はじめまして、みらくいたんです。
このシリーズではクックパッド社員に、普段のお仕事や働き方についてインタビューしていきます。
第一弾は、検索事業部の「兼山元太」さんです!彼は2010年からレシピ検索機能の開発に取り組んできた重要人物の一人です。
では、さっそくいってみましょう!
みらくいたん:かねやまさん、かねやまさん、最近のお仕事ぶりをインタビューさせてください!
兼山さん:あ、みらくいたん!もちろん大丈夫です〜。
# いつもの食材の新しい食べ方
みらくいたん:最近はどういったことに燃えているんですか?
兼山さん:最近、Androidアプリで新しい機能をリリースしたんです!
今回リリースした機能は、アプリのトップ画面をガラリと変えて、いつもの食材の新しい食べ方(メニュー)を提案するというものです。順次公開対象をひろげて、9月以降にすべてのユーザーにリリース予定です。
兼山さん:今までのクックパッドは、冷蔵庫にある食材を検索ボックスに入力して人気順なり新着順をみる、というのが基本的な使い方でした。
料理には、正式なメニュー名がつかないものがたくさんあります。例えば、キャベツの炒め物だったり、蓮根の梅肉和えだったり...etc。名前がないものは検索しづらく、検索している限りたどり着きにくい。そういったレシピとの出会いを増やしたくて、このサービスを作ってきました。
具体的にいうと、
- いつも同じスーパーに通って、同じような食材を買ってしまう
- いつもの食材で毎日人気順検索をしても、目につくレシピは変わり映えしない
その結果、新しいメニューにたどり着きにくい。という問題意識があり、それを解決したい!というところから発想が広がりました。
アップデートによって、同じ食材でもいろいろな食べ方を候補に入れやすくなるはずです。新しい食べ方を試し、その結果、この調理法はクックパッドをみなくても料理できる!と思える食べ方を広げていってもらえるといいなと思います。
# ユーザーの暮らしぶりからニーズを調査
みらくいたん:検索機能といってもキーワード検索だけじゃなく、レシピのいろんな探し方を模索しているんですね!
普段、どうやってそういった機能を考えているんですか?
兼山さん:機能開発にはユーザーからいただいたご意見を参考にするだけではなく、ユーザー自身が気づいていないニーズに気づくことが必要です。ニーズを調査する方法の一つとして、ユーザーインタビューを行っています。サービス開発者がユーザーのご自宅に訪問し、キッチンや暮らしぶりを拝見した上で、お話をうかがいながら毎日の生活をイメージしつつニーズを深掘りしていくんです。
みらくいたん:え!? ご自宅にまで訪問するんですか? そこまでするのはクックパッドというサービスならではなんでしょうか。
兼山さん:そうなんです。入社した当初はとても衝撃でした。 そして、そうすることで理解は深まるしユーザーの問題は解決すべき課題であると共感できます。
みらくいたん:当初、兼山さんが感じた解決すべき課題とはどういったものだったんですか?
兼山さん:僕がその時に感じた課題とは、
「誰かのために作ろうとした瞬間、料理はとてつもなく難しくなる」
というものでした。
味付けだったり日々の献立だったり。 誰もそうといわなくても、毎日同じでは手を抜いていると自分で感じてしまうとか。ちゃんとしようとするんだけど、一つ答えがあるわけでもないので悩んでしまう。しかも時間はない。それにとても共感しました。
みらくいたん:たしかに家族のために作る料理だと味付けに失敗したくないし、毎日同じ物を食べさせるわけにはいきませんよね。
僕が家族に料理を作ろうとすると手際が悪くて本当に時間がかかるんですよね。 僕もAndroidアプリで新しい食材の食べ方を試してみよっと!
# フルフレックスという働き方
みらくいたん:7月からフルフレックスタイム制度の試験運用を始めましたが、働き方に変化はありました?
兼山さん:自分でリズムが作れるので、とても働きやすくなりました。 とはいえ、各人が自由気ままに出社するとMTGが設定しづらくなったり、顔を合わせる機会が極端に減ったりしてしまう可能性があります。 そのため、僕のチームでは「各人がそれぞれのコアタイムを決める」というルールのもとこの制度を運用しています。
フルフレックスを導入する目的は、各人のライフスタイルを尊重し働き方を選んでもらう、ということだと思います。あるパパ社員は子どもを保育園に送ってから出社することができるようになったり、また一方で、出社時間を前倒しして夕方以降に趣味の時間を充実させたりできるようになった社員もいます。
みらくいたん:1人暮らしをしている若い世代から子持ち世代まで幅広く社員がいると、そのぶん働き方にも幅を持たせられる制度ができるのは納得ですね。
みらくいたん:最後に、今回リリースしたサービスの今後について教えて下さい。
兼山さん:リリースはゴールではなくスタートだと考えています。 今後は改善フェーズを回しながら、よりよいサービスに磨き上げていきたいです。
みらくいたん:リリースしてからが、本当の正念場ということですね。 どう変わっていくのか、僕も利用しながら楽しみにしたいと思います。
このたびはインタビューにご協力いただき、ありがとうございました!
兼山さん:とんでもないです、こちらこそ。では!
※ こちらのインタビュー記事は以下の記事の内容を転記しています。情報は2016年8月29日現在です。