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理系出身デザイナーが示す「好き」からの挑戦:株式会社CUBE、Webデザイナー山下さんのストーリー

「将来はデザインスキルを活かせるディレクターになりたい」
「不安もあるけど、CUBEでなら挑戦してみたい」

そう未来を見据えて語るのは、株式会社CUBE(以下、CUBE)のWebデザイナー、山下 寿美怜(やました すみれ)さん。

工業系の専門学校を卒業した山下さんは、新卒で総合試験研究会社に入社し、取得した分析データや考察の報告といった業務を担当していたそうです。

まったくの畑違いの分野から、なぜデザインの世界に足を踏み入れたのか…もともとデザインに興味があったのか…

Webデザインから印刷物のデザインまで、CUBEのデザイナーとして幅広く活躍する山下さんに、ここに至るまでの経緯や想いなどを語っていただきました。

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[執筆・校正]株式会社ストーリーテラーズ 栗田 加奈子 
[取材]   株式会社ストーリーテラーズ 本部 友香 
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「好き」がデザイナーへの第一歩:山下さんの情熱と原点

「趣味で続けてきたフライヤー作りが私のデザイナーとしての原点です」

新卒で入社した総合試験研究会社で、金属素材の分析に没頭した技術職時代。
入社5年目、社内の風向きが変わり始めた頃から視野に入れていた転職。
その頃から、趣味でコツコツと続けてきたデザイン。

「お金はもらっていませんでしたが、音楽イベントやライブを続けている友人のためにフライヤーを作ったり、作ったモノをSNSにアップしたり、そういったことを趣味で楽しんでいました」

趣味がきっかけとなり、この世界の扉を叩いたという山下さん。

技術職からデザイン職への転向に抵抗はなかったのか、独学でデザインを学んだのか…

山下さんの「歴史」を振り返りながら、見据える「未来」までお伺いしたいと思います。

技術職から職業訓練を経てデザイナーへ:山下さんの学びと決意

■学生時代の学びを活かし、必死に働いた技術職時代

「私は元々総合試験研究会社に勤めていて、主に金属素材を顕微鏡で分析する仕事をしていました」

今の仕事とは全く接点のない技術職に就いていたという山下さん。

工業系の専門学校で理系を専攻していた山下さんにとって、その仕事は肌に合い、ある時期までは楽しく働いていたと言います。

しかし、親会社のとある事情がきっかけで職場内の体制が変わり、先輩たちが次々と辞めていきました。仕事量が増え、どれだけ働いても仕事が終わらない状況に陥った山下さんは、平日の残業に加え土日出勤もするようになり、そんな日々が3年間続いたそうです。

「体力的にもメンタル的にも削られていく私を見て、周囲から『さすがにやばいぞ』と言われました。その言葉で状況を客観的に見れるようになり、このままでは体も持たないと思い、転職を考え始めました」

■新しいスタートを見据えた職業訓練時代

転職活動を始める前に、山下さんはある人から声をかけられます。

「技術職の頃から趣味でデザイン制作をしていたのですが、そのことがきっかけとなり、仲の良かった先輩から『ウェディングデザインの会社を始めるから手伝ってほしい』と誘われたんです」

しかし、その会社はコロナ禍の影響を受けて予定通りに進まず、結局山下さんは将来のことを考え職業訓練に通うことを決めます。

このご時世で失業の心配がなく安定した仕事とは何だろうと考えた時に、Web業界なら大丈夫なんじゃないかと思ったんです。ECサイトもたくさん出てきている時代だったので、未来があると思いました」

そう決意し、Webデザイン関連の職業訓練校に入り半年間勉強をした山下さんは、その後、狙い通りに数社のデザイン制作会社で面接を受けます。

いくつかの面接を受けた中で、なぜCUBEに決めたのでしょうか。

それは、一番働きやすそうだと感じたからです。

管理職の女性には強くて怖いというイメージを持っていましたが、CUBEの面接で話した社長と女性社員の方は、とても気さくで話しやすかったんです。

ここでなら色々と挑戦できるんじゃないかな、と思いました

そうして無事に入社が決まった山下さんは、CUBEのデザイナーとしてのキャリアをスタートさせました。

■CUBEで始めたデザイナーとしての働き方

入社当初はオフィスで働いていた山下さんですが、コロナの感染者が増えてきたタイミングでリモートワークに移行します。

最初は他のスタッフとうまくコミュニケーションが取れるか不安だったと言います。

「それでもデザイナーチームのミーティングを設けてくれたり、困っていることや、わからないことなどを共有し話し合う場をすぐに作ってもらえたりと、色々対策をしてもらえたので徐々に慣れていきました。こういったコミュニケーションが活発で、スタッフのことを考えてくれている会社だなと感じました」

もちろん悩むこともある、と山下さんは続けます。

「どうコミュニケーションを取るのが正解なのか迷うこともあります。

『Aさんには正解でもBさんには違う対応の方がいい』ということもありますよね。自分の知識が足りないせいでうまくコミュニケーションが取れていないのかもしれないと感じるときは、言葉を変えたり、タイミングを変えたり、状況を見ながら丁寧にコミュニケーションを取るようにしています」

そう自分の行動を振り返りながら、明るい表情で山下さんは語ります。

「それでもCUBEほど働きやすい職場は他にないと思うんです。

CUBEでは、お客様だけでなくスタッフも同じくらい大事にされていると強く感じます。お客様だけに注力すると、スタッフが置いてけぼりになるように思うかもしれませんが、CUBEはそうじゃない。

近くの人を喜ばせることを大事にしている社長が引っ張る会社だから、社内の雰囲気があたたかいんだと思います

趣味から仕事、そして未来へ:挑戦することで掴みとったデザイナーとしての道

最後に、山下さんに今後の展望をお伺いしました。

「元々趣味としてやってきたデザインでしたが、CUBEでプロとしてのスキルを磨き、今ではWebデザインもグラフィックデザインもこなせるようになりました。

将来的にはディレクターになってお客さまの窓口を担当したいと思っています。デザインのことが分かるディレクターになり、もっと幅広いことに挑戦していきたいです

異業種からのチャレンジでありながら、持ち前の前向きさと冷静な分析力で、着実に歩みを進めてきた山下さん。

社員想いの社長が引っ張る会社で、優しい仲間に囲まれながら、きっとこの先もさまざまなことに挑戦していくのでしょう。


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