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【エブリーと振り返る2018年】vol.3 – プロダクトの成長とともに、自分をアップデートしていく。1500万人のユーザーが使うDELISH KITCHENを支える、若手エンジニアのお話

(写真左から)
DELISH KITCHEN サーバサイドエンジニア 荒井
新卒入社した会社で、B to Bサービスのエンジニアとして従事。幅広い業務に携われる職場を求め、2017年10月エブリーに入社。DELISH KITCHENアプリのサーバーサイド、Alexaスキル開発などの業務に携わり、現在はデータアナリスト見習いとしてデータ分析チームに所属。

DELISH KITCHEN iOSエンジニア 鶴田
新卒でWeb制作会社に入社。アプリエンジニアに転向後、自社サービスを作りたいという思いから、グルメ系メディアに転職。さらに大きな成長を求め、2018年7月エブリーに入社。DELISH KITCHENのiOSアプリエンジニアとして、現在は課金・広告の開発業務を担当。

DELISH KITCHEN サーバサイドエンジニア 梅木
新卒でエンジニアとして人材系ITベンチャーに入社。日本を代表する料理動画メディアで様々なチャレンジができることを期待し、2018年3月エブリーに転職。主にDELISH KITCHENアプリのサーバサイド、インフラ運営などの業務に携わり、現在はWebフロントの業務を担当。





シリーズでお送りしている本連載企画、「エブリーと振り返る2018年」。第3弾は、主幹事業であるDELISH KITCHENのサービスを、日々技術面からサポートする若手エンジニア3名に話を聞きました。





―今日はよろしくお願いします。2018年の振り返り企画ですが、梅木さんと鶴田さんはそもそも今年転職したばかりですよね。入社の経緯は様々かと思いますが、環境が変わってどう感じますか?

梅木:毎日刺激的でとても楽しいです!僕はフルスタックエンジニアになりたいというキャリアビジョンがあり、よりチャレンジできる環境を求めてエブリーに転職を決めたのですが、そんな僕にはぴったりの環境だったなと思います。サーバサイドという自分の軸は持ちながら、入社してからは多種多様な業務を担当させていただき、フロントエンドからインフラまで、アプリケーションを作る上で必要な行程を一通り経験することができました。DELISH KITCHENは規模が大きいサービスであり、今もなお急速に発展し続けているフェーズにあるので、そのスピードについていくことは少し大変でしたが、振り返るとあっという間に感じますね。

鶴田:僕も、前職に比べてサービスの規模感が圧倒的に大きくなっているので、その面での変化は大きいです。もともと転職したいという意思が強くあったわけではありませんでしたが、前職でも料理に関わるサービスの開発を担当していたので、競合分析をしているうちにDELISH KITCHENの存在を知りました。そして動画領域で急スピードで成長していく事業展開をみて、同じようなサービスに携わるのであれば、より多くの可能性が得られる環境にいた方がいいなと思い転職を決意しました。入社してからは想像以上に様々なチャレンジができているので、密度の濃い時間を過ごせているなと感じています。


―荒井さんは入社して1年ちょっとが過ぎたくらいですが、2018年は振り返ってどうでしたか?

荒井:僕も色々な業務を担当させてもらえていたので、知らない言語やスキルが増えて、より一層勉強に励んだ1年でした。今年はスマートスピーカーを筆頭に、各種メーカーでも音声開発がトレンドだったと思いますが、僕もDELISH KITCHENをAlexa対応させるというプロジェクトを担当しました。それだけではなく、検索改善をやったり、継続率を上げるためのお気に入り率改善に向き合ったり…。様々な角度からDELISH KITCHENというサービスをもっとよくするための施策に携わりました。僕は前職で主にB to BサービスのWebアプリの改修を行なっていたのですが、to Cのサービス・言語・インフラの業務などをもっと幅広く経験してみたいと思って転職してきているので、求めていた環境に身を置くことができているなと感じます。



成長スピードの早い事業に、主体性を持って取り組んでいく

ー実際に今DELISH KITCHENのサービス開発に携わるなかで、仕事面・精神面ではどんな変化を感じますか?

荒井:仕事への取り組み方やモチベーションは大きく変わったなと思います。1つ1つのプロジェクトにおいても、ただプロダクトを実装していく作業だけを行うのではなく、ゴールを見据えた実装計画をチームで一緒に考えながら動くことが求められます。上長からの指示を機械的にやるのみならず、周囲の人の意図も汲みつつ、一緒に自分で過程を考えながら作っていくことができるようになってきたのかなと思います。能動的になっていくぶん、自分自身がこのサービスを作っているんだという主体性と、責任感が強くなっていきましたね。

鶴田:僕は任される仕事の量が圧倒的に増えました。今は一緒にiOSチームとして動いているメンバーたちに対して、僕からタスク振りをさせてもらう形で仕事を進めていたりと、開発のマネジメント・ディレクション業務まで任せてもらっています。マネージャーではありませんが、それに近い業務ができるようになり、求めていた経験を積むことができて嬉しい反面責任感も増しました。エブリーではメンバー層も積極的に会議に入れてもらえるので、上司や先輩たちに対しても自分が思うことを発信しやすく、意見が交換できるフラットな環境だとも感じます。会議に参加することでプロジェクトの全体像が共有されるので、仕事に対するモチベーションも変わってきました。

梅木:僕はまだ社会人2年目で、日頃から上司や先輩に指導を受けているのですが、仕事の進め方が変わってきたなと思います。全体像や目的を常に意識しながら、日々の業務を進められるようになりました。エブリーは、いかに事業を効率よく進めるかを大切にする会社だと感じます。例えば作業のなかで1回出戻りが発生すると、時間的にもリソース的にもロスが大きいです。僕が入社して間もない頃は、正直前に進むことしか考えておらず、テスト漏れや出戻りがかなり発生してしまっていました。上司や先輩からの指導もあり、今はゴールや全体像を把握しながら、これでよいのだろうか?と1つ1つ確認をしながら効率的にやれるようになってきたと感じます。DELISH KITCHENは本当に成長スピードの速い事業だと理解しており、そのスピードについていけるように僕自身も必死です。その環境に適応するために、少しずつ仕事の進め方にも変化が表れてきたのではないかなと思います。



大規模サービスだからこそ広がる可能性と、それに伴う責任感

ーそんな変化の毎日で、今年特に仕事上で印象に残っている、大変だったプロジェクトや出来事はありますか?

荒井:DELISH KITCHENのアプリの継続率を上げることを目的とした、検索改善のプロジェクトですね。ユーザーの求めるレシピを検索から接触しやすくし、お気に入り数を増やすことがゴールに設定されていたのですが、目的と期限は決まっていても具体的な方法が全く分からず、暗闇の中を走る感覚でもがいていました。それを打開するために最終目的を見据えながら、仮説をいくつか立て、具体的な施策を1つ1つ検証してみるというチャレンジを繰り返しトライアンドエラーの連続でした。まずはユーザーの気持ちになるべく、期間中は自分自身でひたすらDELISH KITCHENを使って料理を作り続けたり…。繰り返しているとだんだんユーザー心理や行動がわかるようになってきて、色々と試しながら取り組んでいけたなと思います。

鶴田:アプリ障害を自分のミスが原因で起こしてしまったことです。僕が書いた、たった1行のコードの影響で一部のユーザーのアプリが開かない事態に至ってしまいました。各所に謝りましたし、ご不便をおかけしたユーザーの方に対して本当に申し訳ない気持ちでいっぱいです。そしてその経験から得た教訓として、DELISH KITCHENはそれだけ毎日多くの方に使っていただいているアプリなんだなということを強く実感しました。問い合わせをいただくくらい、今や皆様にとっては生活になくてはならない存在になりつつあるということだと思います。そんなサービスを担当していることは、プレッシャーにもなっていますが、とてもいい刺激です。緊張感のない環境に居続けてしまうと、どこかダラっとしてしまうのは人間の性だと思っているので。今後も気を引き締めて業務に取り組んでいきたいです。

梅木:DELISH KITCHENのように大規模なサービスのシステム全体を把握することが大変でした。プレミアムサービス、買い物リスト、特売情報、ポイントなど多くの機能がついていますが、エンジニアとして自分の担当外のものも把握していないと、緊急対応の時に迅速な対応ができません。このシステムが停止すると、別のシステムが停止するのか…と紙に絵を書いて、自分自身に落とし込んで行きました。エブリーは各エンジニアが主軸となるポジションを持ちつつも、全体に対しても責任感を持って対応する組織構造となっており、開発・障害対応・負荷対策などを責務を分担しつつ、エンジニア全体で対応しています。だから自分が開発したことのない機能も知っておく必要があり、学ぶことばかりですが、たくさんのことを習得できる環境は自分に合っていると思うので毎日とても刺激を受けています。



“料理”という行動に関わる、あらゆる人々の暮らしを豊かにするプロダクト作りを

ーDELISH KITCHENは小売店との連携が進むなど、今後も色々な事業展開を予定しています。プロダクトを支えるエンジニアとして、来年はどんなことにチャレンジしていきたいですか?

荒井:僕は今データ分析チームにいて、1日に数億ほどのレコードが溜まるDELISH KITCHENのデータと日々格闘しています。ユーザーが何を検索したか、何時にアプリを開いているか、使っている地域はどこか、といったオンライン情報はもちろん、今後はオフラインの情報と連携してシナジー効果を産みたいと考えています。データを活かすも殺すも僕たち次第なので、すごく重要なポジションです。例えば今も、DELISH KITCHENで実際にどんなレシピが検索されているのか、その季節に利用者にとって嬉しい料理はどんな料理なのか、そういったユーザーの行動をデータから導くことで、レシピを考えて料理動画を作るチームへの情報提供もしています。ユーザーの行動に基づいたレシピ開発をすれば、よりユーザーが求めているレシピを作ることができるので、データを使ってできることをもっと考えていきたいです。

鶴田:引き続き、ユーザーにとって使いやすいアプリを作り続けていきたいです。これはエブリーの文化的な部分にも繋がるんですが、エブリーは意思決定において徹底的に、意思決定の判断基準となる理由を求めます。”こんな機能入れたいんです”って上司に提案をしてもそのままでは絶対に通らず、なぜその機能を入れるべきなのか、入れたらどのような効果が期待されるのか、説得させるための理由づけが必要とされます。その結果、市場を調べるために僕のスマートフォンには常に大量のアプリが入っており、日々他社のサービスを研究しています。サービス自体に興味がなくても、とりあえずダウンロードをしてみて一通り触ることで、世の中で広く受け入れられるサービスのUXを参考にしています。そのようにして日々知見をためることで、ユーザーにとってどんな機能があればストレスなくもっと使いやすくなっていくのかを考え続けていきたいです。多くの方に使っていただいているサービスだからこそ、ユーザー視点を常に忘れずに、これからもプロダクト開発に向き合っていければと思います。

梅木:料理ツールといえばDELISH KITCHEN、というように世の中に幅広く知られるプロダクトにしていきたいです。実際に使ってくれる友人や知人の話を聞くと、”失敗なしに美味しいご飯が作れる”とか、”DELISH KITCHENのアプリを見て、いつスーパーに行くかを決めている”など好意的なフィードバックを多くもらいます。中には、もともと料理をすることがなかったという方が、DELISH KITCHENに出会ってから料理に夢中になり、腕前が上がっていったという話もありました。実際に使ってくれているユーザーから嬉しいご意見をいただけるからこそ、これからも料理という生活に密着したサービスを提供することで、料理をつくることをサポートし続けたいし、より多くの方に使ってもらいたいと思います。今はDELISH KITCHENのWebのフロントエンド部分を担当していますが、WebのUI・UXをもっと使いやすくして、Webもアプリと同様に皆様に使っていただけるよう頑張っていきたいです。



連載最終回である次回は、ライブコマースアプリ・CHECKを担当するマネージャー陣のインタビュー記事をお届けします。ご期待ください!

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