こんにちは、教育と探求社に新卒1期生として入社する予定の野田絵美莉です。
今日は、先輩社員の方の生の声を聞き、弊社に興味を持ってくれた方々に、弊社の具体的な仕事内容や魅力をお届けできればと思います!
今日お話してくださるのは、2019年春に転職し、教育と探求社で「学校コーディネーター」として働いている早﨑亜紀子さんです。
SNSでの教育の会社との運命的な出会い
ー「教育と探求社」の名前ってあまり知られていなそうなのですが、早﨑さんはどうやってこの会社を知ったのですか?
早﨑:ある時Facebookを開いていたら、偶然流れてきた投稿に社長の宮地のメッセージが載っていて、それに感動して、すぐさま応募しようと決めました。実はそれまでしばらくSNSから距離を置いていて、Facebookも使っていなかったのですが、今後働く上でSNSの中で繋がっていくことも多いと思ったので、ちょうどSNSを再開したときだったんです。運命ですね~。
ーちょうど転職を考えていたころだったのですか?
早﨑:そうですね。そのころ私は、子どもたちに職業体験・社会体験を提供するサービス企業にいたのですが、そういった体験の機会を、もっと広く日本中に届けるためには、自分に何ができるのだろうと思い、良い会社があったら転職しようと思っていました。転職サイトやアプリは見ていなかったので、こうした運命的な出会いで転職を決意しました。でも、ちょうどその頃、ある資格試験に挑戦している時で、たまたま教育と探求社のエントリー〆切が試験の翌日までだったんです。試験が終わって急いで準備して、〆切日の23:59!ぎりぎり書類の送信ができて、とてもどきどきしました。
ーすごい!それで間に合ったのも、運命を感じますね!
生徒の学びを最大化する仕事
ー学校コーディネーターってどんなお仕事なんですか?
早﨑:学校コーディネーターとは、すごく簡単にいうと、「教育と探求社の持っているプログラムを学校の先生や生徒に届ける人たち」であり、「先生の伴走者」でもあり、時には「生徒の伴走者」でもあります。プログラムを実施している学校に行って、授業の様子や困りごとはないかなどを聞いたり、第三者目線で感じたことをお伝えするなどをして先生の授業をサポートしたり、生徒たちの考えた企画にフィードバックしたりしています。
でも「どんなお仕事か」、その深い存在意義や本質は、正直、まだまだ日々、模索していて掴みきれていないんです。私個人の思いとしては、何かを無理やりコーディネートするというやり方ではなくて、相手の人が望んでいるところを見聞きしながら、様々な情報やきっかけを提供するというのが仕事かなと思ってます。コンサルタントのようにバリバリの課題解決をしている認識ではないですが、先生たちに寄り添いながら、抱えている課題に対して相手が知らない情報をこちらから「こんなのありますよ」ってさりげなく開示していって、取捨選択できるようサポートをすることだと思っています。
ー先生たちとも関わる仕事なんですね。
早﨑:そうですね。でもそれだけではなく、先生方との関わり以外にも、生徒と関わることも私たちの仕事です。学校の授業の見学に行く時には、限られた時間の中で、生徒が考えていることを聞いたり、感じたり、教えてもらったりしながら、私自身も学んでいます。その他には、生徒たちや先生たちがプログラムに取り組む1年間の中で、学びを最大化できるような企画やきっかけを考えたり、イベントを運営したりするような仕事があります。
ー「学びを最大化する」ために具体的にどんなことをしているのですか?
早﨑:前職で子どもたちと関わっていた頃の私は、“正解のあるもの”を情報として子どもたちに伝えれば、子どもたちは成長するという考えを大事にしてきました。でも、この会社に入って働いているうちに、“正解がない”という部分も大切であることに気づいたんです。
「学びを最大化する」ためには、子どもたちが”正解のない”ものに取り組んでいるプロセスの中で、彼らが150%の力でいろんな物事を考えられるように場を作ったり、情報提供して、彼らの探求のプロセスをサポートすることが必要だと思っています。子どもたちが、同じ時間を過ごしていても、昨日気づけなかったことが今日気づけるようになる、というようなイメージですね。
ーなるほど!学校コーディネーターは、様々な学校と関わりがあるため、出張や移動などで大変なイメージがあるのですが、仕事のやりがいはどんな部分にありますか?
早﨑:本当に色々な学校に行くので、様々な瞬間に立ち会えることかなと思います。生徒や先生と接するのですが、生徒たちが大変そうだけど楽しそうな表情をしていたり、悩んでいる瞬間を見たりした時に、やっていてよかったなぁと感じます。答えが見つかった気持ち良さはなくモヤモヤしながら「考えてもわからない」って生徒が言ってくることも嬉しいんです。「わからない」と思うことが、何かを考えるきっかけになっているんですよね。そして、先生方に新しい情報を共有して一歩進めた時もやりがいを感じます。いろんな学校と関わっているからこそ、それぞれの良さを吸収して、アドバイスできるのかもしれません。
ー歩く学校辞典みたいになれそうですね!
学校で生徒や先生方と関わる中で印象的なエピソードなどはありますか?
早﨑:たくさんあるので絞れないのですが…(笑)ちょうど先日『クエストミーティング』という、プログラムに取り組んでいる様々な学校の生徒たちが集まるイベントがありました。その中で、とある学校から生徒が1人で参加してポスター発表をやっているのを見ました。準備も大変だっただろうし、1人で学校の企画を背負ってくるプレッシャーもあったはずなのに、すごく頑張っていて印象的でした。
ー1人で全部やっていたのはすごいですね!他のエピソードも聞かせてください。
早﨑:そうですね。以前、学校訪問した時に、生徒たちが考えた企画を提案してくれたのですが、正直もっと探求が必要な段階で、企画としてはまだまだだったんです。その中で、各チームが様々な質問をしにきてくれて、本気で取り組んでいて。生徒が考えていることに対してガチンコでやり取りできて面白い、まるで生徒たちと仕事をしているような感覚だ、と感じました。改めてこの仕事の面白さに気づいた印象的な思い出です。
ー生徒とフラットに言い合える場は素敵ですね!そのような感動エピソードや大変だったことを社内で話すことはありますか?
早﨑:はい、常に相談できる場です。ある時全然仕事がうまくいかなくて、訪問先の学校からとぼとぼ帰っていた時に、なんだかそのまま家に帰るよりも会社の人と話したくなったんです。会社に帰って来ると皆が温かく迎えてくれて、それは単なるアドバイスよりも自分の糧になりましたし、良い人に恵まれているなぁと感じました。これは日々のミーティング等でも感じていて、常に安心・安全を気にかけている会社ですね。平和ボケしそうなくらい(笑)
ー私も今インターンとして会社に行っていますが、日々感じています。
早﨑:人間関係は仕事に影響しますよね。人間関係の良さは意識しないと作り出せないものだなと思います。人間関係が良いと業務自体に集中できるんです。そのためにも、まず自己研鑽、自分を真摯に見つめ続け、フラットにいることが大切だと思っています。それが崩れると、後々、人間関係に悪影響が表れてくるなとも感じています。
先生とは異なる形で子どもたちと関わる
ー早﨑さんは前職も現在も、子どもたちと関わる仕事をなされていますが、どんな思いやこだわりを持って働いてらっしゃるのですか?
早﨑:もともと人が抱える問題にずっと課題意識があったんですよね。例えば、誰かが悩んでいたら助けてあげたいとか、誰かが情報を知らなくて困っていたら教えてあげたいとか。そんな思いを持って、仕事として考えた時に教育にたどり着きました。その中で、教育という業界にどう関われるのか考えた時に、人が学ぶためのきっかけ創りは、先生でなくてもできそうだなと気づきました。前職でもこの会社でも子どもたちが学ぶきっかけを広げていき、彼らに学ぶ機会や場所を提供するという形で教育に携われていると思っています。
早﨑:特に今の仕事では、先生とは違う立場の人間が教室に入ると子どもたちに何かしらの影響があると思っています。学校にとっての外部の人間だからこそ、先生方への言葉がけや子どもたちがどうしたら楽しく学べるのかオープンに考えられたり、言葉の工夫などいろいろ考えられる点もあると思っています。
ー日々、学びが多そうですね!
ーところで、会社の理念である「自分らしく、生きる。」。
早﨑さんにとって「自分らしく、生きる。」とはなんでしょうか?
早﨑:「常に自分が見ている世界は、自分の鏡である」という言葉を心がけていて、自分が見ている世界がハッピーだと、自分も幸せ。逆に自分が見ている世界がつらいと、自分がつらい。この感覚を自分の感情や生活の一つのバロメーターにしてます。無理やりポジティブ、ネガティブにする必要はなくて、自分の感情を素直に見つめることが大切だと思ってます。私にとっては、自分を許してあげることが一番難しくて、昔は自分をすごくないがしろにしていたのですが、体調を壊したり、仕事を長く続けられなかったりしてしまって、それなら今のあるがままの自分に丁寧に寄り添うことが一番良いなと。そこから今の自分には何ができるのか考えるようにしています。それが私にとって「自分らしく、生きる。」ですね。
ー素敵ですね!早﨑さんの中で、将来の展望などはありますか?
早﨑:前職での仕事観は、役職を上りつめていくのが目標で、役職が上がれば上がるほどできる仕事が増えていくイメージでした。だからひたすらに上の役職を目指すことが目標になってしまっていたんですよね。でも、教育と探求社は、役職に関係なくやりたい仕事ができる、そしてやらせてもらえる場です。学校コーディネーターという仕事もチームでありつつ、個々で担当校も持っているし、個人の裁量も大きくて、それぞれで仕事があるんですね。そうして明確な役職の線引きがない分、自分を絶えず磨く必要があって、どれだけ自分に真摯に向かい続けられるかで、今後の仕事や働き方が変わるなと思います。
ーなるほど。
早﨑:自分に真摯に向き合うことは、等身大で生きていくということだと思っていて、謙遜して縮こまることでもなく、背伸びをすることでもなくて、今はこれくらいだと自分で自分を見極められるように心がけています。
ー私も自分と向き合う時間取っていこうと思います。
自分と向き合える人
ー早崎さんは、教育と探求社にはどんな人が向いていそうだと思いますか?
「こんな人と働いてみたい」というのがあれば教えてください。
早﨑:スキルよりも、どんな人間かのほうが教育と探求社では頻繁に話題になります。会社の中でも、それぞれが持ち合わせている大事にしているもの、目指しているものがそれぞれ違ってて、けれどその上でみんな企業理念に共感していて、どんなやり方でできるかをそれぞれみんな考えています。だから、どんな人でもウェルカムですね(笑)。でも、やはり人と深く関わる仕事である以上、自分とも向き合う時間をしっかり持つ必要があって、それはある意味、自分の中にある恐怖と戦う事でもあるんですよね。その機会を意識的に持つことで、何の仕事をしていても、自分を原点に立ち返らせられるようにしています。
ー自分と向き合うことって怖いですよね。すごくわかります(汗)
早﨑:そうですね。学校コーディネーターは、どれだけ準備をしても、結局、学校訪問で先生や生徒に相対する時は一人なんです。1対1の商談ならさておき、40人の生徒は本当に予測不能。だから、個人的には、どれだけ緻密な理論武装よりも、等身大でその場に向き合うことが最も大切だと思っているんです(笑)そのためには、普段から自分と向き合うことを続けていることが大事なんですよね。
ーある意味強そう…!
早﨑:教育と探求社では、何かを考える時に自分の思いや、届ける人の思いを大切にしている人が多いので、スキルはその次に来るものだと思います。けれど、妥協せずとことん目の前の課題に向き合う力はやっぱり必要だと思います。課題解決力、共感力、みたいな〇〇力と定義するのはできないんですよね。うん、やっぱり“思い”を持っている人と働いてみたいと思います!!