時間をかけてじっくりと選んでいただくものなので、
お客様によっては、何度もお店を訪れられます。

せっかくお店に来ていただいた際に、手ぶらで帰って
いただくよりも、なにかしらお店に来た記憶に残る
ような体験を提供できないかと思い、東京店の
立ち上げ時には、小さいながらもキッチンを付け、
ドリンクの提供をはじめました。

特にコーヒーは、お客様の目の前でゆっくりと
ドリップするので、その時に、スタッフとお客様間
でコミュニケーションが生まれやすくなり、談笑
する姿などがよく見られます。

これが、とても豊かな時間なのです。

家具を買いにきたときに、実際に自分のほしい家具に
座りながら、ゆったりと時間を過ごし、その体験を
もとに購入を検討し、スタッフとの会話もより
深く、楽しく弾む。

カフェを作ることで、こんな良い時間が生まれる
のではと考えています。

また、お客様もさることながら、一番実現したい
のは、スタッフの社食としてのカフェスペースの
利用です。

今は小さなオフィスで、サンプルの家具や撮影品に
囲まれながら、みんな少し不便な場所で、ランチ
を取ってくれています。

これを改善する意味で、スタッフも自社のカフェで
ゆったりとした贅沢な時間のランチを過ごして
ほしいと考えています。

カフェという豊かな空間を持つことで、お客様間も
スタッフ間でも、よりたくさんのコミュニケーション
が生まれると考えています。

3つめは、オリジナル家具試用の場として

そして3つめは、オリジナル家具試用の場としてです。

オリジナル商品も増えてきましたし、自分たちで
ある程度の造作家具のデザインイメージも作れる
ようになったので、カフェを作る際には、すべて
自社の家具を使ってコーディネートする予定です。

僕たちの家具は、「心地の良い家具」として、
触り心地や、座り心地などの意匠だけではない
部分を、とても大切にしています。

そのため現在でも、リリース前には、オフィス1Fの
京都店にて、サンプル品としていち早く展示をして、
お客様からの感想を集めたりします。

これはとても重要な機会で、実際にお客様の声を
基に、試作品をボツにしたり、逆に採用に覆ったり
した商品があります。

ただお店はショッピングの場なので、お客様に欲しい
と言っていただいても、試作品なので実際に購入
いただける品ではないという矛盾が発生するのが
問題でもあります。

そこでカフェです。

カフェなら、お客様がくつろいでくれているのか、
居心地悪そうにしているのかも分かりますし、
サンプル品が並んでも、買えないという問題は、
そもそも起こりません。

これは新家具のプレリリースの場として、
とても良い場所になります。

また、他方では、実際にリリースした商品の経年変化
にまつわるテストにもなります。

というのも、店舗などのコントラクトユースは、
自宅での使用頻度の10倍あるといわれます。

ソファーでも自宅なら座るのは朝・晩の2回程度が
多いですが、カフェなら、1日の間に何十回という
頻度の立ち・座りが繰り返されます。

またテーブルなどの使用頻度も同様に多く行われ、
拭いたりという作業も、かなり行われます。

つまりは1年使用すれば、10年使用するほどの劣化の
可能性が発生するので、これにより耐用強度や、
経年変化の表情がはやく表れ、自分たちの家具が
どう変化していくかをいち早くキャッチできるのです。

カフェ事業立ち上げの目標を持って

と、こんな風にカフェを立ち上げるための思いを
書き記しました。

実際には、場所もまだ探し中ですし、スタッフも
あてがついているわけではありません。

ただ、こういう思いを持って、会社を動かしていく
宣言をすることこそが、今後の方向性につながると
いうことは、僕自身よく理解しています。

ここに書いていることが、なるべく実現するように
日々の仕事を一生懸命にやりながら、まずは地道に
場所探しをしていこうと思います。

(方向性が決まれば、場所はふとした時に、あっという
間に現れるものと理解できています。)

ちなみにカフェといっても、イメージは、焼き魚と
おいしいごはんとお味噌汁を出す、定食屋さんみたい
なのが理想です。

僕がそんなランチ食べたいので。

では、その日を楽しみに。
今日もがんばります。

株式会社Flavor's job postings
3 Likes
3 Likes

Weekly ranking

Show other rankings