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ゼロからつくる自社開発はエンジニアを育てる最高の環境 スーパーバイザー/エンジニア Daisuke Noda

Daisaku Noda(のだ だいさく)プロフィール

1977年、和歌山県生まれ。情報処理系の専門学校を卒業後、大手家電メーカーの子会社に入社。医療系ソフト、高速道路の電光掲示板、iモードなど、ソフト・ハード両方のプロダクト開発に携わる一方、エラーが出て炎上したプロジェクトの鎮火責任者として、さまざまな現場で指揮をふるう。2017年に株式会社FAIR NEXT INNOVATIONに入社。現在、IT事業部のスーパーバイザーとして若手エンジニアの教育に取り組んでいる。

あえてエラーを出させる教育

―Nodaさんは原因不明のエラーが起きた“炎上”プロジェクトを鎮火させる凄腕エンジニアだったと聞いています。いま、FAIR NEXT INNOVATION(以下、FNI)の若手エンジニアの社内教育に携わっているそうですが、エラーのないシステムをつくれるエンジニアは、どうやって育てるのでしょう。

 あえてエラーをいっぱい出させることです。ダメなエンジニアの典型例は「どこかにエラーがあるんだけど、とりあえず稼働している」と、放置してしまうこと。そういうシステムに限って、ユーザーさんがちょっと予想外の使い方をしてプログラムが落ちてしまったり、ちょっとした機能の拡張をしたら、ピタッと動かなくなってしまったり。エラーをいっぱい出して、そのエラーをきちんと検証していくことで、「エラーのないシステム」をつくるチカラが身についていくんです。

―ユニークな教育方法ですね。

 そうかもしれません。対象者の能力を見きわめながら、実際にシステム開発のなかの一部分を担当してもらう。まずやってみてもらい、おかしな点があればヒントを与えながら自力で修正してもらう。ただし、万が一にもお客さまに迷惑をおかけしないように、私自身がフォローすることでリカバーできるプロジェクトを選んでいます。

世間でよく知られたプロダクトをつくった

―若手を指導できるほどハイスキルのエンジニアになるまでの、Nodaさんのキャリアヒストリーを聞かせてください。

 情報処理系の専門学校を卒業した後、大企業のIT系子会社に就職しました。そこが3ヵ月~半年ごとに現場が変わり、使う言語も全部違うという環境だったことが大きかったですね。気がついたら「わからない言語はない」という(笑)。仕事の内容も多岐にわたっていて、エラーが出て“炎上”したシステムの鎮火の仕事のほか、医療系のソフト、新聞社など向けの文書制作支援ソフト、高速道路の電光掲示板システム、ガラケーのiモードなど、ソフト・ハード問わず、世間でけっこう知られている製品を開発していました。

―充実した環境ですね。なぜFNIに転職したのですか。

 社長のYokoyamaの考えに賛同する部分が大きかったことと、自社開発をどうしてもやってみたかったこと。その2点です。前職では若手の教育も担当していて、同僚のフォローもしていました。だけど「若手を教育するのが当たり前」「フォローするのが当たり前」みたいに思われていて、特別な評価をされることもない。その点は不満でした。

 FNIでは、やったことをきちんと評価してくれるうえに、やりたいことを提案できます。そこがいちばんの魅力でした。

―なぜ自社開発をやってみたいのでしょう。

 自社開発することによって、若手を育てることもできるからです。自社開発ならば設計段階から携われる。システムの一部ではなく全体を構築していくので、若手にいろんな経験をさせてあげられます。これほどいい教育環境はありません。

 私の育てた若手がリーダー格になり、新人を教育する立場になり…、という循環ができたらいいなと。それをやらせてくれるFNIに出会えてよかったと思っています。

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