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ゴールドマン・サックス証券を辞めてクービックに。金融からIT業界に飛び込んで目指すスムーズな世界とは?

プロフィール

間庭裕喜

東京大学工学部卒業後、2005 年 4 月より 10 年間にわたりゴールドマン・サックス証券株式会社戦略投資部にて、小売、メーカー、不動産等の様々な業態の投資案件に従事し、投資先の経営に携わる。2015 年 6 月にクービック株式会社の取締役に就任。


初めての意思決定!半年で東京大学に行こうと決めた

実は、東京大学に行こうと思ったのは、受験の半年前なんですよ。それまで、推薦で大学に行こうと思っていましたし、内定も出ていました。

ただ、周囲が頑張って受験勉強をしている中で、自分だけがこのまま推薦で大学に入っていいのか疑問を抱くようになり、自分も挑戦がしたいと思ってその内定をお断りしました。

両親は驚いていましたが、人生で初めて、自分の意思で重大な決定をした瞬間です。


その後に受けた全国模試は、悲惨な結果に。半年の間、必死で勉強しましたが、合格できたのは運が良かったからだと思っています。(笑)

しかしながら、自分の意思で決めて、無理だと思っていたことに挑戦してチャンスを掴み取るという経験ができたというのはすごく大きいと思います。今後の人生にも大きく影響しているのではないでしょうか。


意思決定ができるキャリアを!ゴールドマン・サックス証券に入社

人生において、仕事選びや結婚など、あらゆる場面で意思決定が行われると思いますが、何かを決めることは非常に大事だと考えています。

だからこそ、意思決定ができるキャリアを積みたいと考えていました。


一方で、大学時代、先輩がベンチャー企業の社長とよく食事をしていたのですが、私も何人か紹介いただき話をする機会がありました。

その際、自分で事業をしている方は業種や規模に関係なく、自分の責任で、役に立つと思う事に対してリーダーシップを持って取り組んでいて、素晴らしいなと思い尊敬していました。うっすらと将来自分もそういう人間になりたいなとは思っていましたが、その時はやりたいことも特になかったんですね。

結果的に、意思決定の経験を豊富に積めるキャリアという意味でも、また、自分自身を鍛えるためにも投資の仕事がいいと思い、ゴールドマン・サックス証券に新卒で入社しました。


ゴールドマン・サックス証券では、色んな会社に投資をして、企業価値を上げて利益を上げる仕事をしました。時には常駐をして現場の声を聞き、現場の大事さを痛感しました。

現場には、例えば経営会議などで議題として上がってこない、お客様の反応やニーズの変化がたくさんあります。それは、数字をいくら見ても分かりませんよね。

「定量」×「定性」で判断するというところは今でも意識しています。


クービックとの出会い。新たな挑戦!

クービックの代表取締役社長である倉岡とは大学の同窓会で再会しました。

倉岡は、Google に新卒で入り起業することへの抵抗が少ない環境だったこともあり数年後には会社を立ち上げていました。

倉岡からクービックのサービス内容や目指す世界の話を聞き共感できましたし、私自身、10 年経ってみて、力も自信もそれなりに付いた実感があり、そろそろチャレンジするタイミングかなと思って飛び込んでみることにしました。


数ある会社の中でも、クービックを選んだ理由はいくつかありますが、1 つは、先ほども申し上げた通り、クービックの目指す世界を一緒に作っていきたいと心から思えたからです。

忙しく仕事をしていたので、自分のプライベートの予定を決めたりすることもできず、食事をするにしてもマッサージに行くにしても直前に電話予約をすることが多かったのですが、電話に出てくれなかったり、繋がったと思っても非常に待たされたり、たらい回しになってしまうことも多くありました。そういった予約における不都合をユーザーとしても経験していたので、クービックの目指す「よりスムーズな世界」は非常に素晴らしいビジョンだと思いました。

同時に、IT の可能性も感じましたね。金融業界にずっといたので、IT の最新情報に触れる機会も多くなかったのですが、倉岡の話を聞いているうちに、世の中に価値、革新をもたらすことができるという無限大の可能性を感じました。


もう1つは、事業としていい意味でクービックが未完成だったからですね。

良い意味でまだまだサービスも組織も未熟でまさにこれから色々と作っていくというクービックのステージが、自分にとっては魅力的でした。( ここに関しては今でもまだまだ未熟な所あるのですが )

また、倉岡とは年齢も近くて、上下関係もない。良い意味で、変に仲が良過ぎるということもないので思い切った議論ができるところも良かったですね。

クービックの良さは、専門性が高い優秀な人材と自由な文化

クービックの良さを改めて考えてみたのですが、みんなが当事者意識を持って物事に取り組む姿勢は素晴らしいと思いますね。

私自身、大事にしているポイントでもあります。

特に弊社では若い人材も多いのですが、皆よく心掛けられていると思いますし、大きな成長も感じます。


また、比較的自由な文化も良いところだと思います。

個々人の働き方に関しては、その人がベストパフォーマンスを出せるのであれば細かく指定をすることはありません。それは専門性が高いがゆえにできることでもあります。


改善すべきところももちろんあります。メンバー同士コミュニケーションを取れているというのは前提にありつつも、もっと議論はなされてもいいと思っています。

だからこそ、最近は敢えて、自分が色んな会議に出ないようにしています。そうすることでより現場の生々しい意見が出てくるのではないかと思っています。

私の仕事をどんどん奪ってくれているようなメンバーが増えて僕がもっと価値出さなきゃと焦るようなプレッシャーを感じるくらいがうれしいですね。


みんなが全力で笑いながらベストを尽くすことができる会社へ!そして、世の中をもっとスムーズに

会社としての目標は、「常にチャレンジし続ける全てのビジネスオーナーに革新的な価値を提供し、よりスムーズな社会を実現する」というミッションを達成することです。

ものの購買に関してはインターネットを介した流通は進んでいますが、サービスに関してはまだまだです。

この部分がもっと便利になれば大きな価値になると思っています。サービスを提供している多くの方は、忙しくていろんなことをやらなくてはいけません。本業に集中できるように、不便さを取り除く。そんな世界を実現したいです。


個人的には、みんなが全力で笑いながらベストを尽くしている会社にしたいと考えています。専門性が高いメンバーが揃っているからこそ、それぞれのやり方でベストが尽くされているのが理想です。

会社の目指す世界のために、一人一人の貴重な時間を借りているわけなので、社員全員が笑いながらモチベーション高く仕事をしている状態を作りたいですね。


若手にも期待しています。

新卒で入社したメンバーも、インターン生もですが、1 時間話をしただけでも別人のようになることがあるんです。ものすごいスピードで成長するメンバーを何人も見てきました。

私も社会人 1 , 2 年目は本当に大変でしたが、基礎を叩き込んでくれたゴールドマン・サックス証券にはものすごく感謝しています。その経験があるから今があると思います。

最初の 1 , 2 年は本当に大事な時期なので、厳しく指導することも多いですが、期待を込めて教育という部分には力を入れています。

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