【社長インタビューPart2】希望と変革:社長が目指す未来 | フィルターバンク株式会社
みなさん、こんにちは!フィルターバンクの採用担当です。私たちフィルターバンク株式会社は、個人・法人の信用や評価を調査し、誠実さに基づく情報を提供する企業です。新社名と共に、企業の採用ミスマッチ防...
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はじめまして。
FilterBankの大宗(@omunejun)です。
2016年1月に入社して8年半、第二創業をスタートして2年。社名変更をしてから広報立ち上げなど、会社として発信チャレンジをしているこのタイミングで、私個人も発信をはじめることにしました。これから定期的に書いていきたいと思います。
今回は私たちのVISIONである "ひとの「誠実さ」が活きる社会にする" を言語化した経緯、その理由、また必要性について書こうかなっと思います。
まず、私が入社した時には「Mission / Vision / Value」という考え方は会社に必要ありませんでした。会社として人を増やす予定はなく、サービスを長くご愛顧いただいているユーザー様に伴走するスタイルが確立されていたので、そういった考え方を発信する必要なし!っていう感じでした。
※ 入社から現在までの詳細は下記に記載してます
また、第二創業をスタートしてからの私の脳内は四六時中、下記のことでいっぱいでした。(MVVを策定しようと頭の片隅にある状態…)
即効性のないチャレンジは後回し。直近の課題に対してマンパワーで押し切った結果、1年半で社員も5人から27人と増え、事務所がパンパンに。4席しかない会議室を8名で使ったり、オンライン商談を狭い通路で立ちながらしている人もいました 笑。そうして、現事務所に移転するといったステップを踏みます。
その頃には、MVVを策定しようと頭の片隅にある状態から「共感してくれる仲間ともっと出会いたいので、考えていることの言語化が必要だ!」と積極的に考えるようになりました。
移転準備が落ち着いたのが8月上旬だったので、夏季休暇の5日間に移転後の「会社の方向性」について食事・風呂・寝る以外の時間を全て使って考えました。
まぁ、短期間ではまとまらない。そこから、あーでもない、こーでもないを繰り返して、6ヶ月が経った2024年2月頃に言語化できたって流れです。
≪FY31 キックオフ資料から抜粋≫
その6ヶ月で考えたことの大枠として、メイン事業であるバックグラウンドチェックの過去、7年半ほど経験して現在感じていること、これからバックグラウンドチェックを本当はどうしたいのか、です。
過去については聞いた話がほとんどですが、個人情報保護という観点がない時代でしたので、今と比べれば情報の取得は容易でした。また、終身雇用という日本の正社員雇用における慣行もあり、ポジティブな転職が少ない環境でしたので、ビジネススキルというよりかパーソナルな部分について知りたがっている顧客が多かったようです。今では公平性に欠けるような項目(借金歴・出生など)の確認ニーズが高かった感じです。まぁ、時代だと思います。
現在は厚生労働省の採用選考のガイドラインに則って適性・能力に特化しているので、経歴・評価チェックの確認ニーズが高いです。
包み隠さずに書くと、何十、何百の履歴書・職務経歴書と毎日むき合う業務なので、様々なキャリアの候補者を見てきましたが、経歴を詐称をしている人が結構いるなぁ!という印象。個人的には「そこまでするか!」と思ってしまうレベルも見ます。職業柄、ちょっと見慣れてきましたが 笑。
要は、ネガティブチェックとして確認ニーズが高いというのが現状です。
≪サービス資料から抜粋≫
ただ私は、ネガティブチェックで不誠実を見抜くではなく、そういった候補者が最終面接をくぐり抜けているという事実と、その裏面で不採用という結果になった人のことが気になりました。
チャンスが回ってこなかった人の中には真面目に努力して、誠実に生きてきた人も含まれている。そして、そういった誠実な人と企業がもっと面接時間を使っていれば、アピールができ、マッチ度が上がったかも。
なので、真面目に努力して誠実に生きてきた人が正当に評価され、チャンスの機会損失を防げれば、公平性と公正性が保証されると思いましたね。
また、この考え方が浸透することによって、不正やズルをする人が利益を得ることなく、正しい行いが報われる環境が整えば、高学歴じゃなくてもスキルを磨いたり、誠実に取り組んでいれば目に留まるという形ができて、それって素晴らしいと思いましたね。
なので、"ひとの「誠実さ」が活きる社会にする" という言語になりました。
ちなみに私自身も高学歴ではなく、就業していない期間もあるので「綺麗な・立派な」経歴ではないです。特別なスキルがあるわけでもないですが、これまで熱心に取り組んできたからこそ、チャンスが回ってきた一人だと思います。
※ 詳細は下記に記載してます
会社の方向性を「誠実さ」を軸にしようと思った時に、「誠実さ」って本当に必要か?という客観性も考えました。その時にまとめた5つです。
信頼関係は個人、企業、社会全体で重要。ビジネスでは取引先や顧客との信頼が、長期的な成功に不可欠。誠実な人は約束を守り、透明性を持って行動するため、周囲からの信頼を勝ち取ることができる。
職場では協力が大きな成果を生む。誠実な人は意見を尊重し責任を持つため、チームの調和と効率が向上。誠実なリーダーは公平に接し、信頼を得ることで強固なチームを築くことができる。
誠実な人は自己反省を怠らず、常に改善を目指し努力する。この姿勢は自己成長と専門知識やスキルの向上が望める。誠実な人はフィードバックを真摯に受け止め、改善することでキャリアの発展にも寄与する。
誠実な行動は他者に対する模範となり、社会全体の倫理基準を高める効果がある。誠実な人が多い社会では、詐欺や不正行為が減少し、全体的な安全性や幸福感が向上する。
誠実に生きることで、自己に対する誇りや内面的な平安を得ることができる。これにより、ストレスの軽減や精神的な健康が保たれるため、人生全体の質が向上する。
≪"ひとの「誠実さ」は、〇〇〇" というイメージ≫
技術が急速に進歩する現代社会においても変わらず、ひとの「誠実さ」は本質的な価値であり、短期的な利益や成果よりも、長期的な信頼と成功をもたらすために、より一層必要とされていくと思います。
日々の生活や仕事の中で「誠実さ」を大切にしている人が増え、誠実な人が輝く社会に近づくために、組織に関わってくれるメンバーと一緒にこれから事業を進めていきます!!