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キャリアステップが社内に3つあると良い理由

みなさんこんにちは、役員秘書・人事の黒木です。
今日は私たちの会社にあるキャリアステップについて、話をしたいと思います。

先日、「イノベーションの風を吹き込む先駆者になる」ということという記事の中で、「マイスター」というキャリアアップ制度の成り立ちについて話をしました。今回は弊社の3つのキャリアステップについて、改めて詳しく説明させていただきます。

マイスターとは

「前の記事は読んでない、マイスターなんて初耳だ」という方に向けて、マイスターというキャリアアップ制度について改めて紹介します。

マイスターとは社内で独自に開発し、業界に向けて導入支援を行っている技術認定制度です。運用方法は試験合格による認定および給与アップという形をとります。

認定クラスは5段階のピラミッド式になっていて、全員が平等に下位クラスから受験し、1つずつランクを上げていきます。社会人経験やこれまで学んできたことと関係なく、イチからチャレンジし、入社後に自らの力で月給をあげていくことができるのです。

また、マイスターの最上位クラスに合格すると、運営チームに加わり、試験作成を担当することになります。試験を作るという役割を担うことで、試験を受けなくなったあとも常に自分の情報をブラッシュアップし続けられるのです。

マイスターは1つじゃない

ここまで説明してきたマイスターは、「技術」を認定する1つ目のマイスター。そして、1つ目のマイスターが生まれてから5年がたった頃、2つ目のマイスターがスタートしました。次に認定がスタートしたのは「接遇」に関する能力です。

技術の次に接遇のマイスターがスタートした理由は、私たちのサービスにはスタッフ1人1人の人間性がとても重要だと考えたからです。どんなに高い技術力を持っていても、そこに相手を思う心やホスピタリティがなければ意味がない。

そのことに気づいた私たちは「技術」のマイスターに加えて、「接遇」のマイスターを作りました。そうして、スタッフが選べるキャリアに新たなバリエーションが生まれたのです。

自分のスキルをどんどん高め、できる仕事の幅を広げていくのも良し。技術ではなく気持ちの部分でお客様に寄り添い、向き合っていくという姿勢も良し。社員1人1人が自分にあった方法で、自らの成長を給与アップへつなげていけるようになったのです。

手当と難易度は?

2つのマイスター制度で獲得できる手当は、月1000円から2万円。この額が毎月の給与にオンされます。また、2つのマイスターは別の要素を認定するものですので、試験に合格していけば、別々の手当を受け取ることができます。

1つで年間24万円、2つの合計で年間48万円が、マイスターの資格手当の最大額です。

では実際、資格に合格している人はどれくらいいるのか。最上位クラスの合格率は毎年7%~9%、簡単なものではないことがわかっていただけると思います。

ちなみにいずれかの最上位クラスを取得しているスタッフは約20名で、双方の最上位をもっているのは社員1人だけ。従業員900名以上の弊社にとっては、上位クラスを所持しているスタッフは非常に貴重な存在です。

第3の道と3つのキャリアステップがあるメリット

ここまで弊社独自のキャリアアップ制度について紹介してきましたが、3つ目の道は管理職になるというキャリアです。これは多くの企業と同様のものだとイメージしていただければと思います。

しかし、「管理職になる」という一般的なキャリアの形も、2つのマイスター制度と組み合わせることで、少し変わった意味を持ちます。

というのも、もし会社のキャリアステップに「管理職になる」という道しかなければ、それは選択肢ではなく、「なれるかなれないか」もしくは「ならなければならないもの」になってしまいます。

一方でマイスターという他の道がある私たちの会社ではそれが選択肢の1つになります。
・「技術」のマイスターでプロフェッショナルになる
・「接遇」のマイスターでだれからもホスピタリティを極める
・「管理職」としてチームをまとめ引っ張る存在になる
3つのキャリアステップがあるから、1人1人が目標を持ち、成長していけるのです。

人にはそれぞれ適性があります。たとえば野球でキャプテンを務めるのは、必ずしも最もピッチングのうまい投手や、最も多くの打点を稼ぐ強打者ではありません。キャプテンを務めるのはチームの全体を見て、時にメンバーをケアし、時に喝を入れられる人です。

これはビジネスの世界でも同じことではないでしょうか。社内No.1プレーヤーが、マネジメントではうまくチームを育てられないという話はどの業界でも一度は耳にするものです。

もちろん、新しい役割にチャレンジすることがよくないという話ではありません。周囲の期待だけでなく、自分で希望や適性も含めて、キャリアを選べることが重要なのです。

1つのスキルに特化したキャリアステップがある弊社では、目の前の仕事に没頭し、自分を高め続けたいという志向性でも、給与とキャリアを高めていくことができます。

さて、ここまで何度か会社のことについて紹介させていただきましたが、次回は私自身のことについて少しお話したいと思います。ぜひお楽しみに。それではまた。

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