はじめまして。現在、大手金融機関から株式会社ドーガンへ出向し経営コンサルタントをしている阿南と申します。
「金融を通じた地域活性化に貢献したい」という思いがあった中で、新卒で金融機関へ入行して以来、金融サービスのご案内や投資信託を中心とした資産運用商品販売業務に携わってきました。地域に暮らすお客さまの利便性向上や資産形成に貢献すること、それは確かにやりがいのある仕事でしたし、「金融の力で地域を支えている」という実感もありました。
ただ、淡々と営業活動を行う中で、次第にこんな想いが芽生えていきました。
本当に地域を元気にするには、個人単位の支援だけで足りるのだろうか。
個人だけでなく企業や地域全体に対するアプローチが必要なのではないか。
自ら手を挙げて、本社へ
そんな中、東京本社にて「投資を通じた地域活性化ビジネス」を推進する動きがあることを知りました。
迷うことなく、自ら手を挙げました。
東京への異動。環境も業務内容も大きく変わる挑戦でした。
投資による支援を前提とした地域活性化ビジネスを推進することを、まずは地域のプレイヤーに受け入れてもらうよう地域金融機関や自治体とのリレーション構築業務の推進、並行して投資案件のソーシング業務共同出資可能性の模索を行ってきた一方で、これまでの個人向け営業とはまったく異なる世界。スケールも大きく、視座も高い中で、自身の知識や実務的な経験が圧倒的に不足していることを痛感するとともに、「本当に地域や企業の成長に貢献したいなら、もっと現場に踏み込まなければならない。」
そう思い始めた矢先、出向というチャンスが巡ってきました。
出向という転機
2025年4月、株式会社ドーガンへ出向。
九州の中小企業を対象とした成長・再生支援の経営コンサルティングに携わることになりました。
正直に言うと、最初は戸惑いの連続でした。
これまでの金融機関における立場とは異なり、より経営の内側に踏み込む世界。財務分析だけでなく、事業構造、人材、組織文化、取引関係まで多角的に理解しなければ本質的な支援にはなりません。経営改善計画の策定や再生支援の現場では、自分の知識や経験不足を痛感する場面が本当に多くあり、「自分自身がこの企業に与えることができる付加価値は何か」を、自問自答する日々でした。
悪戦苦闘の先にあったもの
それでも、一社一社と真摯に向き合い、経営者の想いを丁寧に聴き、現場に足を運び続ける中で、少しずつ見える景色が変わっていきました。数字の裏にある「人」や「思い」を理解してこそ、初めて意味のある支援ができるのだと実感しました。
実際に窮境に陥った支援先の経営改善計画を策定した際に、支援先からいただいた「一緒に考えてくれてありがとう」という言葉は、これまでのどの成果よりも心に残っています。
成長できたこと
出向を通じて、私は大きく3つの力を磨くことができました。
- 外部・内部環境分析を通じた本質を見抜く力
表面的な課題ではなく、企業が置かれている現状や財務状況に基づき構造的に分析する力。 - 調整力・巻き込み力
金融機関、支援機関、社内外の関係者と連携しながら前に進める力。 - 当事者意識
「支援する側」ではなく、「ともに背負う立場」として伴走していく姿勢。
これから
金融機関での営業・投資関連業務の経験、そして出向先での伴走型経営支援の経験。どちらの経験も、「地域を支える」という一本の線でつながっています。悪戦苦闘の連続でしたが、その過程こそが自分を最も成長させてくれたと実感しています。
これからも、地域活性化という視点で企業や産業の発展に寄与していきたいと強く思っていますし、何より、自分自身が挑戦を恐れず、成長し続けたいと思います。
《歓迎会で似ている社員とフュージョンした時の写真》 ※似てますが兄弟ではありません