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暮らしに溶け込む保険をつくる ~デジタル保険の「商品企画・行政折衝」~

こんにちは!Finatextグループで保険事業を展開するスマートプラス少額短期保険株式会社で代表をしています、小山です。

当社は今、新たなデジタル保険の商品企画や行政折衝を推進いただける方を募集しています。

この記事は、例えば今現在保険業界で働いているけれど、「既存の枠組みにとらわれず、テクノロジーの力で新しい保険を作りたい」とか「保険は、もっと人々の行動や気持ちを後押しする存在になれるのでは」と考えているような方に向けて、このポジションの魅力と今ジョインすべき理由をお伝えしたくて書くものです。

お伝えしたいことを端的にまとめてしまうと、以下の通りです。

■このポジションの魅力

  • 日本ではまだ数少ないInsurtech のプレイヤーとして、新しい保険の価値を作れる。
  • 保険商品を「プロダクト」として扱い、一貫性ある保険開発ができる。
  • 関与できる業務の幅が広く、深い専門性を持つメンバーと協働して仕事を進められる。
  • Finatextが開発したクラウド型の保険システム基盤「Inspire」を活用して、柔軟かつスピーディーなシステム開発が可能。

■今ジョインすべき理由

  • 新しいデジタル保険の可能性を示すため、様々な保険商品をスピーディーにローンチしていく必要がある。
  • デジタル保険の業務プロセスが整い、次のチャレンジに取り掛かるタイミングが来ている。


以下、それぞれについて詳しくお話しします。

魅力1
日本ではまだ数少ないInsurtech のプレイヤーとして、新しい保険の価値を作れる。

もしあなたが日本国内で何らかの保険ビジネスに関わっているなら、「このやり方、技術的にはもっと改善できるのでは」と感じたことはきっと一度や二度ではないでしょう。保険に最新テクノロジーを活用する「Insurtech」に興味を持っている人も多いのでは。

Insurtechに関わるには、自社内で関連部門(ex. DX部門)に異動するか、Insurtech企業に転職するかだと思いますが、私は思い切って転職する方をおすすめします。ただし、いずれにしても狭き門です。異動は社内事情に左右されますし、転職にしても日本国内にInsurtech企業は数えるほどしかない上、そこで自分の経験を活かせるロールが募集されていることは、かなり希少です。

逆に言えば、そこで転職を選んで希な機会に飛び込めれば、自身のキャリアの希少性が増します。最近では、Insurtech企業のスポークスパーソンの発信がメディアに取り上げられることも多く、積極的に発信することで、新しい保険を作りながらその価値を効果的に広めていく醍醐味も味わえます。

ちなみに、海外Insurtechの日本ブランチにジョインする手もあるかもしれませんが、様々な翻訳コストを考えると、コストをかけずに同じチャレンジができる当社の方がシンプルに結果を出せるのではないでしょうか。

魅力2
保険商品を「プロダクト」として扱い、一貫性ある保険開発ができる。

Finatextグループは元来フィンテックスタートアップですので、会社のカルチャーとしては保険会社というよりテックカンパニーに近いと思います。保険業法や監督指針に従っている点は従来の保険会社と同じですが、組織運営や役割分担の考え方はかなり違います。

例えば、第一弾商品である「母子保険はぐ」では、ウェブマーケティングを外注せず、グロースマネージャー、ディレクター、デザイナー、エンジニアでチームを組んでグロース施策のPDCAを回し、インターネット販売だけでグロースに成功しています。

一方で、保険は規制業種ですので保険の募集や商品について十分な議論が必要です。グロース施策を検討する際は、保険のプロフェッショナルが保険業としての可否判断や、損害率や継続率などのKPIをグロースチームにフィードバックしています。そこでの議論を踏まえて約款改定を行うこともあります。

今回の求人は「商品企画・行政折衝」というタイトルではありますが、いわゆる保険会社の商品企画部門がやるような業務ではなく、ウェブサービス開発における「プロダクトマネージャー」に近い役割です。

時にはお互いの役割を超えて議論する文化の中で、少数の同じメンバーで議論しながら、商品企画からグロースまでの全プロセスに関与して、保険の募集から保険金支払まで一貫した顧客体験を設計することになります。スタートアップではサービス成長がすなわち事業成長ですので、分業が進んだ組織で特定の業務を行うよりもはるかに高い視座と視野を得られると思います!

魅力3
関与できる業務の幅が広く、深い専門性を持つメンバーと協働して仕事を進められる。

私自身も入社して驚いたのですが、当社には「自分の仕事はここまで」と線引きをするメンバーはほとんどいません。皆が周囲や会社のことをよく見ており、役割を超えて貢献するカルチャーを感じますが、かといって自身の本業を疎かにするわけではなく、むしろ貢献に積極的な人ほど、本業でも圧倒的な成果を出しているように思います。

当社の第二弾商品である「サービス組み込み用 キャンセル保険」の企画初期段階では、社内のいろんなメンバーからフィードバックをもらいました。そこで引受・保険金請求の業務プロセスやモラルリスクについての本質的な課題を指摘し、対応策のアイディアをくれたのは、保険のバックグラウンドの無いエンジニアです。このように、保険以外にも様々なサービス開発で百戦錬磨の猛者揃いだからこそ出てくる意見やアイディアが、より良い商品づくりにつながっています。

魅力4
Finatextが開発したクラウド型の保険システム基盤「Inspire」を活用して、柔軟かつスピーディーなシステム開発が可能。

デジタル保険をスピーディーに開発・提供する際にボトルネックになるのがシステム開発ですが、当社の場合はFinatextの保険基盤システム「Inspire」が既にその点を解決済みです。デジタル保険の仕様を決めたら、この基盤に商品データを載せるだけでOK。あとはお客様が触れるフロント部分の開発に専念できます。

「Inspire」を開発したエンジニアがオフィスの同じ部屋にいますので、意見や改善要望があればすぐに伝えることができます。前述の通り、役割を超えて意見を言い合うカルチャーがあるので良い方向への変更は柔軟に行われます。実際、「母子保険はぐ」の運営の中での気づきをSlackで「Inspire」のエンジニアに伝えたことで、いくつかの改修が行われました。

つまり、当社では、商品開発時のボトルネックになるのは保険商品そのものの開発や行政折衝なのです。ぜひ、ここを得意とする方に来ていただき、その手腕を存分に発揮していただきたいです!

続いて、今ジョインすべき理由についてです。

理由1
新しいデジタル保険の可能性を示すため、様々な保険商品をスピーディーにローンチしていく必要がある。

当社は「日々の暮らしの中に自然に溶け込む保険」を目指して保険事業を展開しています。そのためには、溶け込ませる暮らしの“場”と、その“場”に合った保険商品のスムーズな提供が必要です。“場”を一から構築するのはとても時間がかかるので、既にある“場”を活用させていただく、つまり、生活者向けのサービスを展開する事業者とのパートナリングが必要になってきます。

大手保険会社などから保険商品の提供を受ける場合もありますが、採算性や開発難易度などが理由でそれが実現困難な場合は、当社が商品開発を行うことになります。むしろ、昨今のEmbedded Financeの潮流の中では、当社が商品開発を担うケースが多く出てくると考えています。そうしたニーズに応えるためにも、できるだけスピーディーに高頻度での商品開発を行っていきたいのです。

理由2
デジタル保険の業務プロセスが整い、次のチャレンジに取り掛かるタイミングが来ている。

少額短期保険業の営業開始から約一年が経ち、様々な業務が一巡してきました。「Inspire」を使用した保険の引受、契約管理業務はもちろん、想定外の事象にも日々対応し、バックオフィスを含めて業務プロセスは概ね固まってきています。順調に販売が伸びている「母子保険はぐ」も最小人数での効率的な契約管理ができています。

この一年間、新しい保険システム基盤でチャレンジングな仕様の保険商品を開発・提供する上での様々なリスクを潰しながら整えた業務プロセスなので、今後出す新しい保険商品も基本的にこれを応用すればよく、新たにプロセスを構築する必要はありません。

「母子保険はぐ」も軌道に乗り始めた今が、次のチャレンジに取り掛かるタイミングと感じています!

最後に

「商品企画と行政折衝」というポジションではありますが、スマートプラス少額短期保険は事業も社員数もまだまだ小規模なので、厳密な役割分担は難しいのが実情です。「これは商品企画の範疇を超えるな」と感じることがあっても、それがお客様にとって必要なことならば、グループ内のリソースを活用したり自分で学んだりしながら、皆で一緒に解決していく、そんなスタンスで働ける方に、ぜひ来ていただきたいです。

以上、基本的には保険業界経験者の方に向けて書いてきました。保険業界を経て当社にジョインしたメンバーは全員、「保険の顧客体験はもっと良くなる」「保険はもっと世の中に価値を提供できる」という想いを抱いて入社しました。かくいう私もその一人です。

もし、同じ想いを抱いている方にこの記事が届き、その想いが少しでも強くなったらならば、あるいは日々の業務に忙殺されている方がこれを読み、忘れかけていた想いに気づいたなら、とてもうれしいです。

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