プロフィール
山口 龍星
中央大学経済学部。大学入学を機に鹿児島から上京してきた。コーヒーが大好きで父は経営者。双子の弟である。
【経歴】
2018年 鹿児島玉龍高校卒業
2020年 中央大学入学
2021年4月 ユニークキャリア株式会社でインターン開始
10万円の赤字!意識高い系大学生がイベント失敗で直面した厳しい現実
大学1年の夏、高校生向けのオンラインイベントを開催しました。
イベント内容は「コロナ禍で悩む受験生に向けて現役大学生が有料で相談にのる」といったもの。
当時の僕はいわゆる意識高い系大学生。「他の大学生と差をつけたい」という一心でイベントを企画していました。(今思うとかなり自分本意で浅い動機だったと思います。)
市場調査や広告・宣伝をまともにしておらず、予算や内容も曖昧。成功するわけがなかった。
ですが、当時の僕は自分に酔っていて
- 「何かに打ち込んでいる自分イケてる」
- 「これだけ頑張ったんだから成功するだろう」
と馬鹿みたいなことを考えていました。
半年ほどかけて都内の高校に手書きのチラシを無差別に送りつけ、メンターとなる大学生も数人雇用。
「当日は100人ぐらい来るから回線が心配だね」と笑いながら前日の夜を過ごしていました。
待ちに待った当日。開始は朝8時だったのですが誰もZoomに入ってきません。
招待URLを間違えたか?と確認しましたがそんなわけもなく…。
30分、1時間…と時間は過ぎ去りましたが誰もZoomに入ってこない。
結局、3時間ほど粘りましたが参加者は0。1人の参加者もいませんでした。
雇ったメンターに何度も謝罪をしながら解散したのは本当に苦い思い出です。
イベント後に残ったのは10万円の赤字と後悔だけ。
ですが、この失敗が後にユニークキャリアに入社するきっかけとなります。
経営者である父からの一言で「このままじゃ駄目だ」と気づく
イベント失敗で僕は自身の慢心・能力不足を突きつけられました。
でも最初は受け入れられなかった。
正直、大きな失敗に向き合うのが恥ずかしくて臭いものに蓋をしようとしていました。
「イベント失敗はたまたまだった。」の一言で片付けようとしていたのです。
そんな現実逃避をしていた自分を変えたのは父の一言。
「上京して1年。お前は何を残せた?どんな結果を出した?」
父と二人で飲みに行ったときに言われた一言は私の心にチクリと刺さりました。
答えは「何も成し遂げられていない」。
父に言われて初めて危機感を感じたのです。
ユニークキャリアにインターンとして参加!朝4時半起きで出社
何も成し遂げられなかった大学1年生。
自分の力量不足を強く感じ、もっと実践的なアウトプットの場で自分を鍛えたいと感じました。
そのことを兄に相談すると、「お前が本当に変わりたいなら良いところがあるぞ」とユニークキャリア株式会社を紹介されました。
すぐに社長と面接し、2期生インターンとして採用していただけることに。
八王子の奥地からの通勤だったため、朝4時半に起床し、始発電車で1年近く出社し続けました。
入社して3ヶ月は本当にきつかったです。「もうやめたい」と社長に弱音を吐くこともありました。(今となっては良い思い出です。)
ですが、コツコツとタスクをこなし続け半年を過ぎる頃には仕事が本当に楽しみになっていました。
何より売上やクリック数が数値で示されるのが大きなモチベーションに。
やはり結果が目に見える形で積み上がっていくのは気持ちが良かったです。
もう何も成し遂げられていなかった無力な自分はどこにもいないと胸を張って言うことができます。
ユニークキャリアを経てどんな成長ができるか【人生で使い続けられる2つの要素】
大きく2つあります。
一番は「ユーザーファースト」の考え方が身につくということ。
起業家志望の大学生にありがちな考え方として「収益性」や「売上」を重視してしまう傾向があると思います。(実際、私もユニークキャリアに入社するまでそう思っていました。)
もちろんそれも大切ですが、一番重視すべきなのは「ユーザーファースト」。
ユーザーが潜在的に知りたい情報を最短経路で知らせる、ということが何よりも重要です。
一見、簡単そうに見えますが一貫して「ユーザーファースト」を貫き通すのって難しい。
特にユニークキャリアで取り扱っているメディアは「キャリア」や「資格」など、人の人生にダイレクトに関係するものが多く、「ユーザーにどんな情報が必要なのか?」を常に考え続ける必要があります。
そして、ユーザーファーストの記事は上位化されやすい。ユーザーファーストであることが結果につながるということは私にとって大きな発見です。
自身の傲慢さ・強欲さを見直し、「ユーザーファースト」の視点を得られたことは人生の中で大きな転機だったと思います。
2つ目は経営や仕事への向き合い方に対する暗黙知が身につくということです。
暗黙知とは「言語化しても、その意味が簡単には伝わらない知識」のこと。経験に依存したノウハウ・知識と言い換えられるかもしれません。
特に私は社長と一対一で作業する機会が多かったので「コミュニケーション」「経営ノウハウ」「ライティング」などの膨大な知識をインプットできました。
また、大学卒業後のキャリア相談もさせていただき、自身の進むべき進路・ビジョンも明確になりました。
そういう意味では冗談抜きで「僕の人生を大きく変えてくれた」インターンであったといえます。
社会人になってから定年まで、ユニークキャリアで培った教えは僕の中に生き続けるでしょう。
ユニークキャリアへの入社を検討している人へのメッセージ
本インターンで大切なのは「問題点を分析して改善策を見つけられる力」です。
球界の名称と言われた野村監督は言いました。
「勝ちに不思議の勝ちあり、負けに不思議の負けなし」
要は「成功に偶然はあるけど、失敗に偶然はない」という意味なのですが、これは記事執筆にも当てはまると思います。
自分が執筆した記事のどこに問題点があるのか?を分析し、ディレクターのフィードバックを上回るアウトプットを出せる人がユニークキャリアで評価されます。
この問題分析能力を身につけるのは簡単ではありません。ただ記事執筆をするのではなく、「もっとより良くするにはどうすればよいか?」を考え続けることが必要です。
大変な労力ですが、その分他のインターンでは得られないスキルが身につきます。
自分のように何をやっても後手に回ってしまう人にとっては「正しい努力の方法」を吸収するために挑戦してみてください。きっと人生を良い方向に変革できるでしょう。