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動画編集者がYouTubeディレクターにキャリアアップすると身につくスキルとは

YouTube、Instagram、TikTok、そしてビジネスプロモーション用の動画など、あらゆる分野で動画が主流のコンテンツ形式となり、動画制作技術の重要性はますます高まっている。こうした背景から、動画編集者という職種は非常に注目され、動画編集スクールに通ったり独学で動画編集を学び、「動画編集」という仕事に参入する人が多い。

動画編集者としてのスキルを活かし、さらに一歩進んでYouTubeディレクターへのキャリアアップに挑戦したい方が、CUEのメンバーになってくれたら…と、夜な夜な明るいCUEの未来を妄想している。

そこで、本記事では私が思う、「動画編集者がYouTubeディレクターにキャリアアップすると身につくスキル」について掘り下げてみようと思う。どんなスキルアップができるのか気になる人は、ぜひ参考にしてほしい。

※以下、「YouTubeディレクター=ディレクター」とする

【スキル1】動画制作の全工程を描き、つくりだす力

動画編集者は、主に与えられた素材をもとにクリエイティブな編集作業をおこなう。一方で、ディレクターは、動画制作に必要な全工程をゼロから構築する役割を担う。つまり、素材をつくる(撮影)能力も必要になる。演出、デザイン、視聴者に与える影響など、素材をつくる段階から全体像を把握し、顧客や自分自身が描くビジョンを具体的なコンテンツに仕上げる役割を担うのだ。この過程で、クリエイティブな判断力やディレクション能力も大いに向上する。

【スキル2】ビジネスコミュニケーション能力

ディレクターは、他のプロフェッショナルとの連携が欠かせない。顧客折衝の責任を担うコンサルタントや、プランナー、デザイナー、そして動画編集者など他者と協力し、意見交換をしながらプロジェクトを進めていくこととなる。チーム内の良好なコミュニケーションや齟齬のないビジネスコミュニケーションが必要不可欠だ。また、社内メンバーだけではなく、顧客と直接やり取りをおこなう場面も増える。顧客の要望を正確に汲み取り、適切にフィードバックを反映させながらも、プロとして自分のクリエイティブ視点を保つことも求められる。つまり、交渉力やプレゼンテーション能力も磨かれていくポジションだ。

【スキル3】プロジェクト管理能力

動画編集者は、プロジェクトの一部を担当することが多いが、ディレクターはプロジェクト全体を把握するのだ。つまり、多くの異なる要素を同時に管理する必要がある。撮影の管理、編集の指示出し、納品物の品質担保など、さまざまな業務を並行してこなす必要があるため、ディレクターの仕事には高度なマルチタスク能力が求められるとも言える。また、プロジェクト全体を管理していると、予期せぬトラブルが発生することもある。予期せぬトラブルにも適切に対処し、最善の解決策を迅速に見つけるスキルが求められるのだ。これにより、プロジェクトが予定通り進行し、最終的な成果物が高品質なものになることを保証できるようになる。

【スキル4】技術的な知識と創造力をバランスよく活用する力

動画編集者としてのスキルを持っているディレクターは、撮影現場で非常に有利だ。編集の過程やテクニックを理解していることで、撮影時にどのような素材が必要かを的確に判断でき、最終的な編集作業をスムーズに進めることもできる。この動画編集者としての能力を活かしつつ、ディレクターは技術的な知識と創造力をバランスよく活用する必要がある。最新の撮影技術や編集ソフトについても理解しつつ、それをどう効果的に活かして「顧客のゴールを実現するか」が鍵となるからだ。自分のアイディアやビジョンを形にし、それが成功したときの達成感は、編集者としての仕事とはまた異なる次元のものとなるはずだ。


書き出せばもっとあるのだが、読む人にとっても飽きてくる頃だと思うので、ここまでとする(笑)

動画編集者がディレクターにキャリアアップすることには、スキルの向上以外にも、人財の市場価値向上に伴う報酬の向上やキャリアパスの広がりなど、多くのメリットがあると思う。

もちろん、新たな責任や挑戦も伴う分、プレッシャーもあるだろう。でも、達成感やクリエイティブな自由度は格段に高くなるのも事実。

動画編集者としてのスキルをさらに発展させ、より多くの人々に影響を与える動画制作を手掛けたいと考えているのであれば、ディレクターへのキャリアアップを検討する価値は十分にあるだろう。

今宵も、夜な夜な明るいCUEの未来を妄想し、寝るとしよう。さいごまで読んでいただき、ありがとうございました。

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