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スタッフインタビュー① | デザイナーから障がい福祉業界へ。仕事のやりがいや面白さって?

こんにちは。採用担当の佐藤です。

お会いする方から、「ウーリーでは、どんな方が活躍されていますか?」「障がい者就労支援施設は、どういう施設ですか?」と質問をいただくことがよくあります。そんな声にお応えすべく、ウーリーの思いや日常をスタッフインタビュー形式でお届けします。当社の雰囲気や、事業所で障がいを持つ方と向き合うスタッフの思いを伝えることができると嬉しいです。(当社HPにも掲載されていますので、ぜひご覧ください!)

今回は、2021年7月より、ウーリー上尾にてパートタイムで働き始めた支援員の斎藤です。美大卒、デザイン関係企業出身というウーリーの中ではちょっと異色の存在。支援員としてご利用者様の様子に目配り、気配りをする一方で、クリエイティブな経験を生かし、ご利用者様ひとり一人の特性や興味に沿う創作のカタチを模索しています。(2022年4月現在)


「お母さんは何がしたいの?」子どもの一言にハッとさせられた

ー ウーリーに出会うまでと、そのきっかけを教えてください。

大学では美術を専攻し、卒業後は雑誌の編集や、雑貨の企画デザインなどをしてきました。その現場は、大量生産、大量消費が常で、私の理想とする「ゆっくりと大切に」を信条としたモノづくりとは、かけ離れたものでした。

その後結婚し、子どもを授かりましたが、とても繊細で敏感な感性を持った子で、本当に大変な子育てでした。フルタイムの仕事をするのは難しかったため、資格を取り、時間の自由が利く訪問介護の仕事で復職したのですが、子育てと仕事で毎日、目いっぱいで…。そんなある日、当時小学生だった我が子が、私に問いかけて来たのです。「ねぇ、お母さんは一体何がしたいの?」と。

正直、ハッとしました。今まで私は子どものことばかり優先で、自分を見てこなかったことに気づきました。そこで改めて考えました。私は何がしたいの?って。

て、子どもに発達障がいがあったことで、いつも誰かに助けられてきましたから、いつかは支援する側になり、恩返ししたいと思っていました。かといって、ずっと続けて来たモノづくりの世界をこのまま終わらせたくもない。そんなバラバラな思いのカケラが、ピッタリとはまったのが、ウーリーだったのです。


どんな結果も全身で受け止めたかった

ーウーリー上尾事業所には、立ち上げから携わってこられましたね。

昔から、モノ作りをしたい気持ちと同じぐらい、新しいことにチャレンジしたり、自分のしたことの手応えを感じたいという思いが強くありました。ですから、ウーリー上尾事業所の「オープニングスタッフ募集」の文字を見た時は心が躍りました。

すぐ面接に行き、自分の思いのたけを話しました。代表は、「斎藤さん、あなたのやりたいことができるB型事業所は、恐らくウーリーしかありませんよ」って(笑)。

それからは、本当に色々なことを任せていただきました。事業所開設に先立ち、今後、関りができると思われるあらゆる機関や企業にご挨拶に行き、ウーリーを知っていただこうと営業もしましたし、オープンしてからは、支援員の仕事に加え、ご利用者様それぞれの個性を引き出せるような創作のお仕事を考えたりもしています。

ー上尾事業所では色々な創作にもご利用者様が取り組んでおられますね。

最初は、何か一つの創作物をいくつかの工程に分けて、みんなで作ることをイメージしていました。でも、ご利用者様にヒアリングすると、レジン、コサージュ、編み物など、それぞれにやってみたいことがある。こんなにも表現したい気持ちがあるなんてと、少し驚きつつも嬉しくて。家に帰って、リクエストのものを試作し、どの辺が難しく、気を付けるポイントはどこなのか把握し、ご利用者様に教え、一緒に作るを繰り返してきました。商品化できるまで家で何度も改良を重ねる私を見て、子どもは、「最近のママ、なんだか楽しそうだね」なんて言っています(笑)。




ワクワクが止まらない。気づけば、子に誇れる自分がいた

ー仕事のやりがいや面白さ、今後の展望はいかがですか?

ウーリーには、大勢が苦手な方、人がいると震えてしまう方、肢体が不自由な方など、様々な障害をお持ちの方が通われています。初めて来られる方は皆、一様に緊張したご様子なのですが、ここで一緒に作業をしていくうちに、日々の小さな手応えの積み重ねでしょうか、「何もできない」と思っていたご利用者様の心が、「こんなこともできる」に変わっていくようなのです。不思議と表情が和らいで、ご利用者様同士の交流も生まれていきます。そして気が付くと、人がいても震えなくなっていたり、動かなかった手が動かせるようになっていたり。それに気づいた時はすごく嬉しいですね。

また、スタッフのやる気次第で、様々な経験をさせてもらえるのも、ウーリーの面白さです。これまで勤めた会社では、自分の声が上に届くことはなく、物足りなさを感じていました。ですから、こうしてパートにも関わらず、私の裁量で色々とチャレンジさせていただける環境は、もうワクワクしかありません(笑)。

今後は、一事業所だけで制作を完成させるのではなく、他の事業所ともコラボして、付加価値のある商品を生み出せたらいいなと思っています。それが発展して他の福祉施設とのコラボまで繋がっていけたら、この業界をもっと盛り上げていけるのでは?そんな未来にまで夢は膨らみます。

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雑貨の企画デザインと障がい福祉、事業領域は異なりますが、斎藤は経験・考え方がWOOOLYにぴったり合致し、当社に転職。ご利用者様のお仕事の選択肢を増やすためにどうすれば良いかを日々考え、そして実践してみる。チャレンジ精神あふれるウーリーの考え方を仕事を通して体現してくれているのではないでしょうか。

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