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【メンバーインタビュー】音楽×IT企業に再帰。デジタルマーケティング事業部・部長、山林さんがCotoLab.で目指すアクティベーションとは?

山林千輝(やまばやしかずき)さん
和歌山県出身。好きな音楽はDavid BowieとSlowdive。こっそりと、yamabayashiworksという名前でアーティスト活動中。科学が大好きで、中でも大学にて気象学を学ぶほど気象学が大好き(今も夢は気象予報士とのこと!)。極度の巨像恐怖症という一面あり。モットーは「明日は我が身」。

現在デジタルマーケティング事業部・部長である山林さんは、2022年3月よりCotoLab.にジョイン。執行役員として経営企画部に在籍し、事業運営も兼務されています。

ーそもそも、なぜ広告会社から音楽×IT企業に入られたのですか?

新卒で入社した会社も分野は「音楽×IT(エンターテイメント×IT)」でしたので、実は“再帰”なんです。もともと学生の頃から、音楽アーティストのマーケティング業務を自身の持ち味にしたいなと考えていました。

新卒で音楽業界に入り、初めて入社した会社では色々な気付きや学びを得ることができました。そこでの経験を経て自分に必要なスキルを洗い出し、転職して、音楽に囚われずにクリエイティブブティックや広告会社にてマーケティングやブランディングの知見やスキルを磨き、音楽業界に帰ってきて今に至ります。

ーCotoLab.にジョインしたきっかけは?

私は1社目を退職した後、個人事業を立ち上げたんですが、その時に音楽という分野について改めて色々調べたり考えたりしている中で、CotoLab.を知りました。

当時CotoLab.は、プレイリストのシェアサービス“DIGLE(ディグル)”をローンチされていた頃で、「面白い!」「先手を打っているな〜」という印象を持ちましたね。あと何より、(その当時)金髪で、柔和な笑顔をした代表の西村さんの写真を目にして、いかにも優しそうな方、という印象を抱きまして、一方的にどこかでお会いできると良いなと思っていました(優しい方が大好きな私です)。

そこから少し経ってCotoLab.にジョインした背景としては、シンプルに、僕なりに従事しやすそうな会社だったからです・・・!(笑)

実際に代表の西村さんとお話させてもらって、CotoLab.であれば、私が考えていた音楽アーティストのマーケティング業務の実現や、今持っている知見やスキルの活用ができるのではないかと感じました。故に、現在の自分には最適な組織・環境だろうと考え、2022年3月にジョインさせて頂きました。

ー山林さんが入社した当時は、アーティスト支援の受託案件は、代表の西村さんが対応されていましたよね。

私がジョインするまでの2年間は、受託案件はアドバイザー業務として代表である西村さんが従事されていました。

そもそもデジタルマーケティング事業部は、2020年にアーティスト自身でマーケティング活動ができるSaasサービスB.O.M(ボム)のローンチに付随して立ち上げた事業部ということでした。そのため、今あるレコード会社などのクライアントからデジタルマーケティングを受託し、ディレクションを提供する専門事業である“Partner事業”のスタートは、2022年に私がジョインしてからになります。

B.O.M(ボム)|全ての楽曲URLを一括で。音楽マーケティング/PRツール
全ての楽曲URLを一括管理・分析すべてのアーティストに向けたPR/マーケティングツール
https://bomm.la

従って、デジタルマーケティング事業部は今、B.O.M事業Partner事業の2ラインから成り立っています。

“Partner事業”と名付けた背景は、Partner事業のコンセプトである 「アーティストおよび音楽事業者のデジタルアクティベーションを支援する」 から来ています。ここでのアクティベーション(活性化)とは、総合的なエグゼキューション(実行)を含みます。

まず第一に私たちは、アーティストおよび音楽事業者のマーケティングやコミュニケーション支援活動(Partner事業)を行う上で、アクティベーションの道筋や解決策を言語化してクライアントと共有することが、何より重要な準備工程だと考えています。

そして、そのようにクライアント個々の背景や目的・展望を踏まえ、道筋や解決策を“共に”考えて、言葉で導いていったからこそ、エグゼキューションも“共に”行っていきます。言語化した内容の実行・検証・レビューも行い、本意としては、その先も“共に”歩んでいきたいと考えています。

「私たちは、あらゆるアーティストおよび音楽事業者の“パートナー”として在りたい」という思いをこめて、Partner事業と名付けました。

受託事業はクライアントが存在するからこそ事業が運営でき、私たちはアクティベーションに関わることができます。ですので、ご縁は大切に、そして、クライアントの成長とスケールに換わるようディレクションしていくことが前提としてあります。
広告会社にいたからこそ、余計にこの想いは強いかもしれません!(笑)

ーデジタルマーケティング事業部では、実際にどのような仕事を行っているのでしょうか?

重複しますが、デジタルマーケティング事業部は今、①アーティスト自身でマーケティング活動ができるSaaSサービスB.O.M(ボム)事業と、②アーティストおよび音楽事業者のデジタルアクティベーションを支援するPartner事業 の2ラインになります。

まず ①B.O.M事業では、コアメンバー5名を中心に、自社開発のSaaSサービス「B.O.M」の提供を行っています。「B.O.M」は、 ”すべてのアーティスト・音楽クリエイターに向けた、デジタルアクティベーションツール” をコンセプトに、楽曲リンクを一括管理・分析することができるサービスです。
アーティストやクリエイターの皆さんが、デジタル領域におけるアクティベーションを滞りなく自走できるよう、日々サービスおよび機能の検討や改善、開発を行っています。

▼B.O.Mの記事一覧はこちら

B.O.M|note
こんにちは!B.O.Mの竹内です。 B.O.M(ボム)は音楽ストリーミングサービスの楽曲URLなどを一つのリンクで管理・分析できるサービスです。 B.O.Mのnoteでは、月に2本程度音楽やマーケティングについてのトピックスを紹介しています。 第11回は「なくてはならない"Cultural Awareness"」です。 ...
https://note.com/b_o_m/

次に ②Partner事業では、受託をもとにアーティストや音楽事業者のデジタルマーケティング・総合コミュニケーションデザイン・事業開発の3本柱にて、アーティストの支援活動を行っています。現在コアスタッフは私のみですが、心強いインターンスタッフが2名おりまして、CotoLab.だからこそ提供できるアイディア・ストラテジー・メソッドにて、クライアントの課題や展望に沿ったアクティベーションの実現に向け、3名体制で日々活動しています。

特に私は“コミュニケーションデザイン”という言葉を仕事におけるテーマとしていまして、CotoLab.らしく、“CotoLab.だからこそ具象化できるコミュニケーションデザイン”というものを持ち味にしたいと考えています。

では、CotoLab.におけるコミュニケーションデザインとは?という疑問を持たれるかと思いますが、想いが強く話し出すと長くなりますので、またの機会に紹介できればと思っています(笑)

▼Partner事業のWARKS記事はこちら

【実績紹介】株式会社ワーナーミュージック・ジャパン "Lizzo × 改良湯 presents.「特別湯(Special You)」"|CotoLab. Inc.|note
Client: 株式会社ワーナーミュージック・ジャパンAgency :株式会社CotoLab. この度、株式会社CotoLab.は、ダイバーシティ時代のポップ・アイコンLizzoと東京・渋谷にある老舗銭湯「改良湯」とのコラボレーションイベント "Lizzo × 改良湯 presents.「特別湯(Special You)」" を総合プロデュースしました。 ...
https://note.com/cotolab/n/nbcd88b005d63

ー山林さん自身は、デジタルマーケティング事業部のどこに面白さを感じていますか?

実は私は、そもそもは経営企画としてジョインしています。当時、経営企画の視点で、「CotoLab.を成長・スケールさせていくには、デジタルマーケティング事業部のビジネスモデルを確立させ、事業として成り立たせる必要がある」と考えました。そのため、正確に言うと経営企画という役割の中で、注力業務としてデジタルマーケティング事業部を運営しているというのが実体です。

事業部が成長すれば会社も成長しますし、事業部が成り立たなければ会社は足踏みを続けることになります。経営企画メンバーとして、CotoLab.の成長とスケールを目指した取り組みをしつつ、自分の経験を最大限活かせるので、現在の私にはもってこいの状況と役割です。

その中で、CotoLab.のデジタルマーケティング事業部は、B.O.M事業という自社開発の SaaSビジネスと、Partner事業というアーティスト支援の受託ビジネスがありますので、異なった面白さを体験しながら能力開発ができると思います。欲張りな方や、好奇心旺盛の方には最高の環境だと考えています。

余談ですが個人的には「デジタルマーケティング」という言葉に腹落ちはしていないので、早くマーケティング事業部という名称に変えたい一心です・・・(笑)

ーこの仕事をするうえで、苦戦したことはありますか?

デジタルマーケティング事業はありがたいことに大変好調で、2022年度では昨年対比300%以上で成長を続けています。前述の「デジタルマーケティング事業部のビジネスモデルを確立させ、事業として成り立たせる」という目標を踏まえますと、かなり良い感じです!💪

ですが、現在の体制・人員のまま事業部を運営した場合、社内外含め事業部のブランディングは可能かと思いますが、事業部のスケールにはならないと考えています。

ここで言う“スケール”とは、主に売上や利益といった事業部の元手となる部分です。そのため、苦戦というよりは課題になりますが、事業部に熱い気持ちでジョインしてくれる仲間の採用が急務であり、最優先事項となっています。私自身、あまり世に出ることは得意ではないのですが、採用活動にも関係するということで本インタビューに答えていますので、本気で採用に取り組んでいます!(笑)

ーいつもお忙しそうですが、仕事とプライベートのバランスはどのような感じですか?

働き方に関する考え方は人それぞれという部分もあるので、バランスと言われると回答が難しいですね。正直、休日含め毎日何かしら仕事はしているので、「平日19時以降は完全にプライベート」「土日祝は完全にプライベート」と言った切り分けができているわけではありません。ただ、この働き方は1社目を退職した後からずっとしているので、自分がそうしているんだと思います!(笑)CotoLab.以外にも、やっている仕事がありますので。

一方で、私なりのワークライフバランスの整え方やプライベートとの向き合い方は明確にしているので、仕事に追い込まれてしんどい思いで毎日仕事をしている、ということは決してありません。

私自身、クラフト(自身を通じたモノゴトの具象化)が大好きなので、その点では仕事という時間や環境は、クラフトには最適だと思っています。もちろん仕事ですので責務を果たすべく、自身の役割、業務におけるクオリティコントロールには務めていますが、良い意味でマイペースかつリラックスした状態で仕事に従事していると思います!

一見、仕事ばかりしているように見られますが、自分なりのルールでコントロールしてワークライフバランスを充実させています。これが実現できるのがCotoLab.の良さでして、自身に合わせたワークライフバランスを自身で整えて、仕事に向き合うことができていると感じてます。

ただ、私の役割が経営企画や事業部の部長ではありますので、事業部はもちろんのこと、会社の成長とスケールに務めることが大きな役割だと考えています。今日できることは当日中に完了させ機会損失を防ぐ、閃いたアイデアはその時に言語化してアイデアをストックしておくなどを行っていると、やはり仕事の時間は増えますので、会社のフェーズと役割を踏まえた責務や実行力は必要かと考えています。
なので、結論、仕事とプライベートのバランスはセルフコントロールに尽きるかと思います!(笑)

ーこれからCotolab.のミッションを実現するためにチャレンジしてみたいことは?

会社のミッションとして、西村さんの望みとして、「テクノロジーで音楽のエコシステムをアップデートする」を掲げていますので、もちろん私もこちらのミッションを基に、CotoLab.の成長とスケールに換わる業務に従事したいと思います。

その中で、言葉に囚われ過ぎるとミッションの実現に向けた個のアクティベーションに落とし辛いかと思いますので、やりたいことは様々ありますが、私個人としてはこのように考えています。

「私のクラフト力で、アーティスト・音楽事業者と生活者のコミュニケーションをデザインし、音楽のエコシステムをアップデートする」

まずはこちらをビジネスモデルとして確立させ、CotoLab.の1アセットにしていきたいと思います。

そして、そこをスタートにしてデジタルマーケティング事業部としてのビジネスモデルを確立させていき、事業として成り立たせることができれば、会社のミッションと、個(私)の “will” の実現が同時にできると考えています。

ー最後に、改めて今、CotoLab.はどんな会社だと感じていますか?

CotoLab.は2023年で8期目を迎える会社です。これまで私が所属していた大/中規模の会社と比べると、ジョインした当初は確たる会社の構造やアセットがない印象でした。ですので、具象化されたものがなくても気持ちを一つに続けてこられた事実に、少し前までの感想としては「8期目?マジで?すごい!」でした。

でも、この感想は私の固定観念過ぎると思っていまして、今はちょっと違います。

音楽という分野を変革・アクティベーションしていこうと考え生まれた組織 CotoLab. の7年間の歩みは、代表の西村さんを軸にして、個々のメンバーの想いと情熱があったからこそ実現されたものだと気付きました。この7年という時間は、きっとCotoLab.のアセットそのもの、力量の現れなのだと思います。

なので、最初はかなり驚きましたが、私がこの10ヶ月を通じて思うことは、やっぱり個の存在に尽きると言いますが、全てにおいて具象化されて整えられていなくとも、「皆の士気になりエネルギーとなる存在が一つでも共通認識化されていれば、会社を成長とスケールに導けるんだ」ということです。

この士気になりエネルギーとなる存在というのを、7年目では具体的なCIとして具象化しましたので、CotoLab.のこれからの歩みが楽しみですね。

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