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株式会社コズムは、2022年11月に創業し、急速な成長を遂げているスタートアップ企業です。創業以来、AIとIoT技術によって、製造業を中心とした様々な業界のDXを推進し、省人化とクリエイティブな仕事環境の実現に取り組んできました。
今回の社員インタビューでは、コズム取締役CTOの内藤幹太さんに話を伺いました。
コズムの創業メンバーでもある内藤さんは、中学生の頃からプログラミングを独学で学び、21歳という年齢で領域を問わず7業種を経験をした、異端な経歴を持つエンジニアです。
本記事では、そんな内藤さんがコズムにジョインすることを決めた理由や、エンジニアチームの展望などを率直に語っていただきました。
< 内藤幹太さんプロフィール>
株式会社コズム 取締役CTO
株式会社KC技研 取締役(兼務)
12歳より露天商を営む。自身の開発会社で物流業や製造業向けシステム開発や2C向け顧客管理システムや国際物流領域の事業を立ち上げ。21歳という年齢で領域を問わず多くの業種を経験。
21歳までに7事業を経験した若き天才が、コズムに惹かれた一番の理由
ーーまず、コズムに入社するまでのキャリアについて教えてください。
中学時代から商売を営んでおり、その傍らエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。
初めての商売として物販関連の事業をしていましたが、お客さまへの発送管理や物品を送付する際の送り状番号の手動入力が負担となり、売上の増加に伴い、業務に手間取るようになっていきました。この課題に対処するため、自動化されたシステムの導入を模索するようになったのがエンジニアを始めたきっかけです。当時、私が求めていたような送り状関連とステータス管理に使える適切なツールがなく、またパソコン操作に慣れていたことから、「ツールがなければ自分で作ってみればいい」と思ったことがエンジニアとしての第一歩でした。PHP5を使って、見よう見真似でアプリケーションを作りました。今振り返ると認証方式やデータの送信方法など、脆弱性が多くありましたが、後から振り返ると非常に有用で優秀なツールでした。(笑)
ソフトウェア開発を始めてから1年後には、商売を発展させB2Bの企業間取引プラットフォームを構築するようになりました。当時は、寝る間も惜しんで改修や新機能開発に励んでいました。改めて振り返ってみると、私は本当に「システムを作る」ことが好きなのだなと感じます。
その後、エンジニアとしての経験を生かしてAIベンチャーに参画したり、自分の会社の案件として大規模な現場でプログラマーを務めたり、Web3ベンチャーの取締役COOに就任するなど、幅広く様々な業界に携わらせてもらいました。
ーーこれまで様々な業界に挑戦してきた内藤さんですが、その行動に至る動機は何だったのでしょうか。
原動力は、やはり「ものづくりがおもしろい」ということです。
自分の考えたアイデアを現場で試し、知識や経験を深めたいという欲求が湧き上がり、興味を抑えることができなかったのです。
製造業から海運まで様々な業界に対して興味の赴くまま経験してきましたが、直接見ること、肌身で体感することはやはり経験として大きな意味を持っていると感じました。
結果的に、異なる業界に挑戦することで幅広い視野を得ることができ、自身の成長にもつながりました。
ーーそれほどまでに様々なご経験をされてきた内藤さんが、コズムにジョインするきっかけは何だったのでしょうか。
コズム代表取締役社長の橋本は前職では私の直属部下で、仕事でもプライベートでもすごく仲がよかったんです。
橋本が前職を退職した後、コズムを設立する計画を知り、私も橋本と一緒に仕事をしていきたいと思い、ジョインすることを決めました。
彼の陽気で積極的な姿勢や人間性を知っていたので、橋本と一緒だったらやっていける自信がありました。
お客様に最適解を提案できる力を磨きたい
ーー現在、コズムで担当している業務について教えてください。
<CTOとしての業務>
4月付でCTOに就任したところではありますが、業務としては大きく3つ
・組織づくり
・技術開発
・技術戦略の策定
に取り組んでいます。
特に技術戦略に関しては、様々な技術を駆使してお客様のニーズや根本的な価値に寄与できるよう努めています。ソフトウェアやロボティクス・エレクトロニクスなど領域を問わず、常に新しい技術をキャッチアップし、積極的にプロジェクトやプロダクトに取り入れるようにしています。
しかし、やみくもに新しい技術に飛びつくのではなく、レガシーな技術も選択肢に入れ、プロジェクトごとに必要な技術を選定し、お客様に最適解を提案できるよう努めています。
ーーCTOとしてどのような立ち回りを意識していますか?
私の立ち回りは、会社の方針と技術戦略を密接に結びつけ、製造業におけるコズムの存在感を高めることだと思っています。
コズムの強みは、目的に向かうための引き出しの多さです。
ソフトウェア、ハードウェア、電気制御、AI、IoT、ロボティクスなど手段を問わず幅広い領域に対応する姿勢と、それを実現できるメンバーが揃っています。
この強みを活かして、形に囚われず、より大きな視点から大きな価値を生み出すソリューションを提供し、コズムのプレゼンスを発揮していきたいです。
ーーコズムにジョインしてから苦戦したことを教えてください。
まずは、お客様のニーズと技術のバランスをとるのに苦戦しました。
はじめに感じたこととして、「お客様が欲しいものを作るだけではいけない」というものがあります。もちろんニーズに応えることは極めて重要ですが、それだけでは根本的な業務改善には繋がらないことが多々あるからです。
また、製造業の現行のスーパーレガシーなシステムからの脱却には相当な労力が必要であることも実感しています。
これまで日本を支えてきたシステムが既に存在し、新しい技術への漠然とした、しかし大きな抵抗感が現場にあります。
これを乗り越えるには、より大きな魅力づけと技術的な裏付けが不可欠です。
お客様との密接なコミュニケーションと技術的な洞察力を磨き、この2つのバランスを取ることを心がけるようにしています。
問題解決能力に長けた、クリエイティブなエンジニアチームを作りたい
ーーコズム全体の技術力向上のために注力したことを教えてください。
まずは、エンジニア全員に新しい技術への高いアンテナを持つことを徹底させています。
技術は、必ず新しい技術に置き換わる宿命をもっています。そして、私たちの事業はまさにこの過程を通して製造業を進化させていくものです。
技術に強い会社として、この宿命に対して真摯に向き合い、常に最前線で歩み続ける組織でなければなりません。
コズムでは自ら率先して先端技術に触れ、その素直な感想と思いついたアイデアを共有し、積極的にレビューを受ける文化を作っています。そういった文化を通じて、技術の共有を促進しています。
さらに、領域を問わない技術の社内交流を促進するため、新たに技術開発センターを立ち上げるなど、CTOとしてチーム全体の技術力向上に取り組んでいます。
ーーCTOとしてメンバーとのコミュニケーションをどのようなことを意識していますか?
とにかく、たくさん話すこと。
メンバーとは常に双方向のコミュニケーションを心がけ、定期的な会議や報告を行っています。これにより、プロジェクトや組織の状況を隠さず率直に共有し、メンバーと信頼関係を構築し、みんなで良い意思決定ができる環境を整えています。
また、メンバーの意見に耳を傾けることも重視しています。CTOとしてチームをリードするには、メンバーの参加が不可欠です。そのため、メンバーのアイデアや懸念に真剣に向き合い、チームのモチベーションやパフォーマンスを向上させるよう努めています。
ーーコズムのエンジニアチームの魅力について教えてください。
エンジニアチームの最大の魅力は、互いに切磋琢磨できる環境です。
コズムのエンジニアは知的好奇心が旺盛であり、自発的に新しい技術を調査し実装するなど、高い情報感度を持っています。私自身も、チームメンバーから刺激を受けながら、新たな知識を得て日々成長しています。
ーー内藤さんが思う理想のエンジニアチームについて教えてください。
コズムのビジョンは、「日本を代表する企業になること」です。
ビジョン実現のためには、私たちエンジニアチームも日本を代表するエンジニアチームであることが求められます。
そのために、既存の枠組みにとらわれず常に新しいアプローチを提案できる、クリエイティブな問題解決能力に長けたチームを目指します。
会社の成長に伴い、私たちは日本を代表するエンジニアチームとしての地位を確立していきたいです。
ーー内藤さんが働く上で大切にしている価値観について教えてください。
「やれない可能性を考えない」ということを大切にしています。
難しい課題に直面した際にも、自分やチームの能力に疑いを持たず、積極的に前向きな姿勢をとるように心がけています。
もちろん、リスクや障害を完全に無視することはできませんが、CTOとして強気な姿勢を見せることで、メンバーのモチベーション維持にも繋がると考えています。
ーーこれからどんなエンジニアと一緒に働きたいですか?
好奇心旺盛な人と一緒に働きたいです。
先ほども述べたように、コズムには好奇心旺盛なメンバーが沢山います。そんなメンバー達と新しい技術を共有し、実装することで、積極的に技術向上を目指せると思います。
コズムに入社した際には、ぜひエンジニアチームに新しい風を吹かせ、一緒に日本を代表するエンジニアチームを目指しましょう!