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【あんまり気が進まなかったけどWantedlyで募集を開始してみた】

この度、dofではWantedlyで採用活動を開始しました。企業にとって人材を採用することは、企業が存続をするためには当たり前のことかもしれませんが、dofのような小さな会社では専任の人事担当者がいるわけではなく、また業務が相当特殊なことから明確にこの役割やポジションで人を採用したい、というガイドラインがあるわけでもないので、これまであまり大々的に人を採用する、というようなことはしてきませんでした。
そして、HR領域の会社やサービスに頼るのはどこかで、いや実は明確に避けていました。優秀な人材を獲得する上で、お金を払ってよそ様に頼るのはなんか違うんじゃないか、と。これは自分自身が長いことマーケティングや広告の領域で「代理業」の役割を果たして来たこともあるかもしれませんが、本当に我が社が素晴らしい会社なのであれば、そうしたサービス(HR領域代理業)に頼らなくても、勝手に優秀な人材が集まってきてもおかしくないだろう、と。確かにうちの会社にそんなに知名度はないかもしれないけど、そんなマイナーな会社を発見して、興味を持ってくれて、一緒に働きたいと思ってくれた人とこそ仕事をしたい、そんなようなことを思っていました。今から4年前に「ブラック企業dofに入社しないほうがいい10の理由」という企画を通して採用活動を実施した時のも、そんな想いからでした。
http://www.dof.jp/recruit/recruit.html

職選びは人生においてとても重要なイシューですが、時々耳にするヘッドハンターなどの職業の、相手の人生はさておき、とりあえず転職をさせて年収の30%と言われるフィーを獲得するというビジネスモデルに対しての嫌悪感のようなものもありました。大量に学生を集客して就職セミナーなどを行なっているサービスも、個人情報を売り物にしているような気がして(実際そういう側面はあると思います)あれは人の人生を食い物にしているのではないか、というような見方をしていました。
でも冷静に考えてみると、マーケティング・広告業界に身を置く人はさておき、うちの会社を知っている知っている人は非常に限られているということは現実です。三菱商事や電通、サントリーやトヨタ自動車、マッキンゼーのような知名度も人気のある会社も就職のエージェント、HR領域のスペシャリストの力を借りて人材獲得活動を行なっています。より多くの候補者の中から優秀な人材を獲得するためには出来るだけリーチを広げて告知をするのも、的確に届けたいターゲットに対してメッセージを届けるのもマーケティング活動を行う上でも鉄則に近い話です。ユニクロが価格破壊を起こしたフリースや、ヒートテックのような機能性商品を販売する際も、「どんなにいい商品でも知られないとはじまらない」ということで広告投資を大量に行い、結果につなげていました。
ということで、HRのプロである、For Startupsの志水 雄一郎 (Yuichiro Shimizu)社長や、元JR東日本企画の人事で独立された小西元紀 HRさんなどのアドバイスを頂き、今回のWantedlyでの採用告知を試してみることにしたわけです。

【どんな人と働きたいか】
そんなこんなで、実際に募集をすることにしたのですが、どんな職種の人が欲しいかってのを明確に言い表すことが難しい。なんとなくそれっぽい職種や業務領域のようなものがあったほうがいいのかな、と思って、「プロデューサー」「マーケッター」「コンサルタント」「プランナー」「プロジェクトマネージャー」という5職種を同時に募集することにしたのですが、実はそれぞれ書いてある内容も貼り付けている画像も全部一緒です。苦笑

というのも、うちの会社に入社後求められる業務領域が異常に広くて、何か一つの職種で言い表すことが出来ないからです。現在プロデューサーという肩書きと名刺を持っている畑間は8年間ぐらいの間、何の肩書きもなく仕事をしてきましたし、ついこの間コミュニケーション・デザイナーという名刺を持つことになった川名も入社後3年半ぐらいは肩書きがありませんでした。(新しい名刺の印刷はまだ出来ていませんw)そもそも肩書きなんて大した意味はないとボクは思っていて、肩書きやポジションではなく、人間の能力や信用力によって仕事は任せられるべきだと考えているからです。そういった意味で、限られた領域での専門性を発揮させるたいというタイプの人には向かない会社だと思います。世の中に求められていること、クライアントの課題には徹底的に向き合い、どんな手を使ってでも解決すること。それが「なんとかする会社」というスローガンに込められた私たちの想いです。

ではどんなタイプの人に来て欲しいと思っているか。それは採用ページにも求める人物像について書かせて頂きましたが、要は一緒に気持ちよく仕事が出来、楽しく仕事をしながら成長をするための努力を厭わない人です。仕事の領域は広く、それぞれにプロとしての専門性が問われるので、最初から即戦力として働けるような人はなかなかいない職場だと思います。入社されたかたには家族同様、深い愛情を持って接しますが、すぐに役に立てるようじゃ瞬間は最初はそんなにないでしょうから、自己承認欲求が高い人には辛い職場なのかもしれません。その代わり、謙虚かつ貪欲に学ぶ姿勢がある人にとっては確実に成長が出来る会社だと思います。

こうしてWantedlyで募集開始をしてから1週間程度が経ちましたが、それなりの反響を頂いていて、PVで25,000社中20位ぐらい(!)までランキングが上がり、かなりの数のかたのご応募を頂くことが出来ています。書類選考や面接はこれからですが、素敵なかたがたにお会いできることを心から楽しみにしています。こうなったらランキング1位目指したいのでw、応援ボタンを押していただけると、PVが増加するらしいので、是非ご協力お願いしたいどふ!

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