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卒園&在園保護者の交流会で生まれた対話と関係性 #オープン社内報【保育事業】

おうちえんでは6月と7月に「卒園後の進路」について話し合う卒園児保護者と在園児保護者の交流会を行いました。

0~2歳児の保育園であるにじいろおうちえん・そらいろおうちえんの保護者にとって、卒園後の進路はとても切実な問題です。5歳までの保育園または幼稚園に転園できなければ、仕事を続けることはできません。

「この会をどう運営しようか?」


テーマは「卒園後の進路」ですが、会の目的は、おうちえんで定期的に開催している「保護者交流会」と同様『保護者が悩んだときに相談できる相手を増やすこと』であると職員の間で確認しあいました。

職員側は極力話さず、卒園児保護者と在園児保護者が話し合うことをメインにしよう、という方針を決めて当日に臨みました。

保育園にするか、幼稚園にするか。
近隣の保育園の空き具合はどうか。
幼稚園のお弁当をつくる余裕はあるか。

保護者としては、近さ・通いやすさ、就労状況にあったところ、日々の登園準備が負担になりすぎないなども条件に入れたりしながら、こどもにとってはどこがいいのか、色々なことを考えられるのではないかと思います。

交流会では、在園児保護者の質問に卒園児保護者が答えたり、それぞれの思いや経験を共有したり、自由に活発に対話が進みました。

そんな中で、あるやりとりが。

卒園児保護者のひとりが、


「英語やリトミック(音楽に合わせて身体を動かしたり表現したりする活動)がある方がよいのか迷っていたけれど 『こどもはそれに興味があるのか?』と一度立ち止まって、最終的にこどもに合いそうだと感じた園を選んだ」という話をしてくれました。

それを聞いた在園児保護者が、


大人のやらせたいことではなく、こどもの気持ちを考えて決めようと思った

と感想を聞かせてくれました。


職員が入らなくとも、誰かの不安や悩みに応える人がいて、正解がない中でも何を大事にしたいか確認しあっていく場が保護者の関係性の中で作られていました。
そんな光景は、まさに私たちが作りたいと思っていたものでした。

こどもはどうしたいと思っているのか、何がやりたいのか、自分のこどもとしっかり向き合って、その子がのびのびと過ごせるところ、生き生きとその子らしくいられる場所に出会えるといいな、と願っています。

そうは言っても、保護者が大変過ぎて、こどもと笑顔で過ごせないとしたら本末転倒です。バランスを考えて進路を決められるとよいですね。

にじいろおうちえん(企業主導型保育園)そらいろおうちえん(市川市小規模認可保育園)はNPO法人ダイバーシティ工房が運営をする0才〜2才のこどもたちが通う保育園です。

  • こども主体(見守り保育)
  • 家庭的な環境(育児担当制)
  • 遊ぶ・学ぶを大切に(自由に遊び、学べる環境)
  • フラットな関係(保護者は子育てのパートナー)
  • コミュニティの出発点(相談しやすい関係性づくり)

この5つの観点を大切に、それぞれの発達年齢に合わせた一人ひとりを大切にする保育を実践しています。


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