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スタッフインタビュー③ | 障がい福祉事業所のオープニング。1号店開設準備をどう乗り越えた?

こんにちは。採用担当の佐藤です。

お会いする方から、「ウーリーでは、どんな方が活躍されていますか?」「障がい者就労支援施設は、どういう施設ですか?」と質問をいただくことがよくあります。そんな声にお応えすべく、ウーリーの思いや日常をスタッフインタビュー形式でお届けします。当社の雰囲気や、事業所で障がいを持つ方と向き合うスタッフの思いを伝えることができると嬉しいです。(当社HPにも掲載されていますので、ぜひご覧ください!)

今回は、ウーリー設立後初となる、就労継続支援B型事業所「ウーリー春日部」のオープニングから、パートスタッフとして携わる山内をご紹介いたします(現在は社員)。事業が軌道に乗る前からウーリーを知るパイオニア的存在ですが、プライベートでは家庭を大事にする2児の母でもあります。


生みの苦しみがあったからこそ今がある

ー創業期のウーリーを知るメンバーの一人として、当時を振り返ってお話しください。

子育てが少し落ち着き、復職を考えていた時、ウーリーの募集を見つけました。障がい者支援は学生時代に実習の経験もあり、興味があったのです。

ウーリーとして初めて立ち上げる事業所のオープンを1か月後に控えたところでの採用でしたから、慌ただしく、みんな必死で。余裕もないですし、集まったスタッフの経験値もバラバラで、衝突が起きることもしばしばでした。代表は、毎日あちこちに奔走しつつも、私たちの話に耳を傾けてくれて。中には意見が合わず去っていくスタッフもいましたが、そうしたぶつかり合いのなかで、次第にどちらかが歩み寄り、助け合いが生まれるようになっていきました。

オープニングに携われたことは、今思うととても貴重な経験でした。新しく事業を起こす、その生みの苦しみ、誕生の喜びを一緒に味わい、代表の真剣な姿を間近で見て、その人柄や、考えも知ることができました。門出はあちこちにぶつかりながらでしたが、原野だったところに道が拓かれ、いつしか安心してお互いの意見を言い合える、ウーリーらしさが形作られたのは、こうした過程があったからこそと思います。


ウーリーはご利用者様の安全な居場所

ー開設準備期間を経て、春日部事業所がオープンしたときはいかがでしたか。

最初はネームバリューもツテもなく、ゼロからのスタート。不安がなかったわけではありませんが、春日部の管理者になられた吉岡さんが、抜群のリーダーシップと機動力で、みるみる人脈を拡げ、良好な人間関係を築いてくださいました。今では外部との連携もスムーズになり、仕事がとてもしやすいです。

ーウーリー春日部と言えば、“あまびえキャンドル”が人気です。

すると、それまでは人と話をすることも、事業所の扉をくぐることも難しく、週に1~2回通えるか…という状態のご利用者様(Aさん)が、制作に興味を持たれ、ご出勤が少しずつ増えていきました。Aさんの作るキャンドルはとてもセンスが良く、瞬く間に作品の固定ファンが付き、オーダーの依頼まで入るようになりました。作品は、オンラインショップや、市内の小売店様で販売しております。ご購入者様からの声はAさんにも届いており、今では作品完成を待ちわびるお客様のために、毎日ご出勤されるまでになりました。

ウーリーがAさんの糧になり、安全な居場所となっているのが感じられ、私たちスタッフは無上の喜びを感じています。ご利用者様のこうした変化を拝見できるのは、この仕事の醍醐味ですね。



気負いを緩めたら、色々なことが楽になりました

ー最後に、家庭と仕事の両立について、何か秘訣はありますか?

ウーリーで働き始めて今年で3年目、今では家族の協力のもと、フルタイムで勤務しています。入りたての頃は人に頼ることができず、全部自分でやらなくては、と思っていました。結果、責任感に疲れ、家族ともうまくいきませんでした。今は職場に頼れる仲間もできて、困った時は甘えることができています。そうなると、家庭も良い感じに回るんです。たまに帰宅が遅れると「ママ、遅刻だよ」なんて注意されますが(笑)、私がどんな仕事をしているのか子ども達も興味津々のようです。いつのまにか我が子たちも、Aさんのキャンドルのファンになっていて、時々ショップもチェックしているようです。

仕事と家庭、両立の秘訣があるとしたら、気負い過ぎないことでしょうか。そして適度に頑張る。私には、今がちょうどいいバランスです。

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ご利用者様のお仕事の選択肢を増やすために、新しくスタートしたキャンドル制作。創業期の大変な時期をスタッフ総出で乗り越えたからこそ、ご利用者様の働きやすい環境や新しいキャンドルづくりの体制も整えることができたのでしょう。

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