アプリ上でのコミュ力が強い「インタラクションエンジニア」の必要性を感じています | 株式会社エンスポーツ
こんにちは。エンスポーツでプロダクトマネージャーをしている田窪です。我々エンスポーツ開発チームのエンジニアは、誰かがなにかを担当しているというよりも、各々がフロントもバックも横断的に担当して開発...
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こんにちは、エンスポーツでプロダクトマネージャーをしている田窪です。
アプリへの集客には、オーガニックだけでなくいろいろと広告を活用しています。その中でもSNS広告をメインに出稿しているのですが、先日デザイナーの前川さんにバナーをたくさん(7種類)作ってもらって、同時に出稿してテストをしてみました。
(こういう複数種類のバナーをパッと作ってくれるの、いいですよね。)
その7種類がこちら。
一番悪かったバナーのCTRが0.3%。一番よかったバナーは0.92%のCTRが出ていて、けっこう顕著な差が出ました。
どのバナーの反応が良かったと思いますか?
そもそも論になりますが、広告出稿するクリエイティブを考えたときに「動くか、動かないか」の大きく2パターンの選択肢があります。
最近は「動く」広告のほうが反応が良いことが多くて、静止画のバナーは細かな情報を伝える必要があるキャンペーンバナーなどでしか、あまり目にしなくなりました。
しかし動かずパッと雰囲気を伝えられる静止画バナーだからこそ、ターゲットユーザーがどんな方向性のビジュアルや演出を好むのか探りやすかったりもします。
今回も「エンスポーツのターゲット層の方々はどんなクリエイティブを好むんだろう」という好奇心のもと、テストをしてみました。
それでは、反応が良かったバナーランキングを発表していきます。
何をもって「反応が良かった」とするのか少し悩みましたが、今回はCTR(広告がクリックされた回数 / 広告が表示された回数 * 100)で順位づけをおこないました。
上位の2つ、次点の3つ、下位の2つ、という感じで、大きく3グループに分かれましたので、グループごとに発表していきます。
ざっくりではありますが、今回のターゲティングは下記のような内容で出稿しました。
・18歳〜35歳の男女
・全国
・スポーツおよび恋愛、結婚に興味関心のある方
もっとも反応が悪く、CTRがそれぞれ0.3%と0.34%だったのが、下記2つのバナーです。
CTRは、上から順にそれぞれ0.30%と0.34%となりました。
これはこれでいいと思うんですけどねえ。
反応率が真ん中だった3つが、以下のバナーたちです。
CTRは、上から順にそれぞれ0.55%、0.57%、0.62%でした。
ちなみに真ん中のバナーは「男性に出稿するには、さすがに女性向けの内容すぎたかな」と思いきや、なぜか男性のクリック率のほうが高いという結果になっています。「自分ごと化」してもらいやすかったんでしょうか。
一番下のバナーは0.62%と数値だけを見るとそこまで良くなかったのですが、女性からの反応はかなり良く、男性からはイマイチという結果で性別差が出ていました。女性にウケの良いバナーとしては、こういったエモ系が良さそうです。
映えある2位と1位は、下記のバナーでした。
CTRは、それぞれ0.89%と0.92%でした。最下位の2つは0.3%台でしたので、結構大きく差が出ています。(広告バナーで1%のCTRが出るって、けっこうすごいですよね。いいバナーだ)
ほぼ同じ構図のバナー2つの反応が良かったということは、このテイストが一番好かれるのだろうということがわかりました。今後クリエイティブを作るときはこの方向性を目指してもらいつつ、女性集客にはエモ系も検討しつつ進めていこうと思います。
顕著な差が出て面白いテスト結果でした!
バナーに書かれた細かな文言がどうというよりも、「バナー全体の雰囲気」によってCTRに差が出たような結果となりました。
同じモデルさんの画像をつかっていても、カラーリングが全然違ったら大きく差が出たり。デザインの方向性が同じなら、ほぼ同じ結果になったり。
面白いですね。
エンスポーツのチームにいると、エンジニアもマーケターもデザイナーも関係なく、興味があればこんな感じで色々な情報に触れられます。
自分の関わってるビジネスのことについて、自分の担当領域外のことも色々と知りたい好奇心旺盛な方には、なかなか良い職場な気がします。
最近はとくにUI・UX改善の方面に踏み込んだ「インタラクションエンジニア」のポジションを絶賛募集していますので、ご興味ある方はぜひお話しましょう!