神在月の夜、幻想的な松江城ここにあり。『松江水燈路』に協賛しました。 | フェンリル
こんにちは!島根オフィスの金津です。島根は気温も下がり秋がだんだんと近づいている気配を感じております!秋ってほんといい季節ですよね。過ごしやすい気温。カラッとした空気。紅葉狩り。ぶどう狩り。ワイ...
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こんにちは。プロダクトオーナー兼デザイナーをしている末綱です。
昨年もフェンリルが協賛させていただいた“松江水燈路”ですが、今年の行燈のデザインは私が担当させていただきました。
水燈路について (以下引用)
松江水燈路は、松江ライトアップキャラバン(一般社団法人松江観光協会内)が主催する、松江城周辺をライトアップする光のイベントで、城下町松江ならではの光と影が織りなす幻想的な風景を楽しむことができます。
水燈路メイン開催日の目玉は、一年でこの時だけの「堀川遊覧船夜間運航」です。
船上より、風情ある街並みが残る塩見縄手に目をやると、水燈路行燈 500 個がゆらぎます。また会場全体で約 2,000 個の行燈が並びます。
フェンリルでは4つの行燈を展示することにしました。
昨年は1つで4面を活用して制作しました。今回は、4つ!合計16面で面白いことができればと思いました。
またITでなくても、フェンリルのミッションである「デザインと技術でユーザーにハピネスを」を体現できるモノがつくりたいと考えていました。
最初はデータやコードに光りが灯るようなビジュアルを検討していました。
技術のビジュアル化。技術をイメージできる抽象的なモチーフを和柄に使ったら面白いのでは? と思ったんです。さらに4面のうち1面にQRコードを表示し、QRコードで会社情報を見ることができるという行燈。
何案か作成するなかで、ふと。
「これQRコードだけの方が面白いんじゃないの?」
「確かに。。。」
なぜかというと、技術をイメージできる和柄と、QRコードのモチーフという、2つの意味のデザインがぶつかっていたからです。
1つに絞りつくる方が、面白い。
アプリで例えるなら、カレンダー機能とスケジュール機能が干渉して、使いにくくなっている状態。でしょうか…。
そして出来上がったのがこちら。
今回は4つの行燈をつくったので、QRコードも4種類作成。
フェンリルのコーポレートサイト、オウンドメディアのフェンリルインサイト、デザイナーブログのFenrir Designers、エンジニアブログのFenrir Engineersと、みなさんがどのサイトに出会ってくれるのか楽しみです。
ちなみに、私がプロダクトオーナーをしている『じぶんでつくる旅』旅プラン作成アプリ「bitter」の行燈も出していました!
来場するみなさんは、ずらりと並ぶ行燈にカメラを向けます。
そのときの体験も考えてデザインしました。
QRコードを読み込んでいるのか...
行燈を撮影しているのか...
同じ行為で違うことができる体験とUIの面白さを。
今まで、対象物にカメラをかざす動作は、撮影することや画面に映し出す目的のための行為だった。
いつしかQRコードの読み取りが加わり、同じ動作で複数の目的を持つようになった。
テレビや音響、冷房などのリモコンを使って行う動作のように、これからたくさんの意味を持つ時代がくるはずだ。
iPhone(OS11以降)だと、同じカメラアプリで撮影もQRコードの読み取りも操作でき、QRコードが認識された場合のみQRコードに登録されたウェブページへの誘導が表示されます。
そうした変化も含めて、QRコードを読み込んでいるのか、行燈を撮影しているのか、という体験を生み出せたことは楽しかったです。
次にQRコードを使ってやってみたいことは、屋台ですね。(少し考えていましたが、間に合わなかったので見送りました。)
QRコードは、商品単体で認識させることができ、かつレジ機能を必要としません。どこでも販売店を再現できるので、屋台のオンライン化ができるんですね。ECのオフライン化ともいうかもしれません。
ITは、あらゆるサービスの低価格化を実現することで、誰でも体験できる社会をつくることだと思います。
今までより安い料金で旅行することができ、数多くの動画が無料で楽しめるのもITの恩恵と言えるのではないでしょうか。
フェンリルでも、その一端を担うサービスやアプリを数多く開発しています。
たくさんのユーザーにハピネスを提供したいと考えるフェンリルの理念に共感してくださる方々と一緒に働きたいので、ぜひお話をしましょう!