写真左:張戸アレックス(2008年入社) 事業推進本部 マネージャー
写真右:藤田さおり(2020年入社) 執行役員 事業推進本部長
☆エンプラスの「事業推進本部」とは?
張戸:エンプラスが運営しているサービスアパートメントの契約管理や物件管理、オーナーリレーション関連を受け持っているのが事業推進本部です。
藤田:営業部隊をバックヤードから支える役割のほか、既存物件の管理、そして新規物件の開拓などをする部隊です。幅広い業務をいくつかのグループに分かれて担当をしていますが、全体の方向性としては「物件のオーナー様」に向いた業務という共通性があります。
お客様にサービスアパートメントを提供するためには、オーナー様からあずかった物件をいつも最高の質で保つことが重要で、そのためにどうしたらいいのかを常に考えて実行していくというのが事業推進本部です。
☆事業推進本部の業務内容は?
張戸:事業推進本部の中でも主にオーナーリレーションを担当しているのが「事業推進グループ」です。既存物件のオーナー様とのリレーションを強化することや、新しい物件を開拓する業務を担っています。さらに今期からサブリースのプロジェクトも動き始めていて、今後どのような形でお客様にサービスを提供していけるかを他部署と連携しながら準備しているところです。そのほかにもエンプラスの法人顧客で、来日する外国人社員やその家族をサポートするための窓口となる「サポートデスク」の立ち上げも予定しています。
幅広い業務ですが、現在はマネージャーを含めた5名で業務にあたっています。
藤田:一方、サービスアパートや賃貸物件、そしてサブリースの物件自体と契約の管理を担当しているのが「管理グループ」です。フロントサービスも管理グループの管轄です。こちらは、張戸マネージャーを含む社員6名と現場で勤務いただいている清掃スタッフやフロントコンシェルジュのパートスタッフ8名体制で業務にあたっています。
張戸:今期は、新規物件の立ち上げや新サービスのプロジェクト発足などがあり、部署内でも配置換えや新スキームの取り入れなど、現在様々な変化の真っ最中です。
藤田:エンプラスの特徴として、時代の変化に合わせてフレキシブルに展開できるという強みがあり、様々なサービスを提供してきましたが、このタイミングで一度サービスや体制を見直して新しく構築するという段階にきています。変化が多くて戸惑うことも多いですが、グループ一丸となって取り組んでいます。
☆新体制になっての変化
藤田:事業推進本部全体として、新体制では「法律」がひとつのキーワードとなりつつあります。今まで提供してきたサービスも、改めて法律的な目線で見直すこと、また、新しい法律や改正に伴ってエンプラスでもアップデートしていくことなど。社内でもグループごと、そしてマネージャーレベルもそれぞれ研修を定期的に開催して学んでいます。
張戸:研修や勉強ですべて把握することはもちろん無理があって、どちらかというと業務の中で「これはどうなんだろう?」「ここは確認が必要だ」という気づきをひとりひとりが持つことが大切だということをグループ内で伝えています。
藤田:業務フローも見直しつつあります。今までは一連の業務を担当者ベースで進めていましたが、新体制では分離してサービス品質の一定化と同時にリスクヘッジを図ることに重点をおいています。今までは業務が「人」についてしまっていたということがこの新体制になって見えつつありますね。
張戸:組織として体系立てて、進むべき道や指針を改めて決めていくタイミングにきています。人と業務を切り離して、サービスレベルを一定化させることが当面の目標のひとつとなっています。
☆求められる資質は?
藤田:オーナーリレーションにおいては、オーナー様が求めているもの・こちらから提案したいことをきちんと理解することがすごく大切です。となるとまずはコミュニケーション能力の高さが求められます。そして法律や規定に沿って進めていく仕事なのでコンプライアンスを意識できることも欠かせません。提案するにあたっては数字や情報を正確に分析すること、そして常にマーケットに対してアンテナを張ること、自分から情報を取りにいく姿勢でいることが求められます。
管理グループは、細かくて地道な作業が意外と多いんです。コツコツと業務をこなして、お客様に快適に過ごしていただける空間を提供するということが大切です。また、物件の管理となると例えばお部屋の至急のトラブル解決となったときには行動力が求められます。
張戸:こうやって改めて言葉にすると、胸に手を当てて思い改めますね(笑)
藤田:私たち管理職にとっても振り返る良い機会ですね!
張戸:今いるメンバー、管理職も含めて、まだまだ向上すべき部分がありますよね。
藤田:そうですね。事業推進グループは、常にゼロベースで考えていかなくてはならなくて、新しいものをつくるということに対する意識がもっともっと必要だし、管理グループはひとつひとつの業務の積み重ね、という部分で経験値の蓄積がこれからもっと求められてきます。
張戸:私はマネージャーとして常々思っているのは、とにかく楽しんでほしい、ということです。でも、楽しい=楽ではないということも意識して、自己啓発なり、自分から動いていかないと楽しくないと思うので色々とチャレンジをしてほしいです。
☆面接で必ずきいていることは?
藤田:当社のVALUEにどのように共感してくださっているか、なおかつそれがご自身の考え方に合っているかどうかということは伺うようにしています。
張戸:バリアをなくしていくという当社のビジョンのもとに、「外国人に対する意識」という部分にも注目するようにしています。
☆お二人からみて、事業推進本部とは?
張戸:守りと攻めの両方を持っていないといけない部署ですよね。
藤田:まさにそうですね。守りと攻めを兼ね備えて、会社を拡大していくにあたってきっかけを作っていく部署だと思っています。新しいことを始めるのも、既存のサービスを向上させていくのも事業推進本部の役割ですね。
張戸:世の中の流れを汲み取りながら、守る時期と攻める時期を見極めていきたいですね。顧客のニーズに合わせて、今期は特に攻めに注力したいと思っています。
☆事業推進グループの一日
藤田:これはスケジュールの一例ですが、一日のスケジュールはこのように、オーナー様との定例会、新規物件の視察、グループ内の意見交換など幅広い業務内容となっています。
張戸:パソコンの前にいるばっかりでもなければ、外出がものすごく多いわけでもないし、バランスのいいスケジュール感で働ける部署ですよね。
藤田:例えば新規物件のプロジェクトが動いている時期や繁忙期は業務量も増えるけれど、働くときは働く!休む時はしっかり休む!とメリハリを持って働いてほしいですね。
張戸:コロナウィルスの状況もありちょっとまだ難しそうですが、そのうち新体制のみんなで飲みにいきたいです!
~事業推進グループ メンバーの一日~(例)
9:30~10:00 :全社ブリーフィング、グループのブリーフィングに参加
―全社ブリーフィングにて、現状の計画に対する各部の進捗を確認。また、グループのブリーフィングではお互いの本日のスケジュールなどを共有
10:00~11:00 :11:00~のグループミーティングの為の資料作成
11:00~12:00 :グループミーティング( オーナーリレーションと開拓・新規サービス立ち上げなどについて報告・ディスカッション)
-追加すべき情報などをミーティングで指摘いただいた。次回のミーティングまでに追加情報を調査して資料をブラッシュアップしよう。
12:00~13:00 :休憩(近くのイタリアンレストランでランチ)
-今日は同僚から教えてもらったおすすめのイタリアンへ。会社の近くは美味しいお店が多くて新しいお店の開拓がちょっとしたマイブーム。
13:00~15:30 :-外出-新規物件の視察、オーナーとの打ち合わせ
-実際に物件を見る事が出来てイメージを持つことが出来た。新規物件のオープンがより楽しみになった。
15:30~16:30 :社に戻り、新規物件視察の報告書まとめ、追加打合せなど
-より具体的な今後の動きを確認し、課題やスケジュール感も明確になってきた。積極的に携わっていこう!
16:30~17:00 :部全体で定期的に実施している勉強会に参加
-宅地建物取引業法・賃貸住宅管理業法・プラスチック資源循環促進法など、業務に関連する最新の各種法律について部内で勉強会を実施中。
17:00~18:30 :-外出-当社管理の物件へ。次の入居に向け、室内や備品の状態を確認。
-現地の清掃スタッフとも打合せを実施。定期的に現場の声を吸い上げる事も重要!明日グループ内で共有しよう。(今日はこのまま直帰)