『Claude CodeによるAI駆動開発入門』著者 株式会社en-gine 代表 平川知秀氏に学ぶ! 社内勉強会#7
皆さん、こんにちは!エッジテクノロジー株式会社 採用担当です。
先日、社内勉強会にて「AI駆動開発について」というテーマで講演が行われました!今回は、株式会社en-gine代表の平川知秀氏を講師にお招きし、AI駆動開発の現在地や実践的な活用法について深掘りしました。
平川氏はWebシステムやIoTを使った業務改善などを専門とするエンジニアです。2015年にシステム開発業として独立され、現在は大手制作会社や広告会社などから受注を受けながら、直近ではAI DXやAI-OCRの仕事にも携わっていらっしゃいます。また、開発会社向けにシステム設計の講習会を行うなど、エンジニアの技術力を向上させるための活動も精力的に行われています。
昨年出版された書籍『Claude CodeによるAI駆動開発入門』はAmazonの生成AI部門で1位を獲得し、大ヒットを記録しました。本記事では、大盛況だった勉強会の内容をお届けします!
【進化するAI駆動開発とClaude Codeの衝撃】
「インターフェースを持たない自由度」 ここ数年でAIの性能は爆発的に向上し、自然言語でのシステム開発が可能になりました。単なるコード補完から始まり、AIが主導的に実装をサポートする「Cursor」の登場、そして自律的に実装を行う「Devin」の登場と、進化を続けています。
中でも注目を集めているのが、平川氏の著書でも扱われている「Claude Code」です。チャット画面やIDEといった特定のインターフェースにとらわれない「エンジン単体」のような形態であり、コードの世界を直接読み込みながら実装を行ってくれます。これにより、ターミナルを複数立ち上げてデータベース、バックエンド、フロントエンドを同時に並行処理させるなど、高い自由度を実現しています。さらに直近のアップデートでは、AIが自発的に複数のエージェントチームを編成し、お互いに通信・連携・相談をしながら複雑なタスクを解決できるようになりました。
【AI駆動開発の課題とエンジニアの新たな価値】
「AIの出力を理解し、責任を持てる人材の価値」 AIを使えばプロトタイプなどをこれまでの1/10程度の時間とコストで圧倒的なスピードで開発できるようになりましたが、課題も残されています。例えば、答えの定義が明確でない場合の再現性の低さ、APIキーがフロントエンドに流出してしまうようなセキュリティ上の懸念、そしていかにもAIらしいUIや、人間が管理・理解しづらいコードになってしまう点などです。
AIが驚異的なスピードと量でアウトプットを出すからこそ、その出力を正しく理解し、責任を担保できるエンジニア(特にシニア層)の価値は高まっています。AIを単にコードを書かせるツールとして使うのではなく、AIに厳しいレビューアー役を演じさせて自分の考えを深める「パワハラプロンプト」※のような使い方が、これからの時代を生き抜く鍵となります。
※解説は後述の質疑応答を参照
【ビジネスサイドにとってのチャンス】
AI駆動開発は、エンジニア以外の人々にも大きな恩恵をもたらしています。例えば、ドメイン知識(業務知識)を持つ営業やコンサルタントが、顧客の課題を聞いてその場でAIを使ってモックアップを作成し、提案の解像度を上げるなど、ビジネスのコミュニケーションツールとしても活用され始めています。
【まとめと質疑応答】
まとめ
- AI駆動開発は、エージェント同士が連携して自律的にタスクをこなすフェーズに入っている。
- セキュリティやコードの品質担保などの課題があるため、AIの出力を正しく判断し責任を負える人間の価値が高まっている。
- ドメイン知識を持つビジネス職も、AIを活用することで素早くシステムを形にし、ビジネスを加速させることができる。
受講者からの質問(抜粋) 質疑応答の時間では、日ごろから提案や開発の最前線に立つメンバーから、実践に向けた質問が相次ぎました。
Q. AIに厳しい指摘を求める「パワハラプロンプト」の具体的な使い方は?
A. AI特有の機嫌をとるような返答を禁止した上で、「厳しいリードエンジニア(またはマネージャー)として、徹底的にレビューして抜け漏れを教えてください」と指示するのが効果的です。AIを自分のアウトプットを叩く壁打ち相手にすることで、自身の考えをより深めることができます。
Q. 顧客にAIを提案する際、セキュリティの懸念をどうクリアすべきか?
A. 基本的には、入力データが学習に利用されないGoogle CloudのVertex AIや、AWSのBedrockといった仕組みを利用します。さらに厳格なセキュリティが求められる銀行などの現場では、外部と通信しないローカル環境で動くLLMの活用を検討します。
Q. AI特有のUIや、いかにもAIが書いたようなコードになるのを防ぐには?
A. AIに大まかな指示を出すのではなく、コンポーネント(部品)単位の細かいデザイン規約やコーディング規約をプロンプトで与えることが重要です。設計原則などのルールに細かく従わせることで、AIらしさを排除した見通しの良いコードを生成させることができます。
【勉強会後は懇親会も開催!】
平川氏から「懇親会こそがAIにはできない価値」というお話もあった通り、勉強会の終了後は1時間程度、ビールを片手に懇親会も行われました!平川氏と参加者が積極的に交流し、AIの未来や現場のリアルな悩みについて直接語り合うなど、熱量そのままに大いに盛り上がる有意義な時間となりました。
【平川氏と懇親する参加者】
エッジテクノロジー株式会社では、共に未来を創る仲間を募集しています!
エッジテクノロジーでは、今回の勉強会のようなインプットを通じて、社員一人ひとりが市場やクライアントの課題に対する解像度を高める機会が多数あります。
AIや機械学習といった最先端分野で、エンジニアと企業の成長をサポートする仕事に挑戦したい方、新しい分野でキャリアを築きたい意欲をお持ちの方、ぜひカジュアル面談でお話しませんか? 皆様からのご応募をお待ちしております!
【会社紹介資料】https://bit.ly/4ktq6c3
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