こんにちは、EDOCODE採用広報担当のツヅキです。
ライフイベントの中でも大きな割合を占める子育て。過去30年で日本の共働き家庭の割合が42.3%(1989年)から66.2%(2019年)と増えたこともあり、働きながら子育てにもしっかり関わる男女が増えています。
実は、ここEDOCODEの子育て率もなかなか高く、2022年10月時点では17中7人が子育て中。社内のイベントやオンライン飲み会でもファミリー参加が推奨されることも多く、子育てしながら働くことが身近に感じられる環境です。
とはいえ、キャリアや家庭の状況は人それぞれ。他の人がどうやってその二つを両立しているのか、どういうことに気を付けているかなど、なかなか聞く機会がないのではないでしょうか。
そこで今回は、子育て中のメンバーに「子育てとキャリア」についてのリアルな経験談を聞いてみました。子どもを持つことを考えている方や、子育て中の同僚がいる方にも、ぜひ読んでいただければ嬉しいです。
Case 1. 仕事への責任感から一度はパンクしかけたというPMの前原さん
まず1人目は、PMの前原さん。前原さんの入社はEDOCODEが設立される以前で、まだポイントモール事業を親会社であるWanoが行っていた時代です。そのためWanoからの通算の社歴やポイントモールの担当経験も長く、ポイントモールチームの中でも頼れる存在です。
前原さんが一人目のお子さんを出産をしたのはWanoに入社してから3年くらい経った頃でした。ちょうど同じPMだった先輩女性が産休明けで帰ってくるタイミングだったこともあり、業務の引き継ぎなどはスムーズで、ラッキーだったと言います。
ただ、1年半の育休明けは思ったよりも大変だったそう。子どもがいなかったときと今で、同じように仕事をしないといけないという気持ちが大きく、毎日赤ちゃんを寝かしつけてから仕事をしていたそうですが、ある日とうとうパンクしてしまいます。今の明るい前原さんからは想像がつかないのですが、評価面談で涙がとまらなくなってしまったと言います。
「子供がいることをハンデと思われたくないという気持ちがあり、無理をしてしまっていたんだと思います。時間がなくて仕事が思ったように進まず、毎日泣きながら夜中に仕事をしていました。それを評価面談でマネジャーの麻美さんに伝えたら、そんなにしなくていいよと言ってくれたのを覚えています。」
そこで話を聞いてもらえたこと、持ち帰り仕事はしないと決めたこと、また子供が2歳になって手が少しかからなくなったことから、少しずつバランスが取れるようになったそうです。
<実際に体験してみて思ったこと>
- 子供が2歳になるくらいまでは、想像していたよりかなり大変。その経験から、2人目は育休を2年取得し、だいぶ楽だった。
<EDOCODEの環境の良い点>
- 子育て中だからと重要な仕事をさせてもらえない会社もあるそうだが、その心配は全くなかった。
- 現在はフルリモートで、通勤時間が不要なので、その分時間に余裕ができて良い。
- 子育て中のメンバーも多く、ミーティングで子供が写り込んでも、誰も嫌な顔をしない。
- 予防接種も有休になる、時間単位で休めるなどの、休暇制度。
<こうだったらいいなと思うこと>
- 自分は評価面談で話せて楽になったので、誰かが話を聞いてあげられるといいんだろうなと思う。
- 関わっていたプロジェクトの仕様が変わっていることも多く、休んでいた間のキャッチアップが大変。変更点や経緯などを残しておいて欲しいと伝えておけばよかった。
前原さんとご家族
Case 2. 仕事に情熱と誇りを持つパパになりたい!PUSHCODEのPM、Timmyさん
2019年8月に入社したTimmyさんは、その時点で、12月に奥さんが出産する予定がありました。内定時点で役員の響さんからの勧めがあったことや、アメリカでは男性の育休取得が日本より一般的なこともあり、取得すること自体は決めていたそうですが、どのくらいの期間にするかはかなり悩んだと言います。
ちょうど担当していた案件があり、結果を残すためにもあまり長く休みを取りたくなかったTimmyさんは、結局1月〜2月の約1ヶ月の育休を取得。結果的に、育休をとって本当に良かったそうです。
「育休中は、奥さんが働いて僕が赤ちゃんの面倒を見ていたのですが、めちゃくちゃ可愛いけど本当に大変で疲れました。でも、そのおかげで夫婦両方のやりたいことを実現することができて、良かったと思います。それに、あの時期のことは、一生忘れない記憶になりました。」
もともと仕事に対して情熱的なTimmyさんですが、子供ができたことで、「見本になるような、仕事に情熱と誇りを持つパパになりたい」という気持ちが生まれたとのこと。家族と良い生活を送るためにもキャリアを積みつつ、仕事ばかりでなく家族と過ごす時間も取れるよう、人生の優先順位や時間の使い方を意識しているそうです。
<実際に体験してみて思ったこと>
- 主体的に子供の面倒を見ることを経験でき、ちゃんと子育てをしているという自信がついたのは本当によかった。男性も育休は取るべきだと思う。
- 育休が明けても、自分の時間が取れないなどルーティンは崩れる。毎日の習慣を作り直すのが重要。
<EDOCODEの環境の良い点>
- 同じくらいの年齢の子供を持つ人が多くて、共感ができる。
- 子供が熱を出して迎えにいく時など、全く違和感なく対応してくれる。パートナーと自分が同じ割合でその担当をできるので、平等なパートナーシップを築ける。
- フレックスタイムやリモートワークにより、柔軟な対応ができ、効率的に時間を使える。
<こうだったらいいなと思うこと>
- コロナ中だからあまりできていないけれど、せっかく同じくらいの子がいるから一緒に遊んだりできるといいな。
Timmyさんと息子さん
Case 3. 育休明け、希望して新しいポジションに異動したAnanさん
Ananさんが妊娠したのは、EDOCODEに入社して約1年が経った頃でした。大学院を卒業して初めての仕事だったこともあり、育休で長期間仕事を離れることで、日本語や仕事内容を忘れてしまうのではないかと不安だったと言います。
「なるべく早く復帰することを考えていたんですが、マネジャーの麻美さんから、しっかり時間を作ったほうがいいとアドバイスをもらって。結果的に、1年間の育休取得を決めましたが、今思えば本当にそうしてよかった。体力的にも無理だったと思いますし、麻美さんにありがとうという気持ちです。」
勉強家のAnanさんは、お休み中もたくさんの本を読みました。その中でプロジェクトマネジメントに興味を持ち、復帰時にはEDOCODEの新規事業であるPUSHCODEチームでPMの仕事をしてみたいと希望し、それが実現。今はやりたいことを全部やっているという充実感があるそうです。
復帰して約半年。今は、朝早くスタートするなど工夫しながらフルタイム勤務しています。家族が協力的なこともあり、そこまで大変とは感じていないそうですが、仕事で将来的に必要となりそうな勉強に割く時間がないのが悩み。また、遅い時間のミーティングに参加できないことがあったりと、完璧ではないものの、「少しずつ、一つずつ、やっていこうと思っている」と話してくれました。
<実際に体験してみて思ったこと>
- 家族が協力的なのは大事。赤ちゃんのお世話を順番で見てくれる、休みの日には任せて、自分だけでお出かけができるなど。
- 本を読むようにしてたのはよかった。離乳食など子育ての本はすごく参考になったし、プロジェクトマネジメントの本を読んだのもよかったと思う。
<EDOCODEの環境の良い点>
- 子供を持っているメンバーが多く、子育てに対して理解があるので、子供を持っていることをハンデに思う必要がない。
- フルリモートで、いつでも働ける環境が整っており、フレキシブルに対応できる
<こうだったらいいなと思うこと>
- システムやメンバーが大きく変わっており、チームメンバーが協力的で助かったが、オンボーディングの仕組みがあるといいなと思った。
Ananさんと娘さん
Case 4. 二人目は育休を取ることを予定している、エンジニア井内さん
井内さんの最初のお子さんが生まれたのは約7年前でした。当時は別の会社でエンジニアをされていたそうですが、その時は育休取得は考えなかったと言います。
しかし、来月2人目が生まれるにあたり、育休を一年取得することを決めました。仕事面では、仕事内容を忘れてしまったり会社の様子が変わってしまうのではないかという不安があるそうですが、それよりも生活を整理して立て直す必要があると考えたのだそうです。
「結婚しても生活はそこまで変わらなかったですが、子供が産まれて劇的に変わりました。当時は仕事を優先したかったのでそうしましたが、妻に任せすぎて体調を崩してしまうことがあり、二人目も生まれるとなると今まで通りというわけにはいかない。仕事はしたいけど、家庭も優先したい、その二つの折り合いがまだついていないんですが、この育休中に生活を整理して、復帰したいです。」
もともと仕事人間だった井内さん。最初は仕事だけしていたい気持ちが強かったそうですが、少しずつ理想のキャリアイメージも変わってきたのだそうです。例えば、以前は海外で仕事したいという思いが強かったのですが、今はその優先度は下げることに。それよりも今は自分のやらなきゃいけないことをやる、産まれてくる子にも上の子にも腰を据えて向き合いたい、と話してくれました。
<実際に体験してみて思ったこと>
- 生活のリズムと会社のリズムが合わないと大変。子供が生まれた頃は、夜働くメンバーが多い環境だったので、スケジュール調整に苦労した。
<EDOCODEの環境の良い点>
- フレックスなどもあって融通が利きやすい
<こうだったらいいなと思うこと>
- 特にない。自分はもともと慎重なタイプだが、子育てについては、ある程度勢いで決めて、やっていくしかないなと思う。
井内さんの息子さん
Case 5. 内定通知書に「育休取得を推奨します」と入れた、人事役員の響さん
2018年2月にEDOCODEにJoinした響さん。Timmyさんと同じように、響さんも入社時点で5ヶ月後に第一子が産まれてくるという予定になっていました。当時は男性の育休取得は今ほど叫ばれていませんでしたが、「これからの時代、男女問わず育休を取れるのは当たり前」と思っていたこともあり、最初から子供が産まれたら育休を取るつもりだと会社に伝えていたそうです。
もともと夫婦で、「自分達は同じくらいの収入があって仕事もしている夫婦だから、子育ても同じ割合でしよう」と話していたという響さん。出産は奥さんしかできないので、自分が育休をとってバランスを取るのは必須だと思っていたそうです。CEOの田村さんが子育てを経験していて大変さをわかってくれていたことも、後押しとなりました。
「その当時、田村さんはすでにお子さんがいたものの、育休はとっていませんでした。ですが、”自分は育休をとらなくても大丈夫だった、だから他の人もとらなくても大丈夫でしょ”という感じは全くなくて、安心感がありました。家庭ごとにいろんなパターンがあると思うので、そのバランスで父親が育休を取らなくていい場合もあるかもしれないけど、自分にとってはマストでしたから。」
実際に育休を経て感じたのは、家庭を共同運営する夫婦二人に、同じスキルがあることの便利さ。出産直後の大変な時期を一緒に経験していることで、子育てに必要な技術や知識が同じなので、話が早いのだそうです。
そういった体験もあり、グループ会社のWanoも含めたSlackのスペースで子育てチャンネルを作ったり、オリジナルウェアをつくった時には本人分だけでなく家族分も用意したりと、社内でも積極的に子育てメンバーが安心できる場作りを心がけています。また、採用を担当する響さんは、前述のTimmyさんのオファーレター(内定通知書)にも「第一子が誕生した際に、育休を取得することを会社は推奨する」という文章を入れ、自分だけでなく、他の男性社員であっても育休が取得できるんだという事例を残すことができました。
<実際に体験してみて思ったこと>
- 父親が育休をとり、生まれたときに同じことを体験することで、その後の子育てが効率的になる
<EDOCODEの環境の良い点>
- リモートワークなので、保育園の送り迎えが楽
- 子育て世代が多く、お互いの理解がある、風土がある
- CEO(田村さん)にも4人の子供がいて、心理的負担が少ない
<こうだったらいいなと思うこと>
オフィスに子供を連れてくることが自然という環境にしたい
響さんと娘さん
EDOCODEで組織づくりや採用を担当する響さんは、「普通に考えて、子供ができたら育てるしかなくて、例え仕事に多少の支障があっても、子育てのほうがどう考えても優先順位が上なんですよね。だからEDOCODEでは、会社が"仕事ができるように子育てをサポートする"というよりは、”会社が子育てを邪魔しない”ようにするにはどうすればいいかという視点で考えています。」と言います。
「転職を考えている方は、自分の子育てが安全にできるかどうかが気になるのであれば、その会社の制度や子育て中の社員数だけではなく、日々の細かいことについて具体的に社内でどうアクションを取っているかを細かく聞いた方がいいと思います。あとは、実際の社員の感想を聞いたりするのも参考になると思います。」
EDOCODEでは、選考プロセスの中でご自身の育休について相談していただくことも大歓迎です。ご興味ある方は、ぜひご連絡ください。