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こんにちは!エスタイル採用広報です。
エスタイルのエンジニア組織は、担当案件や専門領域に応じて5つのチームに分かれています。それぞれのチームを率いるTM(チームマネージャー)に、チームの特徴やマネジメントにおいて意識していること、これからの時代に求められるエンジニア像などについて聞きました。
(写真左から 前列:神威、ポッキー、フィル、後列:ハッカー、オムにい)
多様な専門性と個性を持つ、5つのエンジニアチーム
ーーそれぞれのチームのご紹介をお願いします。
神威(カムイ):R&DチームのTMをしています。もともとはアカデミック寄りの研究開発が中心でしたが、現在は生成AI案件が増え、研究領域に強いメンバーと生成AIを使ったシステム実装に強いメンバーが半々となっています。エスタイルのエンジニアチームにはそれぞれスローガンがあり、私のチームは「Expand Horizons」です。研究に強いだけでなく実装力も高めることで「できることの地平を広げる」ことを目指しています。
フィル:私はAI/データサイエンス事業部の部長をしながらDX CreativeチームのTMも兼任しています。チームの担当案件はほぼ100%生成AI関連の領域で、生命保険会社・不動産会社などの生成AIアプリ開発や、コンサルティング案件などを担当。スローガンは「Voice of Client」です。お客様との対話を通じて本当のニーズを掴むことに注力しています。
ハッカー:DX Sol(ソリューション)チームを担当しています。スローガンは「顧客を愛する」。もともとはデータ分析や機械学習を中心領域として案件参画をしているチームでしたが、最近はLLMの実装依頼も増えています。お客様と近い距離で課題解決の手段を一緒に考えるスタイルを大切にしています。
ポッキー:私のチームはDX Arch(アーキ)です。5名がデータ基盤アーキテクチャ、4名がLLM領域を担当しています。データ基盤領域の専門チームは社内で唯一です。スローガンは「経験をナレッジに、ナレッジをチームに」。以前はデータ基盤領域のエンジニアが別々のチームに所属していたのですが、一つのチームに集約することでナレッジ共有の仕組みを整え、全体の成長速度向上を目指しています。
オムにい:私はAX Sol&Eng(ソルアンドエンジン)というチームで、AX(AIトランスフォーメーション)領域を担当しています。10人規模で参画する大規模プロジェクト開発で、週の半分はお客様先に常駐し、業務環境に合わせたシステムを構築する「フォワードデプロイメント」と呼ばれる手法で課題解決を図っています。「再現性を極め、価値ある技術へ」をスローガンに掲げ、フォワードデプロイメントで得たナレッジを製品化・規格化して、安く早く高品質なものづくりをしていくことを目指した請負開発ソリューションの提供も始めています。
AX(AIトランスフォーメーション)とは:企業がAIを活用して業務プロセスやビジネスモデルを革新し、効率化と生産性向上を行うことで競争力を高める取り組み のこと。DX(デジタルトランスフォーメーション)との違いとして、AXはデジタル技術の中でもAI(人工知能)技術に焦点をあて、企業や組織の競争力を高めることを指し、機械学習、ディープラーニング、自然言語処理などのAI技術を用いて、データ分析の高度化、自動化、予測モデルの構築などを行う。
ーーチーム独自の取り組みや特徴はありますか?
ポッキー:週次で行う「DX Arch定例」で勉強会を開催しています。「チームメンバー1人ずつが半期に一度は案件で得た知見を他のメンバーに向けて共有する」というルールを設け、他のメンバーへのナレッジ共有とアウトプットによる理解定着を目的としています。
ハッカー:DX Solチームはお客様先に常駐しているメンバーも多いのですが、現在の出社ルールでは毎週月曜日がチーム全員の出社日なので、一緒にランチに行ったり、仕事で困ったことを相談し合ったりしています。また、普段は別々の現場で働いているからこそ、リモートでの交流機会も工夫しています。チームのSlackチャンネル内にキャンバスを設け、質問や技術トレンド、近況などをシェアできるようにしています。
神威:R&Dチームもランチや、チームのコミュニケーション予算を使用して飲みに行くことが多いですね。強制ではなく有志で気軽に集まる感じです。
オムにい:AX Sol&Engチームでは特別な取り組みはしていないのですが、同じプロジェクトで動くメンバーが多いため、普段からコミュニケーションをとる機会は多いかもしれません。
次の成長を見据えたチーム戦略
ーーマネジメントにおいて大切にしていることはありますか?
フィル:メンバーが仕事を通じて成長できるようにサポートすることですね。多少タスクが遅延する可能性があっても、すぐに手を出さずに任せるようにしています。
オムにい:私も同じく「人の成長を信じること」を心がけています。若いメンバーが多い会社なので、彼らのキャリアに対し長期的な視点で向き合うようにしていますね。
ポッキー:チームメンバーと信頼関係を築き、何かあったらすぐ相談できる雰囲気を作ることを心がけています。日頃からコミュニケーションをとることで、本人の希望を把握し、スキルや案件の状況を総合的に判断しながら、できるだけ本人の意向に沿ったアサインを心がけています。
ハッカー:楽しく働ければ自然と仕事もはかどるし、成長もついてくると思っているので、楽しく働ける環境づくりを重視しています。大変なことは自分が裏側で引き受けつつ、メンバーの前ではニコニコ笑顔でいることが、上に立つ人の役割だと思っています。
神威:メンバーに積極的に話しかけることで話しやすい空気を作ることを心がけています。一方で、社会人として当たり前に守るべき点は、しっかりと指導することも意識しています。
ーー今後、チームをどのようにしていきたいですか。
オムにい:次のマネージャーを育てたいです。今は12名のメンバーがいますが、いずれ分割し、巣立ってもらうのが目標です。マネジメント力は経験してこそ身につくものなので、できる限り権限を委譲し、失敗も含めて経験できる場を提供するのが自分の役割だと思っています。
フィル:私も次期リーダーの育成ですね。現在は、自分自身がマネジメントをしながら案件にも入っている状況ですが、ゆくゆくは組織力の強化や案件の獲得に集中したい。そのために少しずつ権限委譲を進めていきたいです。
ポッキー:私のチームは各自が別々の案件に入っていますが、オムにいのチームのように、同じ案件を複数人で担当しているチームを見ると羨ましいと思うこともあります。1年後くらいにはプライム案件を獲得し、チーム一丸となってデータ基盤案件に挑戦できていたら嬉しいですね。
神威:R&Dとしての研究開発力を残しつつ、実装力も高めたいです。お客様からの要望に応じて最先端論文からキャッチアップし、すぐに実装して価値提供できるようなチームを目指していきたいですね。
ハッカー:AI、データサイエンス業界全体が現在LLMに舵を切っていますが、今後また、古典的なデータ分析や領域に特化した機械学習モデルの構築技術が必要になる場面も出てくるかもしれません。だからこそ細々とでも基盤技術を持ち続け、「ひっそりと技術力を蓄えている人」を育成したいです。
「コウキシン」を持ち、楽しんで学べる人が強い
ーーエスタイルで活躍できるのはどんな人だと思いますか。
オムにい:やはり、エスタイルのViewにもあるとおり「コウキシン」が強い人ですね。先端領域を扱う以上、待っていても必要な情報は入ってきません。だからこそ純粋な好奇心を持って、自分から情報を取りにいける人が向いていると思います。
ポッキー:業務外の時間に、業務では扱ったことのない技術に自分で触れ、自発的にプロダクトを開発しているメンバーもいます。そういった姿勢や経験がのちに業務で活きることは多いと思います。
オムにい:業務外でモノづくりをしている人、エスタイルには多いですよね。技術について気軽に情報共有できるSlackチャンネルで「作ってみました」と公開しているのをよく見ます。
ハッカー:あとは、幅広い領域に知見があると活躍の場が広がりますね。データサイエンティストやAIエンジニアって、意外と広い知識を求められるんですよ。僕も過去にAIの案件に関わる中で、ネットワーク周りで苦戦したことがありました。以前興味を持って学んでいたことが、その時に思いがけず役立ちました。
神威:エスタイルは少人数で幅広い領域を担当することが多いので、一人のエンジニアに広範囲の知識が求められます。でも最初からすべて知っている必要はありません。重要なのは、分からないことが出てきた時に学べるかどうか。学びに対する心理的なハードルが低い人が向いていると思います。
フィル:社内には技術に詳しい人が多いので、質問できる環境があります。積極的に聞ける人ほど成長が早いですよね。
オムにい:「マガサポ(書籍購入補助制度)」や「コウキシン50(資格試験受験・講座受講費用補助制度)」など、会社の制度を活用して勉強している人も多いですね。メンバーから提出される利用申請を確認していると、こんな本や講座があるんだと驚くこともあり、みんな感度が高いなと思います。
ハッカー:多分、優秀なエンジニアは「勉強している」という意識はなくて、ただ純粋に面白いからやっているんだと思います。義務感で学ぼうとするとどこかで苦しくなるので、知識や技術の習得を純粋に楽しめる人にぜひ入社して欲しいですね。
ーーありがとうございました!
本記事に登場した「マガサポ」や「コウキシン50」などの福利厚生については、こちらの記事をご覧ください!
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