「案件をこなす」から「組織をつくる」へ。6年間で見えてきた、プランナーとしてのキャリアアップ【新卒キャリアパス紹介】
マネージャーになったら、現場の仕事から離れていくものだと思っていませんか?
「昇格すると、今までとは違う基準で見られるようになりそうで身構えてしまう」ーそんなイメージに、6年間のリアルな経験で応えてくれる社員がいます。
現場の案件に向き合うところからキャリアをスタートし、5年目にグループマネージャーへ昇格。現在もプレイヤーとしての業務を続けながら、メンバーの育成や組織づくりにも関わっています。重ねてきたキャリアアップには、どんな考え方やきっかけがあったのでしょうか。
プランナーチームで活躍する為貝さんの5年間のキャリアパスを伺いました。
― PROFILE ―
為貝 結(アカウントマネジメント部 統合プランニング2グループマネージャー)
2021年新卒入社
<為貝さんのキャリア>
ーまず、現在の仕事内容について教えてください。プレイヤー業務とマネジメント業務はどのように関わっているのでしょうか?
時期によって変動はありますが、プレイヤー業務に比較的多くの時間を使っています。
マネジメント業務は大きく2つに分かれていて、ひとつはメンバーの育成、もうひとつは組織づくりです。育成のほうは時間をきっちり分けているわけではなく、案件に一緒に伴走しながらやったり、1on1で時間をとって話したり、という感じ。組織づくりのほうは逆に、自分で時間を確保してまとめて手を付けることが多いです。
組織づくりの具体例としては、ひとつは人員配置です。プランナーチームは業務範囲がとても広く、できることの幅が大きいチーム。大きなお客さまを獲得しようとなったときに、どのフェーズが鍵になるのかを見極め、営業部とプランナーそれぞれのスキルを見ながら、誰をどこに配置するかを考えます。
もうひとつは業務フローの効率化です。これまでは一人ひとりが工夫しながら時間を短縮していたものを、組織全体の仕組みとして整え、ツールの導入や依頼先の整理などを行っています。
プレイヤーとしての業務内容自体は、メンバー時代から変わっていません。ただ、以前と比較して担当案件数は減り、その分メンバーに伴走する時間が増えました。仕事が減ったというより、自分の手から少し離れたという感覚のほうが近いです。
ーメンバー時代と今を比べて、意識として一番変わったことは何ですか?
これまでは、自分のスキルがどう伸びたかで結果を見ていたんです。それが、組織として何時間効率化できたか、この人数でどれだけの件数を回せるようになったか、という見方に変わりました。主語が自分から組織になった、という感覚です。
成果の捉え方も変わりましたね。私たちの部署は数字目標がない部署なので、以前は自分がどれだけ案件に関われるか、どれだけ評価されるかしか考えていませんでした。でも今は、営業部が持っている数字目標まで気になるようになって。プランナーという組織だけじゃなく、利益を作る部署としての姿勢が、自分の中で前より強くなった気がします。
ーマネージャーに選ばれた経緯と、昇格後に実感した変化について教えてください。
実はマネージャーになる1年以上前から、組織の効率化を勝手にやっていたんです。たとえば、みんなが手作業で1時間かけていたレポート作成を、シートに数字を入れるだけで自動でまとまるようにする、とか。自分が好きでやっていることが、組織にとっても価値があるんだということを、自分でしっかり言語化してアウトプットし続けていたのが評価されたんだと思います。あとは、組織が拡大フェーズだったこともありましたね。
昇格後は、決裁権というほどではないんですが、これを決めてくださいという相談が明らかに増えました。日々のコミュニケーションの中で、自分が決定権を持つ立場なんだと実感するようになりました。意外と実感したのは、名刺を新調してグループマネージャーと刷られたときです。営業先で名刺交換をしたときに「この年齢でグループマネージャーなんですね」と言われると、ちょっと嬉しいし、自分なりに頑張ってきたんだなと思います。
ーもともと管理職に興味があったのでしょうか?
いえ、入社したときは全くなかったです。お金は稼ぎたかったし、評価されたい気持ちはすごく強かったんですけど、役職そのものへの興味はなくて。それが3〜4年目くらい、ある程度仕事ができるようになってきた頃に、査定のフィードバックで「視座をもう一段上げよう」と言われることが増えてきて。役職を持たないと得られない情報がある、頑張るだけでは見えてこないものがある、ということに気づいたのがきっかけです。
ーマネジメントの道を選んだ転機について教えてください。
マネージャーになる半年前くらいに、今のプランナーのままマネージャーに上がるか、違う部署に異動して横にスキルを広げるか、という2択を会社から提示されたんです。後輩やこれから入ってくる人の育成をしてみたい、という気持ちが強かったので、縦の方を選びました。プランナーは関わる部署も人数も社内で一番多いと思っているんですが、マネージャーになってからはその関わる人がさらに増えて、決めなければいけないことも増えた。大変ではあるけど、他部署にこういう仕事があるんだ、という視点がすごく広がった実感があります。
マネージャーになったあとも、プレイヤーとしての関わり方は変えていません。マネージャーが手を動かさなくなると、メンバーがついてきてくれなくなると思っているので。言うだけで自分はやっていないと思われるのが一番嫌で、プレイヤーとしての部分は絶対に手を抜かない、というのは今も意識しています。
ー今後のキャリアについて、どのように考えていますか?
プレイヤーとマネジメントの比重は今のまま変わらず、現場の最前線であり続けることを意識したいです。一方で、その中身や質をあげていきたいと思います。この1年でチームみんなが自走できるようになってきたので、よりどんなプランニングが良いか?を話し合えるようなフォローアップや組織作りをしていきたいですね。またこの組織はどうあるべきか、どんな文化が良いのか、とより概念的なテーマを考える仕事が増えていくと思っています。
今後はマネジメントを軸にしつつ、横に小さな武器を増やしていきたいですね。最近だと動画制作のようなクリエイティブな仕事や、社内の業務最適化を専門にしている部署のツールに触れる機会があって、すごく楽しかったんです。小さな武器でもいいので、少しずつ増やしていきたいなと思っています。
ー将来のキャリアを考えている学生に向けて、何か伝えたいことはありますか?
私が意識せずやっていたのは、「これは嫌だな、変えたいな」と思ったときに、不満だけで終わらせないことです。「こうした方がいいと思うんですけど、どう思いますか」と、改善策まで含めて口に出すようにしていました。この会社は、まず「やってみなよ」と言ってくれる文化があるので、ちゃんと向き合って提案すれば、自分で道を切り拓いていけると思います。この規模の会社だからこそ、自分がやったことがすぐに組織に反映されるという実感があります。マネージャーかどうかに関わらず、それはこの会社で働く面白さのひとつだと思います。
インタビューを通じて印象的だったのは、為貝さんがマネージャーになったことを成長のゴールとして語らなかったことです。
昇格の話には、その1年以上前から続く積み重ねがありました。誰に頼まれたわけでもなく、組織の仕組みづくりを続けていたこと。それは会社から与えられた役割ではなく、自分が好きでやっていたことを、自分自身で言語化し続けた結果でした。
「視座をもう一段上げよう、と言われ続けたことで、頑張るだけでは見えてこないものがあると気づいた」という言葉が、フェズでの成長のリアルな姿を表しているように感じました。
そんな環境で、プレイヤーとしての専門性を磨きながら、自分のキャリアを自分の手で広げていきたい。そんな想いを持つ方は、ぜひ一緒に働いてみませんか。