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AIを活用した日本初の解体工事マッチングサービス「くらそうね」が2020年4月に全国展開!クラッソーネの新たな挑戦が始まる!

こんにちは!人事広報部の山際です。
先日、緊急事態宣言が7都府県に発令され、メディアはその話で持ち切りですね!
医療業界にいる方々には言葉では言い表せない感謝でいっぱいです。本当にありがとうございます。
今、一人一人ができることを最大限の努力で実施していくことが感染拡大を抑制していくと信じて頑張りましょう!

この時期に、こんな事態になるとは予測していなかったのですが、4月1日からAIを使った解体工事の一括見積もりサービス「くらそうね」の全国展開を発表しました!

▲CEO川口

今回のブログでは「くらそうね」が誕生するまでの背景や開発の過程、新型コロナウィルス対策で挑戦中のリモートワークなどについて赤裸々に語りたいと思います!

目次

  • 創業から8年の経験と実績から「くらそうね」誕生に至った経緯
  • 「くらそうね」ってどんなサービス?
  • 何もない状態から3ヶ月でβ版発表!そこから7ヶ月で全国展開のドタバタ劇!
  • 「くらそうね」のInspire Customersを支えるカスタマーサクセス
  • 全国展開直後、全社リモートワークになる
  • MVVへの共感、業界構造の変革にチャレンジしたい仲間を募集!

創業から8年の経験と実績から「くらそうね」誕生に至った経緯

代表川口の幼少期の経験が事業の発端になっている

川口が小学生の頃に両親が建てた家(川口の実家)が、新築してからわずか数年で雨漏りをしたそうです。それが原因で両親が落胆する姿や、悲しそうな顔を見ていました。その姿や表情が、誰もが満足出来る家づくりを提供したいと考えるキッカケになったようです。

高額な商品であるにも関わらず、家づくりに満足している人は4人に1人という現実があります。なぜ、こんなにも満足出来ない人が居るのか。私達は、ハウスメーカーや工務店が、下請け・孫請けの工事会社に工事を発注している「多重下請け構造」と、施主が家づくりをする中で、何が自分にとって一番良い選択肢なのかを知る手段が分からず、ハウスメーカーや工務店の営業マンに頼ることが一般的になっている「家づくりの進め方」という2つの原因があると考えています。これらの課題を解決し、家づくりを通して「豊かな暮らし」を実現することを目指して、川口は起業しました。

では、なぜ解体工事の分野を事業としたのか?

解体工事の分野をサービスにした理由

それは、川口が住宅営業時代に経験したことが大きな理由です。
当時、大手ハウスメーカーの営業職に就き、住宅業界が「多重下請け構造」になっていることを知ります。各階層で中間マージンがかかり、そのマージンコストは施主が負担する構造です。これが、住宅購入の料金が高額になる要因です。
多重下請け構造の最下部に、多くの解体工事会社が存在します。この構造の中では施主と解体工事会社が直接出会い、施主が解体工事会社を選ぶことは困難です。川口は、住宅営業に従事するなかで、「自ら解体工事会社を探したい」という顧客のニーズを知り、この分野にビジネスチャンスを感じたのが理由です。

▲多重下請け構造のイメージ図と「くらそうね」の関係

「くらそうね」誕生までの変遷

それでは、創業時からサービスの変遷について振り返ります。
創業当時は「解体工事の匠」というサービス名称で、お問い合わせいただいたお客様に、専門スタッフが最大3社の解体工事会社を選択し、お客様に工事会社を紹介するサービスでした。需要はあるものの、全てをマンパワーで行っていました。依頼数の増加や、クルー(弊社では社員のことをクルーと呼びます。以下、クルー)の増員があり、独自の顧客管理システムを導入したり、電話回線の改善を行ったり、業務改善を行ってきました。そして、家づくりのその先にある「豊かな暮らし」や「笑顔」を大切にしたいという想いから、2018年11月にサービス名称を「くらそうね」に変更しました。詳しくは、以下のニュースをご覧ください。

本日11月1日(木)より「匠」サービスは「くらそうね」に変更します | 株式会社クラッソーネ
2018年11月1日(木)より、当社のサービス名称を「匠」から「くらそうね」へ変更します。 「豊かな暮らしで人々を笑顔に」を実現するために、 クラッソーネの想いが込められたサービス名です。 当社は、創業から7年「解体工事の匠」「エクステリアの匠」など、「匠」という名前で、住宅にまつわるサービスを提供してきました。 匠とは、プロフェッショナル。 ...
http://www.crassone.co.jp/news/change-service-name/

▲名称変更に関するニュース▲

この名称変更によりサービス名称は「解体工事の匠」から「くらそうね解体」となりました。名称変更したものの、専門スタッフが電話などで工事会社を紹介し、最大3社の見積もりを取得できるというアナログなサービス内容自体は変わっていませんでした。

そのため、以下の課題が残りました。

  • 解体工事の見積もりを複数社取得するまでに時間がかかる(平均20日間)
  • 施主が直接工事会社の情報を確認して選べるわけではない

そこでサービスを抜本的に見直し、この4月に全国展開を開始した、「くらそうね」が生まれました。

「くらそうね」ってどんなサービス?

くらそうね」は、AIが最短1分で最大10社の解体工事予想金額を算出する、Webマッチングサービスです。
従来のサービスと変わらない特徴は以下の2点です。

  • 複数社の中から適切な工事会社を選べること。
  • 中間マージンは発生しないため工事コストを抑えられること。

では、「くらそうね」の特徴について説明していきます!

AIが最短1分で「住宅解体」の見積もり予想金額を算出し、最大10社確認可能

▲「くらそうね」サービスイメージ画像

くらそうね」は複数の工事会社による見積もり予想金額をAIで算出できる、国内で初めてのマッチングサービスです。Web上で約10項目の物件情報(建物詳細・近隣環境・動機・工期など)を選択し、郵便番号と電話番号を入力するだけで、価格予測AIが工事会社の予想金額を最短1分で算出し、最大10社からの見積もり予想金額を確認できます。これにより、解体工事を依頼した施主は従来、複数社の見積もり取得までに平均20日ほどかかっていたのが、最短1分で複数社の見積もり予想金額を取得でき、解体工事を実施するかどうかの意思決定を早めることができるようになります。

くらそうね」の特徴をまとめると、以下の2点です。

  • 最大10社の予想金額が確認できることで、初期段階の検討を早め、現地確認や本見積比較に進む工事会社を厳選することが可能。
  • 口コミや実績などの会社情報を確認することで、納得感をもって工事会社を選択できる。

▲工事会社の評価や口コミの確認画面

より詳しい情報については以下の公式発表から確認ください。

国内初、AIが最短1分で「住宅解体」の見積もり予想金額を算出 解体希望者と工事会社のマッチングサービス「くらそうね」正式版の提供開始 | 株式会社クラッソーネ
解体工事・外構工事の一括見積もりWebサービスを運営する株式会社クラッソーネ(名古屋市中村区、代表取締役 川口哲平、以下クラッソーネ)は、 この度、複数の解体工事会社による見積もり予想金額の算出をAIによって自動化した国内初のサービスとして、解体を希望する施主と工事会社のマッチングサービス「くらそうね」正式版の提供を4月1日(水)より開始します。 ...
http://www.crassone.co.jp/news/release9/

▲「くらそうね」正式版プレスリリース▲

何もない状態から3ヶ月でβ版発表!そこから7ヶ月で全国展開のドタバタ劇!

それでは、「くらそうね」が誕生するまでの開発の裏側についてご説明します!

構想から全国展開までの軌跡

昨年、クラッソーネではベンチャーキャピタルから約1.5億円の資金調達を実施しましたが、その出資金額や時期などの方向性が見えてきたのが、ちょうど4月中旬でした。そこから動き出した開発の動きは以下です。

4月中旬:資金調達の方向性が見えたが、開発者がいない…
4月下旬:川口の友人Aさんの目利きもあり開発パートナー2社が決定!開発言語はRuby
5月上旬:開発スタート!β版ローンチ目標は8月
5月中旬:社内エンジニアの採用をスタート
7月下旬:目標通りのローンチ!

3ヶ月という短い期間でのローンチが実現した理由は、開発に従事したエンジニアの皆さん尽力はもちろんですが、Rubyという開発言語を選択したことが大きかったと、川口は振り返っています。
実は、川口は友人Aさんから「開発言語はRubyがいいですよ。」とアドバイスをいただいており、ローンチ後、Rubyを選択して本当に良かったと語っていました。その理由は3つあります。

  • フレームワークやライブラリが充実している
  • 温かいRubyコミュニティの存在
  • Rubyの理念とクラッソーネの理念が近しい

Rubyは開発者のまつもとひろゆきさんが「エンジニアにとって開発が楽しくなるような言語を使おう」と作られました。「開発者がHappyになって、良いプロダクトを作って、世の中をHappyにする」という思想が、クラッソーネのミッション「豊かな暮らしで人々を笑顔に」と非常に近いと感じているのが3つ目の理由です。1つ目、2つ目の詳細については以下のブログをご確認ください。

開発者探しからローンチまで3ヶ月!Rubyだから実現できた「爆速逆転トライ」
CEOの川口です。 当社では、新サービス「くらそうね」β版を、2019年8月1日に愛知県限定でローンチしました。 しかし、さかのぼることローンチの約3ケ月前、4月下旬には開発チームすらありませんでした。 開発を進められないマイナスの状態から、なぜ短期間でサービスをローンチすることができたのか? その軌跡をご紹介します。 ※同じタイトルで Ruby Business Users ...
http://www.crassone.co.jp/blog/11598/

▲CEO川口による3ヶ月の軌跡を綴ったブログ▲

開発チーム結成から全国展開までの道のり

くらそうね」は愛知県限定で2019年8月にβ版の提供を開始しました。この時点では、開発チームは外部の開発パートナーのみで編成されていました。5月中旬から社内エンジニアの採用をスタートし、1人目のエンジニアとして永元が入社したのは9月のことでした。

そして、その約2週間後の10月に2人目のエンジニアとして田原が入社しました。

Rubyを含めた開発経験が豊富な二人が社内エンジニアとして加わったことで、更に開発スピードを上げることができました。β版の発表から全国展開するまでの7ヶ月で行ったタスクは200強にも及びました。開発チームではタスクの見える化を行い、優先順位をつけて、実装や修正を繰り返しながら激動の7ヶ月でした。そして、4月1日に「くらそうね」の全国展開を発表することができました。

今後さらなるサービス改善や新機能追加を予定しており、積極採用中です!
開発チームが気になる方は、こちらをご覧ください!

開発チーム紹介 | 株式会社クラッソーネ
プロダクトオーナー 大学卒業後、ハウスメーカーに6年間勤務し、株式会社クラッソーネを創業。サービス立ち上げ時には昼間に解体工事会社を訪問しつつ、夜な夜なHTMLとCSSを書いていた。(現在はTECH::CAMP受講生) ロードマップやUMLの作成、プロダクトに関する最終的な意思決定が主な役割。CEOでもある。 プロジェクトマネージャー ...
http://www.crassone.co.jp/company/engineering-team/

▲公式紹介ページ▲

「くらそうね」のInspire Customersを支えるカスタマーサクセス

くらそうね」の運営を担うチームをご紹介します!
お客様とパートナー(「くらそうね」に登録した解体工事会社をパートナーと呼びます。以下、パートナー)対応を行う「カスタマーサクセスチーム」と解体工事会社の対応を行う「セールス・オンボーディングチーム」の2つに分かれています。それぞれの役割についてご説明します。

お客様とパートナー対応を行うカスタマーサクセスチーム

▲カスタマーサクセスチームの業務風景

主に、お客様からお問い合わせがあった場合、チャットやお電話でのサポートを行っています。また、お客様にお困りごとがないかヒアリングをしたり、契約から工事完了までのサポートにも対応しています。
パートナーに対してはお客様とパートナーがスムーズにやり取りが行えるようにサポートしたり、契約に至るまでの営業支援を行っています。

解体工事会社の対応を行うセールス・オンボーディングチーム

▲セールス・オンボーディングチームの業務風景

主に、新規パートナーの開拓のために、解体工事会社へセールス活動を行い、「くらそうね」への登録同意を得られた場合は、登録までの流れを説明し、必要な手続きを行います。そして、「くらそうね」を実際に利用いただくための方法をレクチャーしています。また、パートナーとして登録いただいた工事会社へ会社情報や自社の強みなどをヒアリングし、工事会社の魅力をアピールするためのコンテンツを作成し、PR支援も行っています。

2つのチームは計20名で構成されています。どちらのチームもお客様向け、パートナー向けという、視点の違いはありますが「Inspire Customers」という認識は共通しています。

このカスタマーサクセスチームを率いているのが、2月に入社し、4月1日より新部長となった中村です。

事業の立上げや事業統括責任者の経験を強みに、カスタマーサクセスチームのクルーと共に「くらそうね」サービスを盛り上げていってくれることと思います。

全国展開直後、全社リモートワークになる

そんな中、昨今の新型コロナウイルス感染拡大に備え、当社では3月26日より東京オフィスを、4月6日より名古屋オフィスをリモートワークに切り替えました。中国で新型コロナウイルスに関する報道があった2月頃から、いつリモートに切り替わってもいいように、各クルーの自宅ネット環境の確認、全クルーのZoomアカウント発行、リモート勤務に切り替えた際の電話応対体制の確認など、様々な準備を行ってきました。

くらそうね」サービスの全国展開直後で、カスタマーサクセスの新しい体制が確立していない中でのリモートワーク切り替えに不安もありましたが、今のところ大きな問題なく業務遂行できています。

カスタマーサクセスは電話対応業務がメインとなり、チーム内外のリアルタイムの連携が重要となるため、当初はリモートワークが難しいのではないかと言われていましたが、やってみるとどうにかなるものです。リモートワークが可能な組織になれば、多様な「働き方」ができるようになり、ミッションである「豊かな暮らし」にも繋がると考えています。まさに、ピンチをチャンスに!これからも「Go Boldly」に取り組んでいきたいと思います。

MVVへの共感、業界構造の変革にチャレンジしたい仲間を募集!

新年度最初の四半期会議(以下、QMTG)が4月7日にZoomにて実施されました。(この模様はまた別途ブログで発信予定です)

その中でCEO川口から2020年度のテーマが発表されました。

▲「サービスを徹底的に磨き上げる!」

くらそうね」というサービスを徹底的に磨き上げるためには、開発、マーケティング、カスタマーサクセス、バックオフィスが全社一丸となって、サービス向上にコミットしていかなければなりません。

また、さらに成長を加速させていくためには、新しい仲間の力が必要になってきます。今年度はエンジニアチームの採用をさらに強化していく予定です。また、2021卒の新卒採用も実施中です。一緒に「くらそうね」を家づくりのインフラに成長させ、業界構造を変革するチャレンジをしてくれる仲間を募集しています!興味を持ってくれた方は以下よりエントリーください。ご応募お待ちしております!

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