【戦国時代からずっとものづくり一筋】
株式会社エナテックは大阪 堺の地に1919年創業し、今年で103年になる老舗製造業です。
そのルーツは戦国時代の鉄砲鍛冶「榎並屋勘左衛門」にまで遡り、日本のものづくり産業を数百年にわたって支え続けています。
創業当初から金属加工による精密部品製造を得意としており、現在は世界最大手の農機メーカーの部品サプライヤーとして活躍。農業機械や産業用内燃機など、世界中の農業・産業インフラを支え続けています。
また活躍の場はそれだけにとどまらず、2000年頃からは電子・医療分野へも参入。
世界的電子基板メーカーの製造ラインには欠かせない装置や、2013年には省エネ大賞審査員賞を受賞した環境にやさしい医療機器の設計開発を手掛けるなど、挑戦し続ける企業です。
【業況について】
新型コロナウイルスが蔓延する中でも業績は好調。2000年代後半のリーマンショック以来、ほとんど右肩上がりに成長を続けています。特に機械加工事業部 - エンジン部品製造 - は主要取引先が好調を続けていることもあり、2020年には年商としては最高額の36億円を記録。
近年は電子機器/医療機器事業の成長も著しく、特に電子機器事業においては基盤端面のコーティング液剤塗布装置の注文がすでに来年末まで入っており、ここにAR/VRグラス関連の事業計画まで。海外市場を中心に、今後エナテックの成長の柱となる基幹事業に進化を遂げる日も近い?
【働き方改革】
2020年春には現社長の次男 榎並直輝が大手加工機メーカーを退職後入社し、その翌年には長男の榎並幹也も入社。21年9月には長男幹也が採用を一任され、採用手法から働き方全般についても大きく改革することに。基本給や休日日数の改善に始まり、面接・内定後フロー作成など綿密な採用計画を作成し、採用歩留まりを大きく改善。21年9月以降で100名の面接をこなしながら、面接/内定辞退率は5%前後まで抑えることに成功しました。
その他にも技術セミナーを外部講師を招聘して実施したり、自ら稼働監視システムを作成・立ち上げをしたりするなど、より働きやすい環境づくりが進んでおり、企業としても更なる成長を遂げようとしています。