Diverseでは、より品質の高いプロダクトを生み出すため、昨年半ばにQAチームを発足しました。開発やデザインのチェックを専門の人間が行うことで、品質の高さを担保できる取り組みを進めています。
今回はQAチームに所属するメンバーお2人とマネージャーの池上さんに、QAチームの現状と今後目指していきたい未来像について聞きました!
<Mさんプロフィール>
・入社:2019年12月
高専卒業後、大手Web企業を経験し2020年DiverseのQAチームにジョイン。
<Sさんプロフィール>
・入社:2016年11月
前職までは、検証に使う端末の管理やゲームデバッグの作業を担当。入社当初は別の業務を担当していたが徐々にQA業務にシフトし、QAチーム発足メンバーへ。
「最後の砦」としてのチェック機能を担うQAチーム
――現在の担当業務を教えてください!
Ⅿさん:プロダクトが仕様通りのデザインになっているか、正常に動作するか、などの検証を行い、品質を保証する仕事がメインです。
Sさん:Mさんと同様、プロダクトの検証をしています。Mさんとは担当プロダクトを分担して2チームに分かれて対応しています。その他、検証用端末の管理等も行っています。
――具体的にはどんな作業をするのですか?
Sさん:リリースが決まった機能について、仕様をもとにテストの項目を作成します。その後開発が完了次第、テストをスタート。不具合を発見し、エンジニアさんにフィードバック。それを繰り返して不具合がゼロになったら、リリースとなります。
いわばサービスが世に出る前の最終段階のチェックを担っている、最後の砦ですね(笑)。
Mさん:ですね(笑)。僕たちはサービスを使う最初の「ユーザー」でもあるので、仕様に沿った品質確認だけでなく、ユーザー目線も持つことが求められると感じています。「ここがユーザーにとってストレスだな、使いにくいな」といった目に見えない改善点って、ユーザー感覚から生まれてくるんですよね!
品質を最終チェックするチームがあるからこそ、良いものをお客様に届けられる
――QAチームが発足したことで、社内のモノづくりの意識に変化はありましたか?
Sさん:ユーザーさんに提供するプロダクトの品質に対する意識は高くなってきたのではないか、と感じています。エンジニア、デザイナー、QAチームが一丸となって「ユーザーさんに良い品質のプロダクトを届けたい」というモチベーションみたいなものも、少しずつ高まって来てるのかなと。
池上さん:徐々にですがそういった意識の変化は感じますね。以前はディレクターが開発ディレクションと兼務でチェックしていたので、スキルとリソースの点からチェックが甘くなってしまう、という大きな課題がありました。しかし今回、チェックを専門に行うQA担当者を設置したことで、プロダクト開発と品質チェックの双方共に、自分の専門領域に専念できるようになりました。プロジェクト進行とプロダクト品質におけるメリットは確実に出てきていると思います。
Mさん:僕たちのチェックが不十分だとユーザーさんが被害を被ってしまう。この事態を防ぐために僕たちがいるんだ、と思うと、責任ある仕事なんだなって感じます。
――QAというのは神経もかなり使いますよね。業務にあたってどんなことに気を配っていますか?
Mさん:そうですね、実際にQAを実施するには、新しい仕様、開発環境、アプリの仕組み、開発の進行状況、リリーススケジュールなど、幅広い領域のことを知る必要があります。そのため、わからないことはその都度聞きに行くなど、情報を自分から取りに行くことを心がけていますね。
また、最初の「ユーザー」でもあるので、ユーザー目線の使いやすさ、デザインのわかりやすさなどもチェックするようにしています。あとは、集中力を保つためにちゃんと寝ること!かな(笑)
Sさん:私はスピード感をもってスムーズにQAを進められるよう、スケジュール管理、進行管理には相当気を配っています。QAチームの進行の遅れはリリースの遅れに直結します。そういう意味でも、日々緊張感をもって仕事をしていますね。個人的には、「なにかおかしいな」という「カン」も大事にしています。目だけではなく、五感をフルに使ってカンを研ぎ澄ます…という感じでしょうか(笑)。でもこの感覚も実は大事なのかなって。ある意味職人技のような部分も、この先磨いていきたいと思っています。
QAチームをアップデートし、さらに高い品質のプロダクトを送り出す体制をつくる
――今年、Diverseは、ミッション/ビジョン、サービスコンセプトのアップデートを完了し、現在ではエンジニア/デザイナーの組織力アップに注力するなど積極的なチャレンジが続いています。
QAチームとしての今後の展望を教えてください!
池上さん:はい、そうですね。QAチームとしても体制の拡大と強化に注力しています。そのひとつがQAチームのメンバーを増やすことです。現在Diverseは、いくつものプロダクトを速いペースでアップデートしており、QAを実行してくれるメンバーがまだまだ足りていないのです。さらに言えば、私達はもともとQAの専門家というわけではありません。そのため、専門的な知識でDiverseのQAをレベルアップしてくれる人が必要だと感じています。
QAチームの体制はまだスタートを切ったばかりですので、まずは小さいけれどもDiverseの全プロダクト品質を安定して確保できるチームを作りたいと考えています。そこから一つ一つレベルアップを重ねて、将来的には「QAを通せば絶対安心だ!」と思ってもらえるチームに成長するのが目標ですね。
Mさん:僕たちはユーザーに最も近い位置にいるのが特徴です。だからこそ、作る側の視点と使う側の視点、両方の視点からプロダクトをもっともっと良くしていきたいですね。
Sさん:そうですよね、私もそう思います!今後、レベルアップしていった先にテストの自動化等もできれば、今よりもっとスピード感を持ってQAが進められるはず。チームのみんなで成長していきたいですね。
――QAチームのみなさん、ありがとうございました!