💡 はじめに
こんにちは!ファーストループテクノロジー(FLT)広報担当のKです🤗
「AIを導入しました」という企業の話を、最近よく聞くようになりました。
でも、「実際にどんなツールを、どんな体制で、どう使っているか」まで語れる企業は、意外と多くない気がします🤔
FLTでは現在、Claude・GitHub Copilot・Gemini・Cursor・Codexといった複数のAIツールを承認済み環境として整備し、職種や用途に合わせて使い分けています。その安全な活用環境のルールづくりと整備を担っているのが、FLTの情報システム室です!
AIとの「付き合い方」を誰よりも考えてきた情報システム室長の井上さんに、導入の背景から、正直なリアルまで話を聞きました。
目次
💡 はじめに
🤖 AIとの「出会い」:チェスから生成AIまで
💡 AI導入の背景:「使う側」として説得力を持つために
🔧 導入の苦労:ツールより「文化」をつくる方が大変
🛠️ 現在の活用状況:「GeminiかClaude」ではなく、全部使える
🏢 FLTらしさ:「使う」と「作る・届ける」が地続きの会社
🔭 今後の展望
👤 プロフィール
井上 / 情報システム室長
Microsoft 365やEntra IDをはじめとしたクラウド環境の管理、MFA・SSOの全社展開、ISO 27001の維持・運用まで、社内ITインフラ全般を2名体制で担当。AIツールの導入整備・社内ポリシー策定も主導している。
🤖 AIとの「出会い」:チェスから生成AIまで
―― 井上さんは、AIに初めて「すごい」と感じたのはいつですか?
チェスでDeep Blueがカスパロフを破ったとき、
将棋でボンクラーズが米長邦雄元名人を下したとき、
囲碁でAlphaGoがイ・セドルに勝利したとき——
ゲームという人間の知性の結晶において、計算機が人間を超えていく瞬間を目の当たりにするたびに、「ここまで来たか」と感嘆してきました。
ただ、生成AIの登場はそれとはまた違う驚きでした。チェスや囲碁は「特定の問題を解く力」ですが、生成AIは言語というもっと曖昧で奥深い領域に踏み込んできた。
その衝撃は、ゲームでの勝利とはまた別物でしたね。
💡 AI導入の背景:「使う側」として説得力を持つために
―― FLTでAIツールを本格的に導入しようと思ったきっかけは何でしたか?
もともとCEOから「複数のLLMサービスを導入する」という強い意思決定がありました。期首のキックオフミーティングでも共有された会社としてのビジョン——「全員AI前提で仕事をする」という方針に基づくもので、単なる便利ツールの導入ではなく、バックオフィスも営業もエンジニアも、それぞれの仕事にAIを組み込んでいくという話です。
もう一つ大きな背景があります。
FLTは「DAVIE」というCPSエンジンを中心に、製造・建設・物流などの現場をAIで支えるソリューションを提供している会社です。お客様にAI活用を提案するサイドにいる私たちが、自分たちでAIを使いこなせていなければ説得力がない。
そういうCEOの強い考えが出発点にあります。
―― 導入を検討し始めたとき、社内にはどんな課題がありましたか?
一番の課題は「セキュリティ上の不安」でした。
生成AIが世の中に広まるにつれ、社員が個人的にChatGPTなどを使い始める状況は自然に生まれていたんですが、「どこまで使っていいの?」「社内の情報を入れても大丈夫?」という判断基準が整備されていなかった。
ルールなしで放置すると、むしろ危険な使い方が広がりかねない。
ならば明確なポリシーを作って、承認されたサービスを安心して使える環境を整える方が合理的——という判断が、情シスとしての動きにつながりました。
―― 経営層や他部署への導入提案は、スムーズに進みましたか?
弊社の場合、経営層の理解を得るという苦労はありませんでした。
むしろ現場の熱量やCEOの期待が先行していて、情シスがそれに追いつく形で環境整備を進めている、という感覚です。
一般的に「経営層が理解してくれない」という苦労が語られる中で、これは弊社の大きな強みだと思っています。
🔧 導入の苦労:ツールより「文化」をつくる方が大変
―― 実際に導入するまでに、どんな壁がありましたか?
導入そのものの大きな壁は、正直あまりありませんでした。
ただ、情シスとして「安全に使える環境を整える」部分には相応の時間がかかりました。どのサービスなら情報漏洩リスクが低いか、入力してよい情報・してはいけない情報の基準はどう設けるか、承認フローはどう設計するか。
こうした整備を、他の業務と並行しながら進めていくのは、2名体制の情シスとしてはなかなかタイトなスケジュールでした。
―― 社員にAIツールを使ってもらうための浸透で、特に大変だったことは?
「使ってもらう」というよりは「安全に・正しく使ってもらう」という観点での整備に力を入れています。
どのサービスが承認済みで、どんな情報を入れていいのかを明文化したポリシーを作り、社員に周知する。
この「使い方の文化をつくる」部分が、ツールを導入するだけより実は手間がかかります。
🛠️ 現在の活用状況:「GeminiかClaude」ではなく、全部使える
―― 今、FLT社内ではどんなAIツールをどんな場面で使っていますか?
現在はClaude、GitHub Copilot、Gemini、Cursor、Codexなどを承認済みツールとして整備しています。
・エンジニアはGitHub CopilotやCursorでコーディング
・ビジネス系のスタッフはClaudeで文書作成・リサーチ・情報整理
・Google WorkspaceユーザーはそのままGeminiを
というように、職種や用途に合わせて使い分けられる環境を目指しています。
「GeminiかClaude、どちらかが使える」という企業は増えてきましたが、弊社ではGeminiもCopilotもClaudeもCodexもCursorも使えます。
ここまでの生成AI環境が整っている企業はそう多くないと思っています。
―― 導入前と比べて、業務効率や働き方が変わったと感じますか?
「AI導入で楽になれる」と思っていたんですが(笑)、AIに指示を出して生まれた隙間時間には別の作業が割り当てられるので、結局仕事の量はあまり変わっていないかもしれません。
ただ、「質」という意味では確実に変わっています。
膨大な調査結果をすぐに返してくれる。「あのファイル、なんとなくこういう内容だったはず」という曖昧な記憶でも、自然な言葉で聞けばそれらしい答えが返ってくる。
あと、自分の学習や考えのアウトプットを言語化する相手としても活用しています。AIは何を聞いても嫌がりませんから😁
―― 「これはAI導入してよかった!」と一番感じた瞬間を教えてください。
「調査」と「整理」の壁が下がったことですね。
以前なら数時間かかっていたような情報収集・要約作業が、プロンプト一つで叩き台ができてしまう。完璧な出力ではなくても、「ゼロから考える」より「たたき台を修正する」方が圧倒的に速い。
ゼロを一にするのは結構大変ですが、一を十にするのはあまり苦労しない。ここに一番、導入の効果を感じています。
🏢 FLTらしさ:「使う」と「作る・届ける」が地続きの会社
―― AI活用において、FLTが他の会社と違うなと感じる点はどこですか?
一言で言うと「経営のコミットメントと現場の技術感度が両立している」点だと思います。社員の大部分がエンジニアという組織柄、新しいツールへの感度も高い。
それと、弊社はAIを「使う」だけでなく「作る・届ける」側の会社でもあります。「DAVIE」を中心に現場のAI活用ソリューションを提供しているので、自分たちが生成AIを使いこなすことと、お客様の現場課題を解くことが、直接つながっているんですよね。
その意識が、AI活用への前のめりな姿勢を生んでいると思います。
―― AIに対してオープンな文化が根付いている理由はどこにあると思いますか?
「最新技術」「データドリブン」「失敗を恐れない」——これが弊社の行動指針なんですが、これがそのままAI活用への姿勢にも表れている気がします。
新しいものを試すことへの抵抗が組織として低い。うまくいかなかったとしても、それを責めるより次に活かす文化があることが、ツールへの適応速度に影響していると思います。
🔭 今後の展望
―― これから取り入れてみたいAIの活用シーンはありますか?
チャット型の生成AI活用はあくまでスタートです。
その先には、
・AIエージェントによる業務自動化
・専用ハードウェアを使ったローカルLLMの活用
・モデルの学習による最適化
まで視野に入れています。
情シスとしては、そうした多様なAI活用が「安全に・誰でも使える」インフラとして機能するよう、基盤を整え続けることが自分のミッションだと考えています。
―― 最後に、FLTに興味を持っている方へメッセージをお願いします!
ここまでの生成AI環境が整っている企業はそう多くないと思っています。
でも、FLTの話はそれだけじゃない。
DAVIEを中心にAIで現場の課題を解くという、もっと深い使い方に挑戦している会社です。これまでの経済成長を支えてきたマンパワーはどんどん減っていく。
ただAIを「使う」だけでなく、AIをより深く使えるものへと変えていく。
そんな先の未来をより良くするために、次のインフラを担い、現場を共に支えていける仲間を必要としています。
少しでも気になったら、まずカジュアルに話しましょう!
🏢事業内容
ファーストループテクノロジー株式会社は、「現場DX(Gemba-DX)の実現」をミッションに掲げ、製造、物流、インフラなど多岐にわたる産業に対して、実効性の高いAIソリューションを提供しています。最先端の機械学習(ML)や生成AI(Generative AI)技術を、現場の課題や特殊な環境に最適化し、生産性の向上と安全性の確保に貢献しています。
FLTの事業内容に興味を持った方、製造業、物流、建設業、不動産管理、社会インフラ等の効率化・省人化、自律・自動化等のDXに興味をお持ちの方はぜひご連絡ください。
今後共、よろしくお願いします!
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