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全社の前で自慢話!?リモートの中、他部署との連携を強める「ピッチ」の文化をご紹介(ピッチ前編)

こんにちは、村上です!

今回はエフェクチュアルで2年以上前から行われていて、今では浸透して文化になっている「ピッチ」の取り組みをご紹介します。

ピッチのご紹介はなんと豪華に3本立てでお送りします。

この記事は前編。ピッチという素晴らしい文化がなぜ生まれたのか、なぜ続いているのかがまるわかってしまう記事です。ぜひ最後までご覧ください!

・ファシリテーター・登壇者・参加者視点(中編)
・実際に登壇してみた(後編)

<目次>
・ピッチとは
・創始者視点
-ピッチはなぜ生まれたのか
-ピッチはなぜ続くのか
-ピッチにはなぜ人が集まるのか
-ピッチはなぜ文化になったのか

ピッチとは

ピッチとは、自分の取り組みや成果、今後やりたいことなどを発信できる場です。

プロダクト開発部のリリースピッチや、マーケティング部のリードを増やした施策についてのピッチなどテーマは多岐に渡ります。

ピッチはメインで話をする「登壇者」と場を盛り上げたり登壇者の話を引き出す「ファシリテーター」の2人組で行われます。

毎週1つはピッチが行われており、毎回25〜30人の参加者が集まります。現在社員は44名なので6〜7割程度が参加しているということです。

なぜ2人体制なのか、なぜそんなに参加率が高いのか。その理由を明らかにします!

創始者視点

まずはピッチの創始者であるCTOの岩田さんにピッチの成り立ちや仕組みづくりをインタビューしました。

PROFILE._ピッチ創始者_岩田 泰明

株式会社日立ソリューションズR&D部門にて情報爆発を課題とした企業内CMSをテーマに、パターンマッチング・グラフ理論・統計解析を用いたコア技術の開発を行う。その後、ビッグデータ事業の立ち上げに従事(主に製造業における故障予兆検知・要因分析、コンシューマーマーケティングにおける行動予測などのAIの開発および業務適用コンサルティング)。2016年10月、エフェクチュアルCTOに就任し、現在に至る。

ピッチはなぜ生まれたのか?

村上:さっそくですが、なぜピッチを始めようと思ったのですか?

岩田:ピッチを始めたのは2年以上前です。コロナ禍でリモートワークメインになったこともあり、部署間のコミュニケーションが不足していることに課題を感じていました。隣の部署が何をしているのか分からない、そんな状況を打破するためにお互いを分かり合える場を作る必要があると思いピッチを企画しました。

村上:そんな課題があったんですね。コミュニケーションの手段として「ピッチ」を選んだ理由はなんですか?

岩田:そうですね。確かに他の手段もあります。実際に勉強会の開催などもやりましたが、これは一部の「頑張る人」が頑張り続けるだけで、疲れてしまったんです。

他にもミーティングを組んで話し合いの場を設けましたが、どんどん時間がかさんでいきました。

こうした経験から、やったこと、やりたいと思ったことなどを10分くらいで簡単にシェアして共感やフィードバックをもらえばいいのではないかと思い、始めたのがピッチです。

村上:色々な試行錯誤があったんですね!

ピッチはなぜ続くのか?

村上:こうした取り組みは素晴らしいと思う反面、他の施策と同じように形骸化してしまう可能性もあるのではないかと思ったのですが、なぜピッチは続いているのでしょうか?

岩田:やはり手軽さを追求しているためだと思います。ピッチのコンセプトは「準備しない」です。

こういった取り組みは「やらない理由」を作った瞬間に廃れてしまいます。

なのでピッチは発表ではなく"自慢大会"というイメージで、綺麗に喋らなくてもいいし、考えたことや成果をただ自慢する場にしたいと思っています。

でも、ただ準備せず喋るのって不安じゃないですか。なのでサポート役としてファシリテーターを設けるんです。

村上:確かに何もないのに話すのってかなり緊張しますよね。ファシリテーターにそういった役割を持たせているなんて、作り込まれていますね!

岩田:そうですね。もっというとファシリテーターには登壇者と参加者の"橋渡し"としての役割も担ってもらっています。

登壇者は「伝えたいこと」をメインに話してくれるので、参加者側の「聞きたいこと」を代わりに聞いてもらうんです。

村上:登壇者にフォーカスが当たりがちですが、ファシリテーターもかなり重要な役割を担っているんですね。

ファシリテーションが上手な釜谷さん(左)と岩田さん(右)

ピッチにはなぜ人が集まるのか?

村上:ピッチには登壇者やファシリテーターはもちろん、参加者がいないと成り立ちません。エフェクチュアルのピッチ参加率は6〜7割とかなり高いと思いますが、なぜそんなに人が集まり続けるのでしょうか?

岩田:これはやはり時間帯が大きいと思います。

ピッチは必ず18:45〜19:00に設定するようにしています。19時までが定時の当社では、ほぼ退勤直前の時間ということになります。

村上:なぜその時間帯だと人が集まるのでしょうか?

岩田:その時間帯に必ずやらなければならない仕事が発生しづらいからだと考えています。

定時に上がりたい人はピッチ開始前までに調整して業務に取り組んでくれます。また残業予定の人もわざわざその時間に切羽詰まって仕事する必要がないんですよね。

昼の時間帯に開催したこともあるのですが、やはり外部とのお打ち合わせや社内のMTGなどと時間が被りやすく、あまり人が集まりませんでした。

村上:確かに退勤前の時間帯は調整のしやすい事務作業に充てる方が多い印象はあります。

岩田:あとはあえてリアルタイム限定にしていました。録画をして共有してほしいという要望もあったのですがあえて運営側ではやりませんでした。

やることが増えると「やらない理由」につながりますし、後で見られると思うと出席率が落ちると考えたためです。

村上:そうだったんですね!後で見ようと思ってもその後見ることを後回しにしてしまうこともありますし、逆に録画しない方が聞いてもらいやすいのは納得です。

ピッチはなぜ文化になったのか?

村上:2年以上前から始めたと伺いましたが、現在ピッチは文化として浸透していると感じています。
特にオフィスで仕事をしていると、ピッチが始まる時間になるとみんなピタッと手を止めて一斉に画面に集中し始めるんですよね。

メンバーが自然にこうした行動を取れるようになっているのが本当に素晴らしいと思ったのですが、なぜ文化を創れたと思いますか?

岩田:意図を伝え続けたことが良かったと思っています。

コンセプトは準備しない、自慢大会なのですが、やはりみんな"発表"をしようとしてしまいます。そうではなく「自慢して」と言い続けました。

あとは関わったメンバーにことあるごとに「ピッチして」と声をかけています。

村上:やはり最初はある程度声をかけてやってもらう必要があるということですね。

岩田:そうですね。あるメンバーに「ピッチして」と言ったら「嫌だ」と言われたんですが、なんとか登壇してもらったら、その場ではちゃんと話していたんですよ。

話せばやはり褒めてもらえますし、話している方も気持ちいいので、その経験を一度してみるのが大切だと思っています。

村上:やったことないことに対してのハードルは高いですが、やってしまえば意外とできることって多いですよね。

岩田:そうですよ。なので村上さん、来週ピッチしてみましょう!笑

To be continued...

最後までご覧いただきありがとうございます!

...ということで村上は急遽ピッチに登壇することになりました。
ピッチ記事3本目では実際に登壇した際のレポートをお送り予定です。

次回はファシリテーターや登壇者目線でピッチを語ります。乞うご期待!

こんな風通りの良い素敵な文化のあるエフェクチュアルに興味を持ったあなた、ぜひ「話を聞きに行きたい」をタップしてください!

あなたとお話しできること楽しみにしています。

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