"相互コミュニケーション"をテーマに。2021年度 入社式 / 第17期キックオフを実施しました! | フェンリル
※本記事の内容は2021年4月1日に実施されたものです。こんにちは!コピーライターの高島です。4月に入り新年度はじめての投稿は、2021年度の入社式と、フェンリル第17期のキックオフ『Fenri...
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こんにちは!今年度の新卒エンジニア研修を担当した西山です。
フェンリルでは今年度、アプリエンジニアを7名、ウェブエンジニアを4名、QAエンジニアを1名迎えました。
去年に引き続きコロナ禍で、リモートによる新卒研修となりました。
この記事では、4月から6月まで3ヶ月に渡り行ったリモート研修について、研修担当からの目線でお伝えしたいと思います。
フェンリルのエンジニアは、まずネイティブアプリケーションを開発するのか、ウェブアプリケーションを開発するのか、QA(Quality Assurance)を行うのか、何に軸足を置くのかを決めます。
新卒エンジニアもそれは同じで、入社時の希望から研修先が決定されました。
それに従い、それぞれ専門の研修担当の元で研修を受けることとなります。
フェンリルでは2020年4月からフルリモートを基本とする業務体制となり、リモートでの新卒研修は今回で2回目となりました。
去年度は十分な準備ができないまま、リモートでの新卒研修を実施する形となりましたが、今年度は念入りな準備を行った上で様々な工夫を凝らした研修ができました。
この記事を執筆している西山が、ウェブエンジニアをメインとする研修を担当しましたので、ウェブエンジニアの研修を中心にその工夫の一部をお伝えしたいと思います。
まずは、フェンリルでアプリケーション開発を行う上で最低限知っておいてほしいことを学んでもらうために、次の内容を座学で学んでもらいました。
それぞれ1〜3時間ほどの講義で、基本的に聞いているだけではなく実際に手を動かしながら学んでもらう、講義+演習の形になっています。
コロナ禍前は講師が直接指導することができたのですが、リモートとなり Google Meet を利用しての指導となりました。
遠隔での指導は難しい部分もありましたが、例えば AWS の演習では、講師が新卒エンジニアの作成したリソースをコンソール上でチェックして指導を行ったり、Git の演習では Github のコミットを確認して指導を行ったりと、遠隔でやってみたからこそ、そのツールの価値を確かめられるといったメリットを感じることができました。
基礎を学ぶための座学を終え、Web開発の基礎を学ぶために Ruby on Rails チュートリアル を一通りやってもらった後は、フェンリルの実際の開発に近い実践的なチーム開発を行ってもらいます。
今年度の新卒ウェブエンジニアは、4名1チームとなり、1つのアプリケーションを開発してもらいました。
実際の開発のうち一部は省略し、次のことを学んでもらうことにフォーカスした研修となります。
必要な API 設計書や DB 設計書、UI設計書などは事前に準備し、AWS のインフラ環境も整備した上で開発がスタート。
フロントエンドとバックエンドの2名ずつに分かれ、フロントエンドは TypeScript + React で、バックエンドは PHP + Laravel での開発を行いました。
開発中は Goole Meet に常駐する形で、新卒同士が常にコミュニケーションをとれる形にしており、必要に応じて研修担当が Google Meet に入って画面共有を介して指導をしていました。
また QA チームとの連携もこのチーム開発の大きな目的の一つで、Backlog を使った課題管理、Slack での即時コミュニケーション、Google Meet での日時ミーティングなど様々なツールを使いこなしながらアプリケーションの品質向上を目指しました。
3ヶ月に渡る新卒研修の締めくくりとして、新卒エンジニア全員が参加する成果発表会を行いました。
新卒研修で行う成果発表会の目的は次の通りです。
発表会は例年、会議室を使って行っていましたが、今年は この記事の第17期キックオフ のように Live 配信を行うことにしました。
発表者/司会/運営者だけが出社し、他のメンバーは自宅から Live 配信を観てもらうことでコロナ対策をとりつつ、先述の目的を達成するイベントにできました。
また Live 配信にして良かった点として、配信を録画しておくことで、予定が重なり観ることができなかったメンバーに対しても後から観ることのできる環境を用意できたことがありました。
新卒エンジニアたちは緊張した部分もあったようですが、しっかりとした発表を行ってくれて、視聴した先輩社員からは「とても良かった。今年もしっかりしたエンジニアが入ってきてくれて嬉しい」という声が聞かれました。
また運営を行った私の目線では、ここ3ヶ月ずっとリモートによる研修で画面越しでしか顔を合わせられなかった新卒エンジニアたちが、久しぶりに一同に会して発表を行い、発表が終わった後もずっと談笑していた姿を見て、発表会を開催できて良かったと感じました。
今までとは違ったコロナ禍での研修となり、思い通りにいかない部分も多々ありましたが、リモートでの研修だったからこそ見いだせた価値も確かにありました。
そしてこの研修を終え、立派に成長した新卒エンジニアたちが、この経験を生かして次の世代のエンジニアを育てる研修を考えてくれることを今から楽しみにしています!