―小よく大を制す
勝負の世界では、小さいことが有利に働くこともある。利点を生かせば自分よりも大きなものを制することもできる。
株式会社CyberBullは設立2年目、社員数40名ほどの動画広告に特化した広告代理店です。
サイバーエージェントグループの子会社とはいえ、広告業界においてはまだまだ新参者ともいえるスタートアップ企業です。そんなスタートアップで働く醍醐味は、戦い方次第で大手だって制することができることではないでしょうか。
今回はそんな我々が「大を制した」エピソードから、スタートアップで働く醍醐味についてご紹介していきます。
■大手代理店も参加するコンペに勝利
株式会社CyberBullのアカウントプランニング局にて広告営業を担当している五月女です。私は主にダイレクトマーケティングと呼ばれるスマートフォンアプリのインストールやECサイトからの商品購入などWeb上でコンバージョンされる種類の広告の営業を担当しています。
先日、とあるクライアント様の元で、動画広告のパフォーマンスを競うコンペがありました。規模の大きな大手の競合代理店も複数社参加していたのですが、結果として、私たちCyberBullが最も良い広告効果を出すことができ、有難くもコンペに勝利することができました。
動画広告に特化した広告代理店としては、相手が大手であったとしても負けるわけにはいきません。CyberBullは社員数の少ない代理店ですが、動画広告市場が注目されはじめた2015年に他社に先駆けて立ち上がったスタートアップです。動画広告に特化した分、マーケットで戦う武器があるという強みがあります。
スタートアップで働く醍醐味としては、よく裁量権の大きさが挙げられますが、大企業を相手にも勝つことができるといったジャイアントキリングができる点もとても魅力的です。
■勝因は制作+営業のワンチームによるスピード感
このコンペに勝利出来た要因は大きく2つあったと思っています。
1つ目は、CyberBullのクリエイティブ力。
コンペに向けてのクリエイティブの制作期間はおよそ1ヵ月。その後、1ヵ月間の広告配信によってその期間のパフォーマンスを競うというものでした。
実は、このお客さまの案件では、広告配信期間にアプリ内でのキャンペーンイベントが開催される予定がありました。よりユーザーに向けて最適なインストール訴求をするためには、このキャンペーンイベントを訴求することが効果的です。
しかし、限られた制作期間の中では実質このキャンペーンイベントに向けた動画クリエイティブの制作に許された期間はわずか1週間しかありませんでした。
この1週間で、素材の調達、クリエイティブの制作、クライアントチェックといったすべての項目をクリアすることができるのか、非常にタイトなスケジュールだったため間に合わせることができるかどうか確約しきれない状況でした。
ですが、私たちCyberBullの強みはクリエイティブの制作体制を社内にもっているところ。クリエイティブ担当者と二人三脚で、タイトなスケジュールの中も最適な訴求をするためのクリエイティブ制作を進めました。その結果、競合代理店には真似出来ない早さで勝ち動画を見つけることが出来ました。
2つ目は、営業とクリエイティブチームの距離感が非常に近いこと。
1つ目の理由にも通ずるところではありますが、CyberBullでは営業・ディレクター・エディターが1つのチームとしてかなり密接な距離感で仕事をしています。
クライアントに対して最高のパフォーマンスを発揮するために、自分の仕事の領域に関係なく全員がワンチームとなって意見をぶつけあいます。
これにより、自分ひとりでは考えつかないような新しい運用方法やクリエイティブの訴求軸が見つかることが多々あります。このコンペでも実際にチームでMTGを重ねることで、多角的な検証が可能となり勝利への大きな要因となりました。
共通の目標に向かってチーム全員が積極的に行動を起こしてくれた時こそ、最高のパフォーマンスを発揮出来ていると思いますし、営業としてやりがいを感じる瞬間です。
■スタートアップで戦う理由
実は、私がCyberBullに入ったのは内定者バイトの頃でした。まだ設立したばかりの会社で、社員数もたったの5人。社長と営業メンバーが3人、クリエイティブメンバーが1名という体制でした。
朝から夜まで、みんなアポで外出していたから日中は誰もオフィスにいなかったような記憶があります(笑)
働く環境としてここを選んだのは、新しく会社ができて立ち上がるところを見てみたかった、というのがひとつの理由です。
あんなにアポを取るために必死になっていた頃には、今のように大手代理店と肩を並べて戦っている姿を想像することはできませんでした。
5人から40人へと一気に仲間が増えましたが、まだまだCyberBullはスタートアップです。まだ規模は小さくはありますが、動画市場というまだまだ正解が決まっていないマーケットだからこそ、大手広告代理店と肩を並べて大きな勝負を仕掛けることが出来ますし、実際に勝利するチャンスも多く転がっているのが魅力だと思います。
CyberBullの理念は「広告の既存概念に風穴を空け、マーケットルールを創る」です。もちろん簡単なことではないですが、このビジョンのもとで送る日々は刺激的ですし、これが体現出来たときの営業としての価値は大きいと自負しています。この魅力的な環境の中で会社も個人も大きく成長していけたらと思います。
昨日起きていたことが当たり前でなくなるほど移り変わりの激しい世界ですが、共通の意志を持った仲間と共に唯一無二の存在を目指して、これからも日々努力を惜しまず精進していきたいと思います。
私事ではありますが、2月より昇格の機会を頂きました。この若手を抜擢してくれるチャレンジが環境のもと、マーケットを牽引する存在になれるよう会社・個人ともに成長を続けていきたいと思います。
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