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カンボジアで描く、岡田さんのキャリア曲線 - 探求心溢れる岡田さんのストーリー

こんにちは!カンボジアは毎日暑い日が続いていますが、あと1か月ほどすれば雨季が明けて、過ごしやすいシーズンとなってきます。

今回は2回に渡ってインフラエンジニア岡田尚樹さんの特集をお送りします!!前編は岡田さんの成長ストーリー、そして後編は岡田さんの1日に密着しました。

岡田さんは、ダイナモ入社から1年半という短い期間で、インフラエンジニアとして著しい成長を遂げました。カンボジアという未知の地で、日々新たな技術や文化に触れながら、グローバルIT人材としての素養を磨いています。岡田さんから今の心境のお話を伺いました。

ITスキルの成長について感じることはありますか?

この1年半で、インフラエンジニアとしての基礎的なスキルを身につけたと感じています。採用時には、サーバー構築の試験がありましたが、そのときはほとんど何もわからない状態でした。理解して構築するというよりは、調べながら期限ギリギリでなんとか終わらせたというのが正直なところです。

入社してからの1年くらいは、新しいタスクをいただいても何をすべきか全くわからず、用語の意味さえ理解できないことが多々ありました。時間をかけてしまいましたが、周りの方に助けていただきながら一つずつタスクを終わらせていきました。最近になってやっといろんなことが繋がってきて、完了までの流れがイメージできるタスクが増えてきたと感じています。

社内にも協力会社の方々にも、非常に優秀なエンジニアの方々がおられるので、その方々と一緒に仕事をできるのは貴重な体験だと感じています。業務も多岐に渡り、進める際にも自主性が求められるので負荷はかかりますが、日々の業務が学びになっていると感じています。また、社内では業務や勉強会を通じてチーム全体のスキルを高めようとする雰囲気があり、経験を得るには最適な環境だと思います。


岡田さんが入社前に抱いていた期待と、実際の仕事で感じたギャップはありますか?

最初に練習課題のようなものを少しやったあとに、すぐに結構難しいことを担当したことが記憶に残っています。LDAPサーバーの構築や、MongoDBクラスターの構築、バックアップ取得とその復元手順を確立してプロジェクトのメンバーの方々に説明する、などのタスクがありました。状況や方法がほぼ何もわかっていなかったということもあり、とりあえず何をしていいかわからずに大変だったことを覚えています。

あとは、仕事を進める上で、思ったよりも裁量が広いということです。タスクにもよりますが、どうやるかは自分で考えてください、というときがあります。(社内の方も協力会社の方々も、聞けば皆さん親切に教えてくださいますし、ミーティングもあるので決して放置されるわけではないことを強調しておきます)前職では上司の方に従っていただけだったのですが、ここでは自分次第でできることが広がっていくのでやりがいを感じます。一方で、これも自分次第で大きなトラブルを起こしてしまう可能性があるので、緊張感もあります。

また、お客様と直接お話しをする機会がある、ということも想定していませんでした。これも前職には無かったことで、内容に関して深く理解し、その場でされる質問に受け答えする必要がありので、個人的にこの点は今でもとても難しいと感じています。
急な障害対応がある、という点も予想できていなかった点でした。勤務中や、たまにですが休日にも、急にサーバーが落ちることがあって対応にあたるのですが、自分の場合は結構パニックになってしまいます。経験のある方は冷静に対応されるので、スキルの差を明確に実感する瞬間です。


英語スキルや英語でのコミュニケーションの習得はいかがでしょうか?

英語はまだまだカタコトなのですが、仕事を進める上で必要な、IT系の話を英語でやり取りする力は身についたと感じています。チームのカンボジア人と話す時は英語ですし、協力会社の外国人とのチャットやMTGも全部英語になります。

またチームのためにメモを残すときや、ドキュメントを作る際にも英語です。文面は翻訳サービスで何とかなるものの、業務を協力して進めるためには、ある程度の会話力が必要だと思います。さらに、カンボジア人やベトナム人の独特のアクセントにも慣れる必要があります。私の場合は、初めはIT用語自体を知らなかったのもあり、全然話が理解できないこともありました。

ただ、チームメンバーは皆さん優秀で優しい方ばかりで、ここまでたくさん助けていただいてきました。皆さんの助けなしではここまで続けて来られなかったので感謝しています。


カンボジアに来てからの状況の変化や今の心境を聞かせてください

カンボジアに来てから、多くの変化を感じています。まず、仕事に対する向き合い方が大きく変わりました。

前職では、上司から指示された仕事をそのままやって提出するだけでしたが、こちらでは自走することが求められていると強く感じます。自分の範囲の、言われたことだけをやって終わりという感じでは全くなく、お客様のためにメンバー全員で協力している、といった空気を感じます。日々様々なタスクが発生し、それを解決することが求められていて、どう解決するかは自分で考える、危険そうだったり不安な部分はわかる人に聞く、できない部分は頼む、というように、責任を持って問題を解決まで持っていく、という姿勢が身についたと思います。

私生活では、今年の4月にこちらで知り合ったカンボジア人女性と結婚しました。特に深く考えずに渡航して来たものの、こちらに永住する可能性が出てきて驚いています。一緒に暮らしていると自分の常識が通じないことが多く、楽しい日々を過ごしております。あとは、奥さんを通じてカンボジアのいろんなことを知ることができるので、それも楽しいです。奥さんの故郷へ帰ると、想像を超える田舎の風景に触れることができ、大変興味深いです。
奥さんの実家で伝統的な婚姻の儀式を開いていただき、村中の方に盛大に祝福していただいたときのことがとても印象深かったです。しかし、その式が途中で警察に強制終了させられて、出頭という事態になってしまいました。すぐに問題は解決しましたが、日本人である外国人との結婚式には届出が必要?だったらしいです。

あとは犬に追いかけられたり、食中毒になったりと、度々ヒヤリとすることがあります。カンボジアでの生活は、文化の違いやハプニングがあったりと、日々刺激的で楽しいと感じています。


将来的にどのようなキャリアを築きたいと考えていますか?

何かサービスを立ち上げて、大きくして売却する、というのが楽しそうでやってみたいです。
また、周りに「どの企業でも欲しいだろうな」と思うような非常に優秀なエンジニアの方々がたくさんいらっしゃり、スキル面だけでなくあらゆる点で学ぶ点がたくさんあると感じています。将来エンジニアとして淘汰されないために、そういう方々から日々吸収したいと考えています。

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カンボジアに渡りこの1年半の期間は、岡田さんの成長にとって大きな転機となりました。海外という異文化の中で、英語力やITスキルを向上させるとともに、裁量ある業務を通して責任感と問題解決能力を養いました。周囲のサポートを得ながら、エンジニアとしてのキャリアを順調に築いています。将来的には、自身のサービスを立ち上げるという夢の実現に向けて、更なる成長が期待されます。

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