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だれかの「難しい」を得意にすれば、自分の仕事になる

みなさんこんにちは、秘書・人事の黒木です。

先日Zoomを使ったYoutubeライブに、配信する側として参加する機会があり、仕事について考えさせられました。今日はそのことをお伝えしたいと思います。

考えたことというのは、世の中には、自分がうまくできないことを「好きなこと」、「得意なこと」としている人がいるって面白いなということです。

そして同時に、自分が好きなこと・得意なことを苦手という人もいるからこそ、私はそれを仕事にできているのかと思いました。

今回私が配信に参加したのは株式会社ニットの「バーチャル世界一周旅行」というリレー方式の企画で、自分の持ち時間はものの2~3分。それでも、8月7日の初回はとてもドキドキし、8月22日の2回目の時には「もっとこうしたほうがいいかな」というようなことを考えながらやってみました。

これまでにYoutube動画のシナリオを作成する仕事はしたことがありましたが、自分自身が動画に出る、しかもライブ配信をするというのは初めての経験でした。

そして、自分でやってみて、このような動画配信を生業としている人はすごいなと実感したというわけです。

仕事でのスキルアップを目指すとき、みんなが5/10できることを6や7にしていこうとする場合が多いと思いますが、動画配信はみんなが0か1しかできないことを5できれば、希少性が生まれる仕事だと思います。

希少性があるということは価値があるということであり、お金を稼げるということです。

私は正社員で仕事をしながらライターとして副業をしていますが、ライターの仕事は前者です。みんながそれなりにできることを、みんなよりもうまくやる。一方で、正社員の社長秘書という仕事はある意味で後者なのかなと感じました。

あまり身の回りにやっている人がいない・社内に同じ役割の人がいない仕事だからこそ、私は価値を発揮しやすく、評価されやすく、収入の比重としても今のところこちらが上です。

もともと私は正社員でコピーライターの仕事をしていましたが、転職をしてパラレルワーカーになったという経緯があります。転職の経緯はこちらで記事にしていますので、今回は省略しますが、私はライティングの仕事を副業にしたことで、私自身のライターとしての希少性は高まったと考えています。

これは比べる基準の話なのですが、スキルや特徴は身の回りの人と比較するのではなく、同じ職種のなかで比較してどうかを考えるべきです。

転職する前、私は人材業界で名のある会社のライターチームで仕事をしていました。そのため、その時点で大学時代の友人と比較すればライティングスキルは高かったはずです。

しかし、その会社は共有・賞賛・一般化は非常に上手で、ある意味で社内のどのライターに原稿を依頼してもそれほど大きな差は生まれない仕組みが整っていました。

これは会社としては正しい構造ですが、ライターのスキルはそれほど大きな差がない状態になっていたと思います。

そして、私はこの環境を経験したからこそ、ライターという職種のなかではただ文章を書けるということは特徴にはならないということに気づけたのです。

一方で、今私がいろんな人に興味をもって仕事を依頼してもらえるのは、当時なかったライターとしての特徴があるからだと思います。

・正社員で社長秘書をしながら副業をするパラレルワーカーであること
・社長にパラレルワーカーであることを話し、会社でも隠していないこと
・フルリモートで副業をしていること
・人事領域に特化していること
・求人広告が書けること
・経営者とコミュニケーションがとれること

など、今の自分を構成する要素を見てみると、だれかが「難しい」としていることをいくつか組み合わせることができていると感じます。

人材としての希少性を考えたとき、動画配信のように1つのスキル・タスクで周囲との希少性を発揮するのか、いくつかの要素を組み合わせて希少性にするのかは、人によって向き不向きがあるでしょう。

また、意図的に作っていくか、いつの間にかできていくかも、人によって違いが出てくる部分だと思います。

キャリアのこと・仕事のことを考える際には、自分が今どちらのタイプなのか、これからどちらを目指していきたいのかを意識すると、毎日の働き方や将来への目線が変わってくるかもしれません。

動画配信という初めての経験を経て、私はそんなことを考えました。毎日慌ただしく過ぎていきますが、いろいろなものを経験し、考える機会はできるだけつかんでいきたいものですね。

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