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国内外アワードへの参加プロジェクトが始動。2 つのアプリがグッドデザイン賞を受賞しました!

こんにちは! プロモーション担当の花田です。

フェンリルは本年度から、国内外のさまざまなアワードへ積極的に参加しています。エントリーしているのは主に、広い視点でデザインが評価されるアワードです。
そして今回、2024年度グッドデザイン賞にフェンリルから2つのアプリが選出されました!

フェンリルの自社プロダクトである絵コンテアプリ「DROMI」と、フェンリルと中国新聞社が共同開発したニュースアプリ「みみみ」です。
さらに「みみみ」は、グッドデザイン賞の中から特に優れた100件である「グッドデザイン・ベスト100」と関連企画展「わたしの選んだ一品」にも選ばれました。

「DROMI」受賞ページ

iPad アプリ
DROMIは動画編集に適したタイムライン形式の画面に、直接描きこむことができるiPad専用の絵コンテアプリです。軽やかなタッチで描け、すぐに再生でき、絵と音を合わせることもできます。これまで多くの労力と技術が必要だった映像制作ですが、DROMIがあれば誰もがいつでもどこでも簡単に、アイデアを映像にすることができます。
https://www.g-mark.org/gallery/winners/27157?text=DROMI

「みみみ」受賞ページ

スマートフォンアプリ
「みみみ」はデジタル世代にこたえる、地域のニュースアプリです。ニュースに触れ、地域への理解を深め、つながりを広げる体験を、ユーザーの興味・関心に合わせて提供。同じ街に住む記者が、身の回りのニュースについて答え、一緒に考えてくれる。地方新聞社だからできる新しいニュース体験を形にしました。
https://www.g-mark.org/gallery/winners/26906


今回は、アワードプロジェクトのメンバーであるディレクターの髙岡に、アワード参加の意義について聞いていくとともに、グッドデザイン賞を受賞した「みみみ」「DROMI」のメンバーにも話を聞きました。

アワードプロジェクトについて

ーフェンリルがアワードに参加する意義をどう考えていますか?

高岡:
デザインだけではないですけど、対外的な評価を受けることは重要だと思っています。フェンリルのデザインが今どの水準にあるのかという客観的な視点を得るだけでなく、受賞という形でメンバーのモチベーションにもなってほしいので。賞を取ることを目指してはいますが、それがゴールとは思っていなくて。フェンリルのデザイン力が認められてブランドイメージがさらに向上することで、幅広い層への認知につなげたいです。

また、メンバーには、外の世界からの刺激を受けてほしいとも思っています。世の中にあるさまざまなデザインを見て学び、さらにレベルアップするためにも、アワードへの参加はメリットがあります。デザインのプロフェッショナルとして、目の前の課題を解決するだけでなく、アワードを通して世間の動向を知ることで業務に生かしてほしいですね。


ーグッドデザイン賞に応募した理由を教えてください

高岡:
グッドデザイン賞は、デザインによって暮らしや社会をよりよくしていくための活動と定義されています。課題解決や新たなテーマにデザインを生かし、一人一人が豊かに、創造的に生きられる社会を目指しているという考え方に共感したというのが大きいです。加えて、一般的にも幅広く知られているこの賞で評価されることには、価値があると思っています。

※グッドデザイン賞とは
1957年に創設された「グッドデザイン商品選定制度」を継承する、日本を代表する総合的なデザイン表彰制度。国内外の多くの企業や団体が参加する世界的なデザイン賞として、毎年実施されています。目的は、暮らしの質の向上を図るとともに、社会の課題やテーマの解決にデザインを生かすこと。受賞のシンボルである「Gマーク」は優れたデザインの象徴として広く親しまれています。

世の中の価値観であったり、人々の思考がめまぐるしいスピードで変わっています。ITやデジタルの技術もどんどん進化するなかで、デザイン自体も転換期にあると思います。
今回、グッドデザイン賞を受賞したことで、フェンリルがデザインで価値を生み出せているという再認識できましたが、これからさらにデザインの力で社会にどのような影響を与えていくのか、フェンリルのデザイナーたちにはがそれぞれ自分で考え、ハングリー精神を持ってチャレンジしていってもらいたいです。

BEST100にも選出
デジタル世代に向けたニュースアプリ「みみみ」

ー受賞おめでとうございます! 感想を教えてください

横山:
外部の専門家から客観的な評価をいただけたことで、私たちが取り組んできた仕事の社会的意義を改めて認識できてよかったです。さらに、ベスト100に選ばれたのはデザインに携わる者にとって名誉あることであり、今後の励みになりました。

「みみみ」はニュースの概要をさらうこともできれば、記者に質問して深く探究することもできる。ニュースへの接し方をユーザーが自由に選べる点が素晴らしいと思っています。
アプリの詳細はこちらをご覧ください。

ークライアントである中国新聞社さんと、どのようにプロジェクトを進めていったのでしょうか

横山:
中国新聞社さんとは、プロジェクトメンバーや記者の皆さまと直接お会いして、密に意見交換しながら(時には試作品を実際に使っていただきながら)、デザインの方向性を一緒に固めてきました。その過程でデザインプロセスや検討案を共有し、2社の強みを生かしながら一緒に答えを探すことを意識しました。

ー「答えを探す」というフェーズでのエピソードをお聞きしたいです

横山:
もともと、ニュースを主軸としないアプリを検討していたのですが、企画フェーズでのユーザーインタビューを経て、中国新聞社さんが提供する価値を「情報とそれを支える人」であると考え、これを軸にしたニュースアプリを企画・デザインしました。結果、「自分たちが本当に実現したかったことをくみ取って考えてくれた」「こんなデザインが生まれるとは思わず、とてもワクワクした」という反応をいただけてよかったですね。

ー中国新聞社さんとの良い関係性が伝わります

横山:
先ほどもお話ししたように「一緒に答えを探す」という時間を過ごしたことで、関係を築けたと思っています。このプロジェクトで特に印象に残っているのは、リリース前の中国新聞社内向けの説明会です。準備段階から中国新聞社のメンバーとフェンリルメンバーが協力し、終了後には「1つのチーム」としての一体感を得られたと思います。

ーグッドデザイン賞の応募、展示に際して意識したことは

横山:
「プロジェクトの内容が、何も知らない第三者に伝わるかどうか」を意識しました。内部からの目線で考えると、どうしてもいろいろな背景を知っている前提で考えてしまうところがあるので。展示については、限りある時間の中でプロジェクトを俯瞰できるよう端的に説明することを心掛けて準備しました。

             (GOOD DESIGN EXHIBITION 2024 展示の様子)

応募に対して、中国新聞社さんからも「ぜひやりましょう!」との後押しをいただきました。
受賞の報告を受けて非常に喜んでいただけたようで、「客観的な視点で今回の取り組みの意義を評価してもらえて、うれしい」「現場で頑張っているメンバーにとって励みになる」「これを弾みにして新しいユーザーの開拓や取り組みにつなげていきたい」といった声をいただきました。

      (アプリのリリース時に広島市内で展開された「みみみ」の広告キャンペーン)

ーアワードへの参加を経て感じたことはありますか?

横山:
これまで社内では、「アワードに参加する」といった話はほとんど出ていなかったように思います。「みんなそういうのに興味がないんだと思ってた」と話すデザイナーもいたくらいです。今回の参加により、メンバーにそういった取り組みに挑戦してみてもいいかも? と思ってもらえたのではないかと思います。

ー今後の「みみみ」の展開についてメッセージをください!

横山:
「みみみ」は、ユーザーを観察し、改良の機会を大切にしていきたいと思っています。今後の歩みをあたたかく見守っていただければ幸いです!

創作の可能性を広げている点が評価されての受賞
iPadのための絵コンテアプリ「DROMI」

ー受賞おめでとうございます! 感想を教えてください

きつね:
まずは、丁寧に作り上げてきたDROMIの世界観やブランディングを評価していただき、うれしく思います。DROMIのデザインで気に入っているのは、自由度が高いところもそうですが、何よりクリエイターの創作活動に全力で向き合えているところです。

ーDROMIチームはイベントに出展するなど精力的に活動されていますよね

きつね:
そうですね。この活動には、DROMIが「隣で創作活動を一緒に楽しむ親友」のような存在になりたい、と考えてブランドコンセプトを組み立てているという背景があるんです。加えて、直接ユーザーとコミュニケーションを取ることで認知を広めて行ってほしい、という社長の想いもあり、映像クリエイターの皆さまに直接会いに行くことを特に重視しています。DROMIのプロダクトだけでなく、マーケティングや PR 活動まで一貫したブランディングを心掛けています。

ー参加者の方からはどのような反応をいただきますか?

きつね:
イベントで実際に体験していただくと、ポジティブな反応が非常に多いんです。「簡単で使いやすい」「この機能で無料はすごい」「シンプルな UI とサクサク書ける操作体験が面白い」など反響の輪が広がっています。楽しそうに使っていただいているのを見ると、とてもうれしいですね。ぜひ多くの方に「DROMI」を使ってほしいです!

ーグッドデザイン賞の応募にあたって意識したことは

きつね:
DROMIのブランディングや込められた思いを丁寧に説明することに注力しました。それでいて客観的に理解してもらえる文章にするため、チームで何度も話し合いました。
展示では、短い時間で使い方とコンセプトの両方が簡潔に伝わるようなブースをデザインしつつ、実際に iPad でアプリを体感していただけるようにしました。

             (GOOD DESIGN EXHIBITION 2024 展示の様子)

ーアワードへの参加を経て感じたことを教えてください

きつね:
今回、フェンリルとしてアワードに応募するという流れができたことに意義を感じています。社内に閉じがちな活動が外に出ていき、世の中のデザインと自分達のデザインを俯瞰的に見ることができるのはとても良いですよね。今回、体制や方法などを試行錯誤できて次にもつながったと思います。

ーDROMIを広めていく活動のなかで日々感じていることは何かありますか?

きつね:
DROMIのPR 活動には、社内のメンバーが部門を越えて積極的に参加してくださっていて本当にありがたく思います。コンテンツ制作や、イベントのスタッフ、クライアント先への訪問時にフライヤーを配布してくださるなど、DROMIの認知に貢献していただきうれしく思います。
これからもよろしくお願いします!

今後にもぜひご期待ください!

今回はグッドデザイン賞の受賞についてお伝えしました。
どこかでフェンリルの名前を見つけていただけるように、今後もさまざまなアワードに参加していく予定です。

また、2024年度のグッドデザイン賞全受賞作品が集結する受賞展「GOOD DESIGN EXHIBITION 2024」が11月1日(金)~ 5日(火)まで開催されています。
多彩なジャンルから選出された商品の閲覧や購入ができます。この機会に、皆さまぜひご来場ください!

GOOD DESIGN AWARD
グッドデザイン賞の仕組みや、過去のすべての受賞対象が検索できる「グッドデザインファインダー」など、グッドデザイン賞に関する情報をご紹介するサイトです。毎年1回(4~6月頃)募集する、グッドデザイン賞への応募もこのサイトから行うことができます。
https://www.g-mark.org/learn/past-awards/gda-2024/gde2024






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