イギーのプロフィール
京都府出身。2013年に立命館大学を卒業、大都に新卒1期生として入社し現在6年目。入社1年目から2年半は、ネット通販事業で在庫管理を担う。3年目にして資金調達に向けての調査や資料作成をつとめ、見事調達。その後は事業開発側にまわり、webメディアの立ち上げや店舗ビジネスの統括など幅広い業務をこなし、現在は東京でサービス開発に挑戦中。
学生時代は何をしていましたか?
専攻は経営学部でした。とくに会計に興味があって、公認会計士を目指したこともありましたね。なぜかというと、経営者に憧れていたからです。経営者との共通言語として会計知識は身に着けておきたい、という思いで勉強していました。
経営者に憧れをもっていた理由は、実家が京都で100年近く続く酒屋を営んでいたからです。親やその知り合いの経営者たちが幼いころから身近にいて、自分にとってのかっこいい大人は経営者だったんです。経営者とは何か?なんてよく分ってなかったのですが、中学生時代の将来の夢は経営者と言っていましたね。笑
なぜ大都に入社しようと思いましたか?
「事業開発のスキルを身につけたい」「ネット通販について学びたい」「関西で働きたい」の3つの理由で選びました。いつか実家の酒屋を継ぐ可能性もふまえて、事業開発の経験とネット通販のスキルを身につけたいと思ったので。ベンチャーで事業開発とネット通販を学びたいのであれば、東京がいいとは思いました。でも、幼いころからずっと過ごしていた京都の文化や暮らしが好きで。だから関西で働きたいと思って、大阪本社の大都を選びました。
入社当初はどんなことをしていましたか?
新卒1年目は、ネット通販の在庫発注などでしたね。効率化を目指して、新しい分析ツールについても勉強しながら社内に導入しようとしていました。でも、社会人経験がまだまだ浅かった僕が、新しいツールを提案してもなかなか使ってもらえませんでした。必要性を説明しても理解してもらえなくて、先輩スタッフと喧嘩したこともありましたね。
でも、自分が深く理解していないと説明しても納得してもらえないなって思ったんです。悔しい思いをたくさんしながら、だからこそ勉強も頑張っていました。こんな感じで入社してから2年半くらいはネット通販事業で学びながら仕事をしてきました。
成長を感じたのはどんな時でしたか?
入社3年目に訪れた、資金調達のプロジェクトです。1年目の後半にも一度社長のジャックから「上場を目指して資金調達したいから、そのための調査や資料づくりやってみないか?」と声をかけてもらったことがあったんです。もちろん「やります!」と即答して挑戦しましたが、その時はうまくいきませんでした。
そのチャンスが3年目のときに、またやってきたんです。次こそは!と思って、はりきりました。ジャックの頭の中にある戦略を、投資家の方たちが「投資したい!」と思えるものに資料化していきました。どんな情報があれば納得してもらえるのか考えながら、市場調査をしたり経営資料も見直したりしていました。
そして、ついに4.5億円の資金調達が決まりました。
会社の次のステップを切り開く一助になれたことが嬉しかったです。知識も経験もなかったけれど「本気を出して突き詰めたらできるんだ!」という自信になりましたね。
そこから半年後、当時25歳にして最年少の執行役員にしてもらいました。そのタイミングで自分より圧倒的に経験豊富なメンバーが役員としてたくさん入社してきました。その中で自分はやれることを全力でやっていこう!と思っていました。
その後はどんなことをやってきましたか?
webメディア「DIY FACTORY COLUMN」の立ち上げに挑戦しました。そもそも大都に入社を決めたひとつに事業開発を経験したいという思いがあったので、嬉しいチャンスでしたね。それと同時に、僕にとってはじめてのチーム戦でした。事業の成長を考えることだけでなく働く仲間の気持ちの部分、両方を考える必要があって苦戦したこともありました。
メディア運営も知識0のスタートでしたが、必死に勉強して、SEOメディアとしての基盤はつくることができたと思っています。
その後は、実店舗「DIY FACTORY」の統括にまわりました。メディア運営を通してチーム戦におけるコミュニケーションの重要さを痛感したからこそ、この時はそこを意識していました。自分のデスクを本社オフィスではなくお店のバックヤードにうつし、現場の意見をくみ取りながら店舗ビジネスについて考えるようにしました。
収益を伸ばすための複雑な数値分析や、ブランディングのためのHPの再構築など。業務は多岐にわたりましたが、いろんな視点で事業を学ぶことができました。
今やっていることは何ですか?
店舗の統括に後任がきてくれたので、今は東京で住まいに関するサービス開発に挑戦しています。そもそも「関西で働きたい」という想いで入った大都でしたが、東京で挑戦するのはいい経験だと思って。大都の子会社であり、植物のコミュニティアプリ「GreenSnap」を運営するオフィスに転勤しました。
このサービスについてはリリース前なのでまだ詳細は伝えられませんが、住まいでの暮らしを好きになってもらえるお手伝いができるサービスをつくっていて、社内外の人たちにいろんなことを教わりながら開発を進めています。僕は今、この仕事にすごく情熱を注いでいるのですが、その背景には大好きだった京都での暮らしがあります。
京都の町家ってその土地の地理や風土、文化に根差した形になっているのですが、そういう本物らしさとか。その場でしか生まれなかった歴史とか。その中にある、ほっこりする思いやりある暮らしとか。そういったものがあるのですが、僕の自宅も酒屋と棟続きになっていたので土曜日に学校から帰ると家族も従業員さんも一緒に食卓を囲っていました。ほっとする時間でしたね。母は仕事で忙しいにも関わらずいつもこだわった料理をつくってくれて、夕方になると従業員さんがキャッチボールをしてくれて。思いやりを感じる暮らしでした。
そんなあたたかい空間をつくるためのサービス開発ができるのが嬉しいし、すごくやりがいを感じています!
これからやっていきたいことは何ですか?
今開発を進めているサービスを、日本の住まいに一石を投じるものに成長させることです。多くの人々の住まいを豊かにし、生き方に役立つものとして力をもたせていきたいです。