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初めて日本企業で働くから、職場の文化を重視した

「ヘルステックの力で社会課題を解決する」というミッションを掲げ、保育施設向け午睡見守りシステム「ベビモニ」や介護DXサービス「OwlCare」など、エッセンシャルワーカーを支えるさまざまなプロダクトを展開している、EMC Healthcare株式会社。

本日は、バックエンドエンジニアのHugoさんにお話を伺いました。香港出身のHugoさんにとって、日本企業で働くのはEMC Healthcareが初めて。香港でのヘルスケアスタートアップでの経験と語学学校で学んだ日本語を武器に、センサーマネジメントやモーション検知などの開発をしています。

はじめて日本で働くためにどんな準備をしてきたのか?どうして就職先にEMC Healthcareを選んだのか?

日本で働く海外エンジニアのこれまでや、今後の目標を深掘りしました。

「なろう小説」を読んで日本語学習!?旅行と留学から始める移住計画

よろしくお願いします! 簡単に自己紹介をお願いします。

Hugoです。香港出身、29歳のバックエンドエンジニアです。

日本に興味を持ったきっかけはアニメ! NetflixやAmazonでいろんな作品を観ているうちに憧れを持ちました。日本のゲームも好きです。

2019年に初めて日本を旅行して、祭りや商店街などの文化を気に入りました。帰国後も「もう一度日本に行きたい」と思っていた矢先に、コロナが流行。旅行や留学ができなくなってしまいました。

そこでそのまま香港で、専門学校時代にインターンをした会社に新卒入社しました。病院のデジタル化を目的としたプロダクトを開発している、ヘルスケアスタートアップです。僕は患者さんの病歴や治療記録、病院予約のためのPOSなどを作っていました。

その間も日本に行きたいという思いはあったので、Duolingoのアプリで日本語の勉強をしたり、「小説家になろう」というライトノベル投稿サイトで毎日文章を読みました。無料で学べるのが良いですね! おかげで、読むことは得意です。

1年くらいそうしている間にコロナ禍が明けたので、いよいよチャンスが来た! と思って香港を飛び出しました。

日本に来てからはどう過ごしていましたか?

このまま日本に永住できたらいいなと思っていたので、まずは本当に生活できるかどうかを確かめよう、日本に慣れよう、と思って留学ビザを取得しました。

日本語を読むことはできても日本人と会話をする機会はなかったので、最初はかなり苦労しました。言葉がなかなか出てこなくて……。旅行でしか来たことのない国で暮らすのはチャレンジでしたが、成功を掴みたいという気持ちでした。数ヶ月暮らしてみた結果、日本の文化や環境は自分の性格と合っていて、十分暮らしていけるとわかりました。

健康保険が充実していて病院に行きやすいし、観光スポットやイベントが多くて新鮮だし、香港で好んでいたルーティンも続けられる土地だったので、困ることがなくて満足しています。

それで、本格的に生活するために就労ビザの取得を進め、同時に就職先も探し始めました。

日本語も英語も流暢じゃない僕が、気軽にコミュニケーションを取れる環境

仕事探しの条件と、EMCHへの入社の決め手は?

「AIに人の仕事を奪われる」と言われる時代だからこそ、AIを開発する側に立ちたいと思ってAIプロダクトのある会社を探していました。でも、正直言って難しい面もありました。

興味のある会社を見つけるのも簡単ではなかったし、見つけたとしても日本語レベルN1などの資格を持っていないと応募すらできないような会社もあって……。

そんな中でも、EMC Healthcareは資格がなくても応募できたし、日本語でコミュニケーションできる海外メンバーが多い会社ということで、気楽に話せるカルチャーがありそうだと感じました。日本語は日本人ほど流暢じゃなく英語もまあまあ程度な僕でも、安心して話せる環境なのがいいと思いましたね。

会社について知るうちに、新しい技術を取り入れることにも積極的な会社だと思いました。古い技術には安定性があるので、ただ新しい技術を使うことがいいとは限りませんが、古い技術に固執すると他の会社の勢いに追いつけなくなる場合もあります。

EMCHではプロジェクトによって、手堅い技術と新しい技術を使い分けているのが良いなと思っています。

現在のお仕事について教えてください。

バックエンドエンジニアとして、センサーをマネジメントする仕組みを作っています。介護施設の見守りセンサーとナースコールを統合するIoTシステム「OwlCare」の、センサーデータやバイタル情報を集めて綺麗にクレンジングするのが僕の仕事です。

介護施設の居室ドアやベットに取り付けられたセンサーから得られるrawデータは人が読むのは辛い形式なので、見やすいデータに変換してフロントエンドの井上さんに渡します。そうすることで、ユーザーは必要な情報にアクセスすることができるんです。

居室にはカメラもついていますので、そのカメラで撮った写真や映像の中で有用な情報を抽出するのも、僕の仕事です。施設利用者の動きを検知して、離床した、ある線を超えた、などのモーションを抽出して、危険度や必要に応じてアラートを出しています。

この仕事のミッションはデータ抽出の精度を高めて、false-alarmと呼ばれる誤作動を無くすことですね。偽のアラームが出てしまうと不便なので、古いコードを新しく書き換えたり、Stevenさんにフィードバックをもらったりしながら修正&改善を進めています。

古いバージョンのコードではあまりポピュラーではない言語を使っていたので、システムを壊してしまうのではとヒヤヒヤしながら修正しましたが……。新しいバージョンでは結果として精度が上がり、影響範囲が明確になってメンテナンス性も高まりました。これで新しい人が来て同時に作業するような時も、開発しやすい環境になったと思います。


どんな働き方をしていますか?

働き方としては10時くらいに出社して、19時くらいに退社しています。フレックス制なので、通勤ラッシュのピークを避けて出社できるのが良いですね。毎日11時にDaily meetingがあるので、それよりも前に出社すればいいかなという気持ちでいるし、みんなも大体そのくらいに来ます。

あとは月に1度か2度、エンジニアの勉強会があります。最近学んだ新しい技術をシェアし合うとお互いに勉強になりますし、私にとっては発表が日本語の練習にもなる! すごく良いカルチャーだと思います。

開発体制は香港にいた頃とあんまり変わらなくて、各自にタスクが配られて、終わったら次のタスクに着手するスタイルです。コードレビューのカルチャーもあります。

開発スプリントを明確に設定していないので、スケジュールはヒアリングの上で調整してもらえます。予想外のトラブルがあったら、Daily meetingの進捗共有で「もっと時間が欲しい」って気軽に相談できます。なので、無理なく働けてますね。w

僕は半沢直樹などの日本ドラマを観ていたので、日本の会社って期日に厳しくて残業が多い、ブラック企業ばかりのイメージでした(笑)。正直不安だったので、海外メンバーの多いこの会社を選んでよかったなと思っています。

目指せ、高度人材ビザ!

これからやりたいことは?

仕事の面では、カメラやセンサーを通じた情報をもっと幅広くしたり、精度を高めたりしていきたいです。まだテストフェーズですが、部屋の温度や湿度を測って有意義な情報に繋げていくようなシステムも作っています。

生活の面では「高度人材ビザ」を取りたいですね。専門性の高い技術を扱う職種の人は高度人材と呼ばれ、永住権を得やすいなどのメリットがあるんです。

今のところ僕は少しポイントが足りないので、国家資格を取ったりして高度人材を目指し、将来的には日本に永住したいです。


この記事を読んでいる方に向けて、メッセージをお願いします。


もし日本で海外寄りのカルチャーを持つ会社で働きたいと思うなら、この会社は「確実に良い」とおすすめできます。安心して働けますし、入社時に比べて日本語も英語も両方上手になりました。

迷ったり悩んだりしていたら、ぜひお話ししましょう。AI技術を使った開発は最先端で面白いですよ。

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