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【女性】✕『中小製造業』✕〔インターン〕

みなさん、こんにちは!株式会社エナテック Wantedly担当の榎並です!

先日、創業以来 2度目のインターンシップを開催いたしました!
創業103年で2回目… つまり50年に1度なのか?!なんてことはなく、実は半年ぶり2回目です。

前回のインターンシップは弊社にとっても初めての経験でわからないことばかり…
もちろん実りのある試みにはなりましたが、至らない部分や反省点もかなり多く、次こそはもっと良い経験をさせてあげられるようにしたい!そう意気込んでの第二回目。

  • 量産に追われる部品サプライヤー(製造体験❌)が何を経験させてあげられるのか
  • この1Dayインターンに学生は何を求めているのか(そして僕がそれを理解できているのか)
  • 弊社でのインターンを通してどういうキャリア形成を思い描くことが出来るだろうか
  • (重量物の関係で)女性に体験してもらえる作業はなんだろうか

などなど、たくさん頭を悩ませる部分はありましたが、第一回と比べて、大きく満足度を高めることが出来ただろうと思っています。せっかくなので、インターンシップの風景を撮影した写真と振り返ってみますね👍

※前回のインターンシップはnoteにまとめているので、こちらも合わせてお願いします!

中小製造業が考える1Dayインターンシップの意義とむずかしさ。|榎並幹也/株式会社エナテック|note
ー インターンシップ 機械の精密部品を量産している中小企業では『製品品質の確保』だけでなく『量産スピード』が要求されるため、最低でも2~3ヶ月間は先輩作業者に『品質とスピードの両立するため』のノウハウを教わって一人前になっていく。 つまりインターンシップという僅かな期間、それも今回のような1日という場合では、製造業の根幹たる"製造" に触れることは難しいのだ。 ...
https://note.com/mickey_enami/n/n265a13a60a41


インターンシップ 一日の流れ

まず前回の反省すべき点として、学生が何をしたいと思ってインターンに来ているかどうかよりも、弊社で何が出来るのかに重点を置いてしまったことが挙げられます。部品の量産を生業としている弊社では、大したことが経験できないと勝手に思い込み、学生に「何をしたいと思っているのか」「このインターンに何を期待しているのか」を確認しなかったのです。

今から考えてみると、前回はそれを怠ったために本当に知りたかったことや体験したかったことを感じてもらえなかったように思います。

その反省を活かすべく、学生にインターンで何をしたいか予め確認してみることに。
そうして得た回答は「工場見学を中心に、実際の現場作業を見てみたい」ということでした。

これはありがたい回答です。なぜなら弊社のような量産工場は、作業速度が非常に速く、慣れるまでにもある程度の時間を要するため体験させてあげられないのです。とはいえ、見学ばかりではあまり面白くありません。満足な時間を過ごしてもらうには、有意義な体験は不可欠です。

そのために実習や記念品作成などをスケジュールに取り入れることにしました。

上の図が実際の大まかなスケジュールです。会社見学をする中で、特に「レガシー装置・手作業が現場でどう活かされているか」に興味があることがわかりました。

しかし、弊社では部品製造の自動化が進んでおり、治具への取り付け・取り外しくらいしか人の手が介在する場所はありません。あとは強いていうならば、品質保証に向けた検査くらいです。(おそらく現代的な製造現場はほとんどこうなりつつあると思います。)

そのために急遽、製造本体ではなく、社内の生産の補助や治具設計を手掛けている生産技術部の職人に見学・インタビューを盛り込んでいます。学校で触ったことのある設備を素早く操作する職人技にキラキラと目を輝かせており、職人の作業風景を一日中見ていたいと口にしていました。また、この職人も普段はあまり日の目を見ないせいか、とてもうれしそうな様子。お互いにとって良い刺激になったかな、と感じます。


職人インタビューを除くと、体験としてご用意したのは3Dプリンターでの記念品印刷とその塗装、そして治具の組み立て…でしょうか。上の様子は治具の組み立て方を教えてもらっているところです。治具を組み立て、溶接するところまで体験してもらいます。(※彼女は溶接技能講習 修了済みです。)

本当は少し溶接するくらいにしておこうと思っていたのですが、2年ぶりの溶接にも関わらずとてもきれいな仕上がりだったので、最後まで1人でお願いすることに。下は仕上がった治具の写真です。

自分で図面を見ながらケガキ、固定、溶接まで1人でやりきる姿には感動を覚えましたね。ものづくりの楽しさとやりがいを改めて感じた瞬間でした。一緒に見ていた職人も「アルバイトで溶接しにおいで」というくらい堂々とした作業姿でした。


さて、そんなこんなでインターンシップの振り返りは終了です。いかがでしたでしょうか?

職業選択の場でジェンダーレスであることが求められる現代社会では、今後こうしたものづくりに興味がある女性の活躍する場はどんどん増えていくことでしょう。もし「ものづくりに少しでも興味がある」と思っていただける方がいらっしゃいましたら、まずは僕とお話してみませんか?

ご連絡お待ちしております。

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