envision DRIVEN|株式会社エンビジョン|envision Inc.
地方創生の鍵となる「しごと創り」「まち創り」「ひと創り」の中でも特に「ひと創り」にフォーカスし、クリエイティブの力で地域住民をエンパワーメントする事業です。持続可能な地域の土台を「ひと」から推進し、ワークショップやパーパス、ミッションの策定を通して意識変容と行動変容を促します。
https://envision-inc.jp/project/driven.php
「地域に携わる人々や地方自治体と協力し、 クリエイティブで日本に新たな価値を生み出す」というコンセプトのもと活動するプロジェクト、envision DRIVEN。今回は、株式会社エンビジョンが和歌山県御坊市で行った地方創生プロジェクトについて紹介します。
株式会社エンビジョンでは「未来のためにできることをやる。」というパーパスのもと、クリエイティブで社会を変えていくPROJECT事業を運営しています。そのうちの一つenvision DRIVENは、地方創生の鍵となる「しごと創り」「まち創り」「ひと創り」の中の「ひと創り」にフォーカスし、クリエイティブの力で地域住民をエンパワーメントしていくプロジェクトを行っています。
本プロジェクトスタートのきっかけは、「移住者を獲得するため、市での暮らしの魅力を伝えるプロモーションムービーを制作してほしい」という和歌山県御坊市からの相談でした。
しかし、envision DRIVENチームとしては「ムービーを作って公開するだけで良いのか」「移住者を増やすには、街と住民が一体となって継続的に活動していく必要があるのではないか」と考え、地域住民が主体となって街づくりをしていく仕組みをつくることを軸にして企画を進めました。
地域住民が同市で暮らすことに喜びや誇りを持ち、各々がより良くしていきたいと感じ活動していくシビックプライドの醸成や、クリエイティブを用いて住民自らが持続的に発信していくことができるような土台をつくるために、誰でも関わることができ、主体性を持って取り組めるワークショップを開催することも含めた提案をしたところ、見事採用いただき実現に至りました。
地域住民視点での御坊市の魅力を5秒のショート動画にまとめ、SNSで発信してもらう「5秒で御坊」という企画を軸にワークショップを全3回行いました。ショート動画を作るにあたっては、まずは住民同士で御坊市の魅力について議論し、御坊市のアピールポイントを設定。動画の制作方法やポイントなどをお伝えし、最終的に御坊市での暮らしがイメージできるような動画にしてSNSで発信することをゴールとしました。
参加者は各々撮影してきた映像の編集にとりかかります。どういった見せ方が効果的か、ということも地域の皆さんと一緒に考えました。
いきいきと働いている自分自身の姿を撮影する人もいれば、家族と過ごす時間を撮影する人、御坊市のおいしいグルメを撮影する人など、それぞれが自分が魅力に感じることや自分のありのままの暮らし方を動画にされていて、とても素敵な動画がたくさん出来上がりました!
さらに、当初の目的であった御坊市プロモーションムービーの制作には、住民たちが住民目線でアピールした「5秒で御坊」の動画をたくさん使用。市と住民が一緒になって作り上げたプロモーション動画となりました。
ワークショップは土日の開催だったのですが、休日にもかかわらず参加してくれた住民の方々がいたこと、それだけ御坊の未来に向き合いたいと思っている方がいるということがとても素晴らしいと感じました。自分の住む地域のことについて住民同士で話し合い、考える機会をつくることができたこと。それだけで意義のあることだと感じたというお言葉も頂くことができ、このプロモーションの意義を改めて実感しました。
今回のプロモーション実施において、ワークショップやその準備のために何度も御坊市に足を運びました。その際に役所の方々や地域住民の方々が快く応じてくれたことが印象に残っています。
少子高齢化・産業衰退・空き家問題等、地域が抱える問題は想像以上に深刻です。この状況を良しとせず試行錯誤している人々や自治体も多いですが、この閉塞感を打破するためには、各々が別々に活動することではなく、皆が、官民が、力を合わせて向き合うこと、そして、明確なパーパスを持ち共有しクリエイティブに明るい未来を創造することが重要です。
envisionでは「地方創生」を進めることにより、世代を超えて豊かな暮らしを実現できるような地域づくりを目指します。
以上、和歌山県御坊市でのプロモーションを紹介しました。
WEBサイトも続々更新中ですので、ぜひご覧ください!