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海外生活でたくさんの食文化に触れても分からなかった、食に込められた"あたたかさ"を知った場所。

現役インターン生・小野正幹さん。海外在住時に食品業界への興味を抱き、将来を考えるように。デイブレイクでの経験から、商品開発だけではない食への関わり方を発見できたといいます。そのきっかけは何だったのか?インターン生活について聞きました。

海外で受けた衝撃。違うことが当たり前の世界中で、同じ味、同じブランドが愛されていた。

僕は父の仕事で海外(アメリカ・ドイツ・中国)を転々としていて、その他にも旅行でよく海外を訪れていました。各国でそれぞれの食文化に触れ、その国にしかない(でもそこでは日常的な)食材や味付け、食べ方を体験し、食に纏わるあらゆる側面で刺激を受けてきました。中でも僕にとって印象的だったのは、ここまで食は国によって違うのに、コーラだけは、どこで飲んでもほとんど同じ味だったこと。僕が気づかないだけで地域の好みに合わせてアレンジされているのだろうけど、飲んだ時に感じる爽快感、味の印象、みんなが飲んでいるシーン。これらはどの国でも同じでした。文化も習慣も異なる世界中で、ひとつの商品を同じブランドイメージで根付かせ、愛されている。食品(飲料)メーカーってすごいな!と感動し、そこから将来は食に関わる仕事がしたいと思うようになりました。

凍結データ収集は、予想を覆されることが面白い。毎回新しい発見がある。

デイブレイクでは、主に食品の凍結データ収集を担当しています。魚や肉など食材が届いたときの状態から、複数の冷凍機で凍らせたときの凍結時間・凍結後・解凍後の状態。それらをデータ化し、お客様へ情報提供するとともに、会社のノウハウとして蓄積していきます。これらのデータは、"国内唯一の特殊冷凍機の専門商社"デイブレイクの要となるもので、その価値を分かっていたからこそ、最初は苦労しました。今ではようやく慣れてきて、予想外な結果が出てくることを面白く感じます。例えば、同じプリンでも配合によって凍結速度や状態が違ったり、一見すぐ凍りそうなものに時間がかかったり。予想が外れるたびに発見があって、先入観や常識が覆される感覚がとても楽しい!こんな体験は生まれて初めてでした。

生産者の情熱に触れ、役に立ちたい想いが芽生えた

デイブレイクでは生産者や食品加工業の方と関わる機会が多く、それぞれの課題や情熱に触れられます。考え方や課題は様々ですが、共通している所もあり、それは食材に対する愛情やこだわりでした。生産者は、こだわってこだわって、たくさんの愛情を込めて作ったものを、なんとか美味しい状態で届けたいと願っています。子どものように食材を想い、「届けられなかったら可哀そうだ」といいます。自分たちの利益よりも、食材を大切にしたい想いが勝っているんじゃないかと思うほど。生産者がこんなに情熱に溢れていることを知り、身近な食品がこんな風に支えられてきたのかと、改めて感謝できるようになりました。

こうして生産者の情熱に触れた時から、食への関わり方の視野が広がりました。僕は元々、食品業界の中でも開発に関わりたいと思っていて、海外で驚いたコーラのように、世界中で愛される食品を作ることが夢でした。でも今は、食品業界の発展に繋がることなら、必ずしも開発だけではないと考えています。例えば冷凍の業界も、美味しいものを美味しい状態で届けることができる素晴らしい技術。デイブレイクに来るまで、冷凍は手抜きのイメージもありました。しかし、生と変わらない美味しさを維持できて、販路が広がるなら、生よりも価値が上がる場合もあるかもしれません。食は、あらゆるテクノロジーでもっともっと発展していくだろうし、それらを活かして、生産者の役に立つことを探していきたい―。これが今の目標です。

"本質から見る"を学んだコトラー氏のセミナー

生産者との関わりともう一つ、僕にとってターニングポイントになったのは、フィリップ・コトラー氏のセミナーに特別な機会を得て参加させていただけたことです。サーキュラーエコノミーやCSVに関する内容で、目からうろこの連続。「デイブレイクの事業はCSVを体現している」と言っていただき、やってきたことが広い世界と結ばれたような感覚でした。それ以来、物事を本質から見ることを学び、身近なところでいえば「あのお菓子メーカーがプラスチックの包装を紙に変えたのはこういう背景があったのか!」とか。こんな風に社会が変わっていくんだなと感じながら過ごすようになりました。

また、このセミナーを機に、デイブレイクのCSVをまとめる役割を任せていただけたことも、僕に成長の機会を与えてくれた出来事です。

本質的な意見を求め、挑戦させてくれる。起業を目指す僕にとって、こんなに恵まれたインターン環境はない | 社員インタビュー
デイブレイクの現役インターン生の北田倫一さん。メンバー入りしてから約1年が経ち、初期の頃とは社長への印象や業務に変化があったと言います。何が彼の心を動かしたのか。インターン生として感じるデイブレイクについて聞きました。 ...
https://www.wantedly.com/companies/daybreak/post_articles/225667

(一緒にCSVに取り組むインターン生、デイブレイク・北田さんのインタビュー)

会社にとって重要な指針になるCSVを若手に任せてくれる社長の発想にも驚きましたし、その期待に応えたいという気持ちでした。進めていくと、とにかく考えることが多くて。大胆さと繊細さがどちらも必要で、そのバランスの難しさに気づかされました。

お客様への想いが織りなすデイブレイクの“あたたかさ”

デイブレイクでは「あったかい心の連鎖」をビジョンとして掲げていますが、デイブレイクはこの"あたたかさ"をとても大切にしています。食品を届けるときに、そこに込められた生産者の愛情や想いも含め、希釈させずに届けるためにどうすればいいかを常に考えているんです。ただ冷凍による品質維持を求めるなら、機械を買えば解決するかもしれません。でもデイブレイクは、どの機械をどう使って、どこで展開するのがこの食材にとってベストなのか?あらゆる課題に対して共に向き合い、提案している。そのお客様への想いが織りなす"あたたかさ"が、デイブレイクの魅力だと思います。お客様も、そのあたたかさを求め、期待しているのではないでしょうか。

あたたかみのある振る舞いって、その人の本質や、周囲の環境によって作り出されるもので、誰でもできることではないと思います。デイブレイクの皆さんは、木下社長を筆頭に、情熱的で、夢に向かって進んでいる印象を受けます。ここに来て、改めて食に感謝する気持ちが芽生えたことは先ほど触れましたが、食に込められたあたたかさについても、デイブレイクで知ることができました。デイブレイクは、必ず新しい世界を見せてくれる場所です。食に興味のある人、感謝している人には特に、深く考えられる機会になると思うので、ぜひ飛び込んできてほしいと思います。

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