大阪で45年の会社が挑む海外事業
もともと力をいれていた学生仲介事業。少子高齢化の日本では2020年に向けて30万人まで留学生を増やす「留学生30万人計画」があり大学のグローバル化を推進しています。そこでわたしたちも今まで培ったノウハウで留学生のお部屋探しの受け入れ体制を整え積極的に取り組もうと平成29年4月、国際事業部を立ち上げました。
新規事業立ち上げはいつも期待でドキドキ・・・
来日する留学生の多い国 1位中国 2位ベトナム 3位ネパール (平成28年度日本学生支援機構調べ)まず来日する人が母国語で対応できるように外国人スタッフの採用、次に実際に現地に飛んで事業の将来性を検討し実際に提供できるサービスを構築しスタートしました。
左から中国人スタッフのハン、ベトナム人スタッフのキューザン、アメリカ人スタッフのアーメッド
やりはじめてわかったこと
今まで漠然と捉えていた日本の少子高齢化。動きはじめると留学生に携わる仕事をしている方々にお会いするなかで本当にこの問題に真剣に取り組まないといけないことが見えてきました。ただグローバル化を目指すということではなく、将来の日本のために日本で働き続けてくれる留学生がどれだけ必要かということ。特に介護分野では人材不足で多くの問題を抱えている。それなのにまだまだ今の日本では住まいだけみても留学生を受け入れる体制になっていない。それを変えるべく他業種の方々と連携しながら、日本の将来のために取り組んでいこうとしています。
やりがい
新しいことをはじめるときに大事なのは行動力だと思っています。まずなんでもわからないなりにデータを調べてから自分で仮説をたてて動いてみる。そしたら課題が見えてきて何をすればいいのかわかりますし、思いをもって動いていると人の縁が思いもしなかったことをもたらせてくれて事業が展開することがあります。社内でもその事業が生み出す価値に共感してもらい、社外でも顧客にこのサービスの価値を共感してもらってファンを増やしていく。その手ごたえを実感できたときに一番やりがいを感じます。当社は不動産会社ですが、幅広い事業展開があるからそれを土台に何でもできる。きっかけは「不動産業につきたい」だけでなく「海外に行きたい」でも、「学生にかかわる仕事がしたい」でも「自分で何か立ち上げてやりたい」でもいいと思います。
第一グループの強み
当社の売上高約20億のうちの70%は自社グループ所有物件の賃貸収入です。グループ全体の営業利益率は25%を超えます。この安定的なストックビジネスのエンジンがあるかこそ、わたしたちはさまざまな新規事業にチャレンジすることができます。長期的な視点にたち、『従来の不動産にはない価値を見出して新しい価値を提供することに投資していく。』それがわたしたち第一グループの考えです。