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新機能「ワイワイライブ」開発には、技術的チャレンジがあった

2020年11月。マッチングアプリ「YYC」に新機能が追加されました。その名も「ワイワイライブ」。
ワイワイライブとは、YYC内で見られるライブストリーミングのこと。ライブ配信しているユーザーとオンライン上で直接やりとりができる、今までにないサービスでもあります。
そこで、日本で初めてとなる「マッチングアプリ×ライブストリーミング」への技術導入にチャレンジした、【プロジェクトマネージャーの藤田雄大(ふじたゆうた)さん/写真右】【エンジニアの須藤 将史(すとうまさし)さん/写真左】にワイワイライブ導入にあたってのエピソードを伺いました!

2ヶ月半という驚異的なスピードで開発できたプロジェクト体制

藤田:楽しみにしていた「ワイワイライブ」、リリースとなりましたね!まず感想としてはどうですか
須藤:そうですね、エンジニアの観点からいくと50%改善の余地あり、50%成功かな、と思っています。藤田:意外と辛口。そう思う理由はなんですか?
須藤:大きく言ってしまえば「アプリの中でライブを行う」中で機能をかなりしぼったことですね。
ライブ配信者さんたちとのコミュニケーションを含め、ユーザーさんが満足する機能がある、とは言えません。今後、ユーザーさん達へ波及していくのに従って、機能を追加して広げていきたいと思っています。
藤田:うん、そうですね。とはいえ、現在のユーザーさんの反応も上々で、期待値は取れていると思います。
須藤:今後に期待、といったところでしょうか(笑)
藤田:今回の大きなポイントのひとつがローンチまでのスピーディーさなのかなと。2020年の9月から約2ヶ月半でiOS/Android対応のアプリを作り切りました。
須藤:はい、Flutterという方法を取ったので早く開発することができたという側面もありますが、何よりスクラムの手法をベースにしながらも、タスクの粒度を細かくするなどして「ワイワイライブ」の開発に合わせて最適化したのがガチッとはまったんだと思います。
藤田:そうですね。リモートワークを主体としつつ、週1回は検証のために出社して、チームのみんなで仕様とかデザインを検証したよね。早い段階から認識合わせができたので、開発の速度感と品質が保てたんだね。
須藤:みんなが顔を合わせることも限定されてたので、逆に「この場で決めよう」という意識で取り組んだこともプラスにはたらいたんだと思いますね。
藤田:やっぱりコミュニケーションの問題が品質にも関わってくるよね。なのでコミュニケーションの齟齬を起こさないようブリッジを頑張りました(笑)
須藤:ブリッジのおかげも相当大きいです!

Flutterを用いることが最善策。だけどそれは大きなチャレンジとなった

須藤:とはいえ、老舗サービスYYCに新機能追加することは、簡単ではありませんでした。iOS/Androidの双方を開発する必要があったことから、効率化をはかるためにもFlutterでの制作が最善策だとチームの考えは一致していましたが…。
藤田:そうですね。さらに言えば、ライブ配信機能をマッチングアプリに入れて、果たしてマーケットフィットするかわからない。できるだけ早く検証して、マーケットフィットを確認したい。そういう意味でもFlutterを選択しました。
須藤:実際、部分的にFlutterを用いるためにadd-to-appという手法を取らざるを得ませんでした。ここが一番難所でしたね。既存サイトの部分と整合性を取り、かつその他の機能を問題なく使用できるのが絶対条件でした。
藤田:本当にここが一番の正念場でしたね。なにしろ、私たち以外、日本でFlutterを使ってマッチングアプリにライブ配信を組み込んでいる企業が無い!なので時には海外の事例を読んで実践していましたよね。
須藤:中国語はGoogle翻訳を使ったりして(笑)
藤田:ですね(笑)課題があったら相談、のサイクルで率先してどんどん開発を進めていってくれました。おかげで私は「ぼーっとしていたら課題が解決していた」という感覚です。安心して任せることができました。
須藤:ぼーっとしていたらは言い過ぎですが(笑)、もちろんチームのみんなこれで満足しているわけではなくて。Flutterを部分的に入れているがゆえに、その部分のデータが取りにくいなど、デメリットも発生しています。ただ、データ分析の基盤はあるのでそこを今後は活用していきたいですね。
藤田:ですね。Firebase Analyticsも今後上手に運用していきたいですね。機能をカスタマイズしながらも、進めて行ける部分も多くありますよね。

リスクもわかったうえで、チャレンジできる会社ってなかなかない

藤田:改めて技術的なチャレンジをしてみて、どう思いました?
須藤:僕改めて、会社のバリューが軸に合ってチームが一丸となって動いていくんだな、って感じたんですよね。ライブ機能を安全かつ最速で開発するために、最善策である「難しいチャレンジ」を選択したんですけど、やっぱり「チャレンジしてみないとわからない」部分って本当にあるんだな、って。月並みですけど。
藤田:これだけいろんなソフトウェアやアプリが出てきている中で、まだまだチャレンジングなアクションって発見できるんだな、って感じますよね。
これから入ってくる人たちにも「YYC」って面白いよ!って胸を張って言える(笑)し、ライブストリーミングの部分でチャレンジフィットする可能性は十分ある。
須藤:技術的なチャレンジをする以上、リスクはつきもの。だけどそれを会社側も認識しているからこそ、僕たちもそのリスクを負って積極的に解消していきたいと思うんですよね。
今後もっともっとワイワイライブを盛り上げていきたいです!
藤田:まさに「ワイワイ」と、ね!

――藤田さん、須藤さん、ありがとうございました!

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