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こんにちは。採用チームマネージャーの吉田です。
フェンリルの採用チームは現在、中途採用/新卒採用にチームを分けて採用活動を行っています。
2025年度新卒採用も終盤戦、新卒採用チームが集まり、それぞれの想いや今後の課題を共有しました。
フェンリルに興味を持っている方はもちろん、採用の仕事に興味がある方や就職活動中の方々など、この記事が皆さまの参考になれば幸いです!
<参加メンバー(写真左から)>
吉田 仁志(人材開発担当 部長 兼 人材開発課 課長)
約15年、IT業界にてシステム開発営業、金融ソリューションセールス、人材育成担当を経験。フェンリルへは2018年に採用マネージャーとして入社し、採用チームの増強を図る。
#謎解き好き #愛猫の名はハル #ヅカオタ男子
岡村 百々花(人材開発課)
新卒で金融系企業に入社し、営業・事務・企画職を経て教育やリクルーター担当を経験。フェンリルに入社してからは新卒採用を担当。
#Dオタ #海外旅行目標年6回 #推し事が大渋滞
園田 将之(人材開発課 シニアリーダー)
新卒入社した医療機器メーカーにて8年間営業に従事。 続けて、人材採用・育成担当を4年経験した後、フェンリルに入社。 現在は中途採用チームのリーダーを務める。
#キャンプ飯が好き #長期休暇で食い倒れ旅行 #脱出ゲームで脱出できない
それぞれがフェンリルの採用担当になるまで
吉田:岡村さんはもともと前職でリクルーターとして新卒採用に関わっていたんだよね。人事として新卒採用をやりたいと思ったのはなぜ?
岡村:新卒で入社した会社でリクルーターを任されたことがり、インターンシップや採用イベント、面接に携わりました。自分の思いを誰かに伝えることで、その人の人生の選択肢が増えたり、喜んでもらえたりすることに、やりがいや面白みを感じたんです。
吉田:なるほど。フェンリルに転職を決めた理由は?
岡村:理由はいくつかあるんですが、一番は会社としての信頼性があったからです。前職では、自社アプリをお客さまに勧める部門にいたのですが、そのアプリを開発していたのがまさにフェンリルでした。前職の会社はコンプライアンスチェックがとても厳しかったので、そんな会社の取引先であるフェンリルには信頼性がありました。また、フェンリルが開発したアプリはとても使いやすかったので、自信を持ってお客さまに勧められました! ユーザー体験を通して、フェンリルに対する信頼度がさらに高くなりました。
吉田:まさに「デザインと技術」でハピネスを与えられたんだ! そのエピソードを学生にもっとアピールしてほしいな(笑)。僕はもともと大学生の頃からSleipnirのユーザーで、岡村さんと同じく、デザインと技術でハピネスを与えられた一人です。園田くんのキャリアは?
園田:新卒で入社した前職の会社では、ずっと営業に従事していました。営業の仕事を通して、仕事は「誰と一緒にするのか」がとても大切だと感じ、人と人を繋ぐ仕事である採用や人事の仕事に興味を持つようになりました。営業をやり切ったと思っていたタイミングで人事に異動することになり、そこから採用に携わっています。フェンリルを選んだ理由は、選考で出会った人たちと一緒に働きたいと思ったからです。吉田さんが面接をしてくれたのですが、吉田さんと一緒に働きたいと思いました!
吉田:えー、うれしい。それが本当なら(笑)
園田:そんな上司とはもう3年のお付き合いで、仕事終わりによく飲みに行く仲です。フェンリルの選考は、他の企業よりも血が通っていたのが印象的でした。時間をかけて選考・面接をして貰いましたが、丁寧に個別最適で進めてくれたので会社の誠実な姿勢も感じ取れました。
新卒採用で、私たちが大切にしていること
吉田:岡村さんは去年初めてフェンリルの新卒採用を担当したよね。フェンリルは2015年から正式に新卒採用を始めて、今11期目の新卒採用をやっています。当初から変わらずデザイナーやエンジニアといった専門職採用が多いけど、採用担当を経験して何か感じたことはある?
岡村:新卒採用はまだ1年半しか経験していませんが、自分自身がエンジニアでもデザイナーでもないので、難しく感じました。これからもっと経験を重ねて、専門的な知識を学びながら人事としての洞察力や判断力を極めたいです。
吉田:岡村さんは1年半”しか”やっていないパフォーマンスではないよ(笑)。いつも言っていることだけど、IT業界の採用は自分が経験していない専門性の高い職種採用が多いからこそ、手触り感が得づらいと思うんだけど、今みたいに人事だけでも面接ができるようになったのはなぜ?
岡村:私の場合は、完全な正解がないことを前提に、先輩の見よう見まねでやってきました。確かに手触り感はないですが、「フェンリルが求める人材」という観点で面接時に確認する大切なポイントはつかんでいます。
園田:「デザインと技術のフェンリル」とうたっているけど、大事なのはやっぱり「人」ですよね。プログラミング力やデザイン力とかよりも上位概念で、フェンリルのクレドを体現してくれる人を選んでいますよね。邪悪なことをしない人とか。これは新卒採用に限らず、中途採用でも大事な観点ですよね。
吉田:僕たちが選考に加わる介在価値はそこだよね。人に重点を置く部分に関しては、人事部を信頼してもらっているので、最前線に出て候補者と相対できるのが僕たちの一番の価値かな。
岡村:「フェンリルに合いそうな人」というテーマで社内の色んな人と話すと、一緒に働きたいと思う人物像が、それぞれ微妙に違うんですよね。共通解がないから悪い、ということではなく、その一つひとつを吸収して学生さんと会話したり、面接したりしていますね。
フェンリルの企業成長とともに、採用のアップデートを目指す
吉田:手前味噌ですが、現状の新卒採用は再現性が高いんだよ。この採用市場においてコンスタントに採用できているのは素晴らしいことです。
吉田:今期、新卒採用チームは新しい編成でスタートしたので、採用自体をアップデートするいい機会だと思うのだけど、今考えている課題って何かある?
岡村:今は採用活動の範囲が狭いので認知がまだまだ低いと感じます。より多くの人にフェンリルを知ってもらうことが重要なので、広報・プロモーションに力を入れたいですね。
園田:潜在層をもっと増やした方がいいですよね。例えば、就活で大手やメガベンチャーだけを目指している人たちにも、「こんな会社があるんだ!」と思ってもらえたらいいなと思います。さらに言えば中学生や高校生の段階でフェンリルとの接点があれば、応募の選択肢に入ってくるかな、と思うんです。
岡村:そうですね。私も吉田さんもフェンリルのことを知っていたので、応募のきっかけになったと思います。就活では「知っている企業だから」とか、「この製品を作っている会社だから」という理由でエントリーする人が多いと思うんですよね。フェンリルもその中の一社になれたらいいなと思います。
吉田:選考だけが目的ではなく、プロモーションやブランディングが大事ってことだね。採用を通して会社全体の認知度を高めていきたいね。
園田:私の考える課題は、フェンリルにとって必要な人材をいかに採用するかということです。もちろん採用人数自体も大切ですけどね。これまでの採用実績が良かったので、今のやり方を変えるには勇気がいります。でも市場は毎年変わっているので、やはり私たちの考えも行動も変化させないといけないと思いますね。
吉田:新卒採用の市場感ってその年度が終わった後に分かることが多いから、中途採用よりも先読みがしづらいよね。リアルタイムでも軌道修正できるよう、新鮮な情報を得たい。就活の開始時期が早まりそうとか、学生の就職に対するビジョンが変わってきたとか。後者だったら大学や高専・専門学校とのリレーションがあるから、学生を目の前にされている先生からのキャッチアップはまだまだできるのかな。今、学校に対して実施していることって何がある?
岡村:今は学校のイベントや会社説明会、ワークショップなどがメインですね。
園田:学生の中での認知度を高める必要がありますね。フェンリルがやりたいことよりも、学校側にとっても利になるようなことや、学生のためになることを考慮して、学校と良い関係を築きたいですね。
吉田:ここ数年、フェンリルの採用チームは新卒採用と中途採用で担当を分けることでそれぞれのスピードやボリュームを上げてきたけど、その代わりにナレッジやメソッドをシェアしづらくなっていたよね。今期から体制が変わって、兼務者も増えたことでその壁が取っ払われてきたので、もっと良い組織運用ができるのを期待しています。それから僕たちは「採用課」ではなく「人材開発課」なので、忘れていけないのは入社後の育成。入社から成長支援のフェーズにもっと注力したいと思っています。今ちょうど新卒研修真っ只中で、新卒入社のみんな頑張ってくれてるんだよね。
吉田:今のやり方でも、それなりの採用実績が見込めます。でも、フェンリルがさらなる企業成長を目指す今、「人的リソース」は大事な要素の一つなので、これまで通りでは通用しなくなってくるかな。フェンリルを知ってもらうタイミングをもっと早めたり広めたりする必要があるし、接点を増やさないといけない。そして人材の幅や深さを広げていく必要があるね。
今後も一人一人と向き合うことを大切に
吉田:2025年新卒採用まっただ中ですが、今の我々の課題感を含めて大事にしていきたいことって何かある?
岡村:私にとっての最大の課題は、出てきた課題を同じ期の中でクリアすることです。それから、私は考えることや決断することが少し苦手なんです。正解がない中で挑戦するには勇気がいるし、失敗したくないので決断が慎重になってしまいます。ですが、今期のフェンリルのテーマは「ゆうき」なので、まずは前向きに色々とチャレンジしたいです!
園田:私は、ただきれい事を言って採用するのではなく、入社後のこともしっかり考えて対応すべきだと思います。新卒は一生に一度きりなのでそのご縁は大切にしたいですし、目の前の学生さんの将来を考えた上で、フェンリルが一番いい選択だと思ってもらえることを意識して、人と人とを繋ぐ仕事を大事にしたいです。
吉田:正しい選択をしてもらうためには、正しくフェンリルのことを知ってもらいたい。そのことを突き詰めると、「候補者個別最適化」がやっぱり今の採用チームのメソッドだよね。学生の皆さんには悔いが残る就職活動はしてほしくないから。ただ、今後の採用拡大を考えた時に、どこまで今のように一人一人に時間を費やすことが出来るか。どこかでトレードオフになってしまうという諦めではなく、それでも、今後も継続してフェンリルらしく候補者と向き合える方法を考えていきたいと思います。
海外からフェンリルへ
現在フェンリルで働く外国籍のメンバーは38名(10カ国)。新卒や中途に関わらずフェンリルを働く環境に選んでくれるみなさんを安心してお迎えしたい。そんな思いで海外人材採用を担当してくれている採用メンバーを紹介します。
<参加メンバー(写真左)>
李 俊(人材開発課 リーダー)
食品メーカーで2年間通訳を務めた後、ゲーム系ベンチャー企業に創設メンバーとして参加。バックオフィス業務全般を4年間担当。フェンリルでは中途、新卒採用を兼務。海外の人材採用や数値分析も担当。
#育児奮闘中 #ボードゲーム好き #インディーゲーム好き
海外から日本に来る方が安心して就職活動できる環境を
吉田:李さんは新卒採用と中途採用を兼務しているよね。李さん自身が韓国の出身で今日本で働いているという経験を活かし、特に外国籍の方の採用に注力してくれているけど、まず具体的にどんなことに携わっているのか教えてもらえますか?。
李:エージェントとのやり取りをはじめ、媒体調査や新しいサービスの利用など、さまざまなことをやっています。選考段階においては応募書類をチェックしたり、一次面接を担当したりしています。また、私の母国である韓国の公共機関と連携して、韓国籍の新卒採用にも力を入れています。
吉田:李さんが海外人材採用を担当している意義は何だと思いますか?
李:外国籍の候補者のみなさんに、よい体験をしていただくことだと思います。日本で働く外国籍の方はまだ少数派です。そのため、さまざまな不安があると思いますが、企業側にも外国籍の採用担当がいれば、安心感を与えられると思います。当然ながら、私は外国籍の方を受け入れるための事務的手続きや注意すべきことを理解していますし、候補者が安心できる情報を提供できます。
吉田:ビザ周りは、いつも李さんにフォローしてもらってるよね。外国から日本に来て働く方は、やはり不安や懸念が大きいですよね。
李:そうですね。期待を持って海外から日本に来られると思いますが、受け入れる体制が整っていない会社もあります。採用をお断りされることが続くと不安が大きくなってくるかもしれませんが、フェンリルにご縁があった方には、どうか安心して選考に進んでいただきたいです。
母国、韓国の学生に向けた新卒採用活動
吉田:2022年度の新卒採用から、韓国に在住で韓国の大学や学校を卒業された学生を迎えるようになりましたが、当時はどういう背景で採用を始めたか教えてください。
李:当時の新卒エンジニア採用において、新たな母集団を探していました。そこで外国籍の人材を積極的に採用することになり、韓国籍の学生を有力候補の一つに挙げました。
吉田:韓国を有力候補の一つにした理由は?
李:韓国は若年層の就職率が低いんです。求職者数に対して採用企業数が少ないという背景があり、国が公共機関やさまざまな手段を使って海外就職をサポートしています。そんな韓国の採用事情を生かし、新たな採用チャネルにするために積極的な採用を始めました。
吉田:李さんは韓国語と日本語のバイリンガルで採用に携わってもらっているけど、実際の進め方は?
李:まずは韓国の学生向けのさまざまなイベントに出席し、そこから採用選考に入ります。初対面では韓国語で会話しますが、一次面接は敢えて日本語で行い、候補者の日本語能力をチェックしています。イベントの後日、アトラクトの場としてフェンリルを紹介する機会を設け、就職を希望する方には課題選考のご案内します。ここからのフローは日本の方たちと同じです。
吉田:コロナ禍を経て、結果的にはオンラインで全て完結する、自国にいながら面接や面談に参加し入社を決めてもらうことができるようになったけど、一方でコロナも落ち着き対面でアトラクトできる場面も増えてきてます。まずは韓国に行きましょうか!(笑)
多様な国のメンバーが活躍するフェンリルに
吉田:コロナ禍の収束直後は入国審査が大変な時期もあったけど、毎年、優秀な方たちが入社してくれています。韓国籍に限らず、フェンリルは諸外国にいる方々を迎え入れたいというのは今後も変わらないよね。今後の目標はありますか?
李:外国籍の方々、特に中国籍の方は毎年入社しているので、今後は入社したメンバーにも協力してもらいながら、積極的に採用人数を増やしたいです。それから、社内で働くメンバーの国籍が多様になってくることでまた新たな課題が出てくると思います。採用だけではなく入社後も安心して働いてもらえるようにすることが大切だと思います。
吉田:フェンリルは今期北米事業部が立ち上がり、より日本国外への事業展開を拡大していきます。その中で外国籍人材の採用はますます重要度を増してくるはずなので、李さんを頼りにしています!